こんにちは、シーラカンスです。
先日、マイカーを車検に出しました。
古い軽自動車ですが、総額で14万円かかりました。
タイヤやバッテリーなどの消耗品をを事前に交換した上でこの費用ですから、総合計だと20万円を超えたことになります・・・。仕方のないことです。
幸い、前職(まだ有休消化中で籍はあります)の会社からの賞与で何とか支払うことが出来ました。内心、ホッとしています。
今回の車検費用が高額だったのは、
・「右後輪のショックアブソーバーが油漏れを起こしていた」
・「右前輪のブレーキディスクが段付き摩耗していた」
という古い車特有の故障が見つかったためです。現実的に「直して乗る」か「廃車」の2択しかないわけですから、修理を依頼したのですね。
かなりの出費ではありましたが、それでも「新しい車に買い替える」よりは経済的ですね。これでもう2年、今の車に乗り続けられます。
整備が完全である限り、何も恐れることはありません。
安全性に問題がない限りは、しつこく整備して乗り続けます。
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新車に乗り換えるのは簡単です。
しかしそのためには、自動車ローンという「借金」をしなくてはいけません。
私・シーラカンスは、「借金」を恐れています。
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絶対にしたくありません。
利息は「もらうもの」であり、払うものではないのです。
だからこそ、「自分のお金」で車の問題を解決できたことを嬉しく思います。
■「投資は余裕資金で」の違和感
投資の世界ではよく「投資は余裕資金で」と言われます。
私・シーラカンスは、この決まり文句に違和感を覚えます。
「余裕資金」って何・・・? と。
「余裕資金」があるなら、そもそも投資なんか必要ありません。
手元に何億円もあるなら。
毎月数百万円が確実に入ってくるなら。
そもそも「投資」なんて、「リスクのあること」をやる必要など無いからです。
お金が無いからこそ、なおのこと、投資に励んでいるのです。
お金が無いからこそ危機感を覚え、必死にお金を浮かせ、投資しているのです。
貴重なお金だからこそ、下調べを徹底し、慎重に投資に取り組んでいるのです。
投資をやる人であれば、この感覚を理解してもらえると信じます。
消費者金融がいうところの「ご利用は計画的に」と同じような違和感。
「計画的な人はそもそもサラ金で借りないよ」という、あの気持ち悪さ。
私は、「投資は自己責任」という言葉は納得できます。
ただ、「投資は余裕資金で」だけは、どうしても納得がいかないのです。
一般家庭で余裕資金なんて無いのですから・・・。物価高ですし。
ああ・・・。伝わるでしょうか? この「モヤっとする感覚」。
「綺麗事言ってんな」という、この反感。
「余裕がないからリスクを負って投資してるんだ」と。
「無くなっても困らないお金」ではあるけど、雑には使えないんだ、と。
だって「余裕資金」じゃないから。
「余裕がない中、必死に捻出したお金」だから。
■「浮かせたお金を投資に回そう」が実際に近い
私のブログの読者様は、ほとんどが会社員や個人事業主など、何らかの仕事をされている方だと思います。
収入の形は様々(給与だったり家賃収入だったり・・・)だと思います。
それでも、
「節約に励んで投資資金を捻出している」
という点では共通ではないでしょうか。
特に自分で会社や不動産を経営される人であれば、出費に対して非常にシビアな目を持っていることでしょう。
散財していては、不況の時に事業を続けられないからです。
逆に、「出費にシビアだからこそ、今日まで生き残れた」のかもしれません。
あらゆる節約・倹約をして、時には妥協や我慢をして。
それでも頑張って投資を続けているのが実情ではないでしょうか。
・・・そこまでして、なぜ?
「未来への希望(あるいは危機感)」があるからです。
だからこそ、「今」を工夫して生き、投資資金を作る努力を惜しまないわけです。
「今」がんばれば、未来が良くなると信じているからです。
■節約も立派な「投資戦略」です
会社員である場合、基本的には収入はそんなに簡単には上がりません。
お金が残るかどうかは、「収入と支出の差」でしかありません。
ならば、支出を考えていけば、お金が残ります。
このお金を投資に回すと、未来が少しずつ良くなります。
少なくとも、「貯金もないし借金もある」よりは遥かにいいですね。
ところで、私・シーラカンスは「カッコよく生きよう」とは思いません。
元々が貧困層の出身だからです。
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服を小ぎれいにして、普通に生きていれば、それで十分だと思っています。
子供のころ、「家に食べるものが何もない」という経験をしていますから。
その恐怖さえ無ければ私は十分であり、安心していられます。
今、私の家の台所を見ると、お米が十分にあります。
パスタ、しょうゆ、肉、野菜の在庫も潤沢です。
「絶対に飢えることがない」という安心感。
私は恐らく、他の人よりも「幸せを感じるライン」が低いのだと思います。確かに貧困家庭出身で辛い思いはしましたが、投資家としては有利な資質かもしれません。
もちろん二度とあんな惨めな思いをしたくありませんから、バリバリ働いて、時には転職して給料を上げて、投資に励んでいます。
生まれが裕福でなかったからと言って、人生を諦めたくはないからです。
また「株で遊びたい」わけではないため、堅実な投資しかしません。
私はKO(コカ・コーラ)やPG(プロクター&ギャンブル)など、退屈な銘柄しか買いません。私はこれらの株を一種の「定期預金」とか「債券」のようにとらえています。
つまり、値上がり益は最初から期待していないのです。
私が求めるのは「配当金」と「株数」です。
利回りは小さい(年利3%くらい)ですが、私には時間がありますから問題にはなりません。30年もやっていれば、元本の2倍くらいにはなるでしょう。
ただ、株そのものの値上がり益は期待できないため、どんどん投資資金を捻出し、株券に転換しなくてはいけません。入金力がある程度必要な投資法ですね。
そんな価値観を持っていますから、
・服はユニクロやイオンで。
・古着でも構わない。洗えば着れる。
・下着類はスーパーの衣料品売り場で。ブランド品でなくていい。
・マイカーは中古の軽自動車をしつこく整備して乗り続ける。
・スーツは青山の安いやつ。(次の仕事はスーツ勤務です)
・特売の刺身や総菜が買えたら最高に嬉しい。
・ノートパソコンは7万円くらいのもので必要十分。
・豚肉は100g88円のコマ肉をキロ単位で買って小分けして冷凍。
・お米は5合一気に炊いてラップに包んで冷凍。
・本は図書館で借りる。予約や取り寄せも駆使する。
・隣の地方くらいなら、車中泊で出かける。
・ふるさと納税を申し込む。税金を取られっぱなしでは終われない。
・スマホはiPhone SEの一番安いやつ(機種変更の時にもらった)を使い続ける。
・もちろん格安SIMを刺して使う。月の通信費は3500円。
・仕事には弁当と水筒を持っていく。
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・・・という感じで生きています。
「倹約」については、
・『私の財産告白』
・『となりの大富豪』
・『バビロンの大富豪』
などの古典的な名作が詳しく、お勧めです。私もそれらの本を参考にしました。
正直、私の生活スタイルに、「華」は感じないでしょう。
もっと言えば「お金が無さそう」。
でもこれは、私に「株を買いたい」という「欲」があるからそうしています。
株で財を成したいなら、多額の・・・それこそ、数千万円のお金が必要です。
そのためには日々倹約に励み、投資資金を作らなければなりません。
今、贅沢していられるほど、私は裕福ではないのです。
だから私は、地味に生きています。
私の場合は「米国配当株を買い続ける」という方法で資産を作ろうと努力しています。投資信託やETF、不動産、貴金属・・・。
投資対象はその人に合っているものであれば何でもいいと思います。
自分に適した方法で、投資を続けていきましょう。
投資を続けていけるよう、節約に励み、資金を作りましょう。
既に節約に取り組まれているなら、その「いい習慣」を続けましょう。
投資は楽しいものです。特に個別株投資(配当狙い)など、「レアカード集め」のような楽しさがあります。一生をかけて楽しめるという点で、ある意味「ライフワーク」と言えるかもしれません。
創意工夫で投資を長く続けて、豊かになりたいですね。