こんにちは、シーラカンスです。
私・シーラカンスはクレジット決済ブランドのV(visa)に投資していますが、「クレジットカード」を1枚も持っていません。
過去にクレジットカードで失敗し、「任意整理」で3年かけて清算したためです。
任意整理は自己破産と同様に「金融事故」であり、5年以上はクレジットカードの作成やスマホ端末代の分割払いなどの「借金」が一切できなくなります。
今ならもう一度クレジットカードを作れるとは思いますが・・・。
私はあえて、そうしません。
あくまでも「現金払い」(電子マネー含む)を貫くつもりです。
かなり痛い目を見たからです。
・「債務者であること」
・「金融事故を起こした者であること」
の苦しみ、恐怖、絶望感、屈辱を、嫌というほど思い知ったからです。
・「支払いを先送りにすること」
・「借りたお金で贅沢すること」
が、どれだけの事態を招くのか思い知ったからです。
今日は「ローンと借金」についてです。
■投資のきっかけは「借金」でした
私・シーラカンスが投資を始めたきっかけは、「任意整理」でした。
クレジットカードの返済が追い付かなくなり、仕事も収入も不安定(工場で派遣社員をしていました)だったことから、弁護士の先生に助けを求めたのです。
その結果
「120万円を7年かけて清算する」「利息はカット」
という破格の条件を引き出してもらうことに成功しました。
本来であれば3年で清算となることが多いですが・・・。
先生もカード会社も、
「あ、コイツの収入じゃ無理だ」
と思ったのでしょう。
結局この「任意整理」は、予定よりも早く3年で完了できました。
この長い返済の間に、
・「何でこんなに利息って重いんだ」
・「利息をもらえる側だったら良かったのに」
・「桐谷さんみたいに優待がもらえればいいのに」
と色々考えたところから、投資に興味を持ちました。
もちろん借金を返している身でしたから、投資は出来ません。
それでも、
・ブログを読む
・節約を実践する
・お弁当や水筒を作って職場に行く
・車を自分で整備する
・可能な限り中古品を探して買う
・図書館で投資本を片っ端から読み漁る
・・・など、お金が無ければ無いなりに、出来ることはあるものです。
どなたかの投資ブログに、
「お金が無くても、戦略は立てられる」
という一文があり、これが私の心の支えとなりました。
その後清算を完了し、私自身も大型免許を取って転職して収入を上げていきました。
借金を全て清算し、貯蓄も多少できたことから投資を始めました。
最初は国内株や端株、金貨、FX、デイトレなど色々と試してみました。
色々試していった結果、
「米国・英国の個別株を買い続ける」
という方法にたどり着き、今の投資スタイルを確立しました。
数年にわたる借金返済はかなり辛いものでした。自業自得であります。
本来であれば「経験したくないこと」です。
しかし今思えば、私にとっては「必要な経験」だったのだろうと思います。
お金のことを真剣に考えていなかったのですから・・・。
結局はどこかのタイミングで借金をすることになったと考えるからです。
20代のうちに大失敗を経験できたため、かえって良かったのかもしれません。
まだ、挽回する時間がありますから。そう信じています。
■ローンだって「借金」です
このような「過去の過ち」から、私は「借金」をとても恐れています。
「返済期日にしっかり返せるか」という恐怖を、私は忘れられません。
また、私に言わせれば「住宅ローン」だって、「カーローン」だって、すべて借金です。
どんなにきれいな名前がついていたって、結局のところ、
「今の自分の支払い能力を超えた高額品」を欲しがっている
という事実は変わらないからです。
これはサラ金などから借りる「借金」と、何が違うのですか。
結局返済するのは「未来の自分」であり、厳しい言い方ですが、
「未来の自分の財布からお金を盗んでいる」
ことと何ら変わりない、と私は考えています。
ただ、例外的に「投資用不動産の取得のためのローン」なら良いと考えます。
返済を「自分のお金」ではなく
「家を借りている人からの家賃」
でまかなえるからです。
つまり、
「自分のお金ではなく他人のお金から返済できる」
ということです。
もちろん「空室リスク」や震災・水害などのリスクはあるものの、それでも個人的な贅沢のための借金とは性質が違います。計画がしっかりあるなら良いかもしれません。
一方で「自分が住むための家」を買うための住宅ローンは「借金」でしょう。
投資として考えると、何も利益を生まないからです。
「家族が家を残したい」というのは素敵なことですが・・・。
あくまでも「投資」ではなく、「高価な自家消費」と私は考えます。
もし私が家を買うなら、中古住宅を現金一括で買います。
たとえ株をすべて売却して失っても。
何かを得るなら、何かを失わなくてはいけません。
その場合、私は大事にしている株を、あえて売却します。
借金を負うくらいなら、そうします。
例えローンが通るとしても。
それくらい、「ローン」「借金」は嫌なのです。
また、カーローンだって同じことです。
現金一括で買えないものを求めている時点でアウトでしょう。
車は「札束」で買うものであり、借金してまで買うものではないと考えます。
長期間乗れるとはいえ、あくまでも「消耗品」だからです。
食器洗剤や衣類と同様に、「自分で消費するもの」でしかありませんから・・・。
・本当に普通車じゃないとダメですか?
・本当に、新車じゃないとダメですか?
・そもそも、車自体、必要ですか?
・即金で買えるよう安い中古車じゃ、ダメなのですか?
・実は同僚や近所に対する「見栄」を張っていませんか?
・・・「身の丈以上の贅沢」ではありませんか?
私は
・「借金しないと買えないものは全て分不相応」
・「消費者金融はダメなのにローンなら組んじゃうのは何で?」
・「パチンコの借金はダメなのに、車や家なら借金しても良いと思うのはなぜ?」
・「手元にないお金で何かしたいのは、同じだよね?」
・「家をキャッシュで買えないなら、一生賃貸で構わない」
と考えています。
あくまでも「その人の価値観」に関わることであり、家や車をローンで買う人を否定するつもりはありません。
ただ、「私はそう思う」というだけのことです。
■この世で一番無駄な出費・・・「金利」
なぜ私がこれほど借金を嫌い、恐れるのか。
もちろん「過去の失敗で懲りたから」というのが最大の理由ですが、別の理由もあります。
「金利」が気に食わないのです。
お金を借りるなら、当然タダで、というわけにはいきません。
「お金の使用料」が必要です。
それが「金利」です。
誰だって、何の得もないのにお金なんて貸したくありませんから、当然ですね。
金利を払うということは、「手元にないお金を貸してもらう」ということ。
逆に言えば、「自分のお金で払えれば必要ない出費」であります。
金利は何も生み出しません。
自分のもとに、物も権利も、何も残りません。
この世で最も無駄な出費です。
誤解を恐れずに言えば、
「身分不相応な贅沢に対する罰金」
です。
「自分のお金で払えないから借りる」わけですから・・・。
これを「身分不相応」と言わず、何と言いますか。
■所有権は完済するまで手に入らない
住宅ローンで買った家、カーローンで買った自動車。
これらの所有権は、誰のものでしょう。
完済するまでは、「銀行」「信販会社」のはずです。
つまり、「返済が滞れば取り上げられて、売り払われる」のです。
これって本当に「自分のもの」と言えるのでしょうか?
あまり意識することはありませんが・・・。
家や自動車の真の所有者は「自分」ではないのです。
嘘だと思うなら、「家の権利書」や「車検証」を見るといいでしょう。
そこに「真の所有者は誰か」が書かれていますから・・・。
■「家を建てる」という決断は尊敬します
もちろん、家族のために家を建てたいというのは、良いことです。
住宅ローンを組むということはある意味、「転職を諦める」「今の会社で定年まで働き続ける」ということでもあります。
また、「完済するまでは所有権は銀行にある」というのも、「返済できなければ競売に掛けられる」ということも、すべて理解したうえで家を買うわけですから、
「お父さんの、家族に対する究極の愛」
と言えます。
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「家族のために!」
その志は、私も尊敬します。
車が欲しい人も、そうしたらいいと思います。
私自身、「乗ってみたいな」という車はあります。
一度しかない人生です。価値観も人それぞれ。
どうしても欲しいのなら、家も車も、思い切って手に入れるという選択肢もあるでしょう。
■借金してまで車を買いたくない
しかし、私は借金してまで買わない、ということです。
私の車は、総額23万8000円の、10年落ちの軽自動車です。
今では20万6000キロを走っていますが、買い替えるつもりはありません。
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買った時点で既に10年落ち。
私のもとに来て8年目を迎えますから、製造から18年経っています。
それでも「自動車」としての機能と安全性に問題が無いから、乗り続けています。
「飽きたから」「ボロくなってきたから」
なんてしょうもない理由で買い替えることは、決してしません。
私にとって「初めてのマイカー」であり愛着だってありますし、何よりも
「車検証の所有者の欄が私の名前である」という事実
に大変満足しているからです。
つまらないこだわりかもしれません。
しかし私は、
「お金のことに第三者を噛ませることを極端に嫌う」
というめんどくさい性格をしています。
これだけは私の「信念」であり、曲げられません。
投資するのも「個別株」しかしません。
運用会社が間に入るのが嫌だからです。
あくまでもシンプルに、「私」と「投資先企業」の2者の話にしたいからです。
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車の購入だって同じことです。
私がお金を払っているのだから、所有者名義は「私」であってほしいのです。
信販会社にお伺いを立てて審査され、利息を払ってまで買いたくないのです。
だから私は「現金一括払い」にこだわります。
さて、こんなこだわりから「現金一括」で買ったこのマイカー。
誰からも借金していませんし、機関も快調。
年式は古いものの、見た目もかわいくて気に入っています。
私が「自動車として求めること」も全て満たしてくれます。
・徒歩よりも高速で移動できること。
・雨にぬれずに移動できること。
・安全に、快適に移動できること。
・ラジオや音楽が聴けること。
・エアコンがあり、パワステ、パワーウインドウがあること。
・荷物を積み、大人4人が乗車できること。
・燃料1リットルで、15~20キロ走れること。
・カーナビとドラレコの取り付けが可能であること。
・小回りが利くこと。
・維持費が安く、経済的であること。
・マニュアル車であること。
・近所で悪目立ちするような奇抜なデザイン・高級車でないこと。
・・・何の問題があるでしょう。十分ではありませんか。
乗り出し総額23万円でこれだけの性能要求を満たしてくれているのです。
軽自動車であっても、日常の用件の99%は満たしてくれるのです。
何の不足もないでしょう。
私は、「まだ使えるものを買い替える」意味が分かりません。
私は、「借金してまで車を買い替える」意味も分かりません。
だって、別に今の車で困っていませんから。
エンジンが潰れる、ミッションが破断するなどの「車としての寿命」を迎えるまで、整備して乗り続けるつもりです。
投資も同じようにシンプルな投資に徹し、不必要な手数料を払う気はありません。
■貧乏くさく見えてもいい、私は信念を貫く
このように私は、「借金」「利息」に対してかなりの嫌悪感と恐れを抱いています。
今後一生、家を建てることも、新車をローンで買うこともないでしょう。
今の車をしつこく整備して乗り続け、どうしてもダメなら現金で中古車を買うことになると思います。
はっきり言って、「リッチ」とは程遠い姿です。
もっと言えば「金がなさそう」「貧乏くさい」。
でも、私には「株を買いたい」という欲が、夢があります。
これには多額のお金が必要なのです。
借金して「返済義務」と「金利」を負っている場合ではないのです。
しょうもない贅沢をしたり、借金したりして、この夢を諦めたくないのです。
何も生みださない「金利」を払っていられるほど、私は裕福ではありません。
だから私は、借金をしたくありません。
金利は「払うもの」ではなく、「もらうもの」です。
私には、「借金してモノを買う」ことよりも、やりたいことがあります。
だから私は、現金主義を貫いています。
たとえ、「お金が無さそう」と馬鹿にされても。