「投資家」は意外と希少&マネーリテラシー

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 アベノミクスの時くらいから、投資がブームとなっています。

 

 私・シーラカンスが投資を始めたのもちょうどそれくらいの時期であり、「流行りに乗っかった」と言えるのかもしれません。

 

 私の場合、単元未満株、金貨、銀貨、FX、優待株、色々試してみました。

 

 色々やってみた結果、「米国・英国株」が一番自分に合うと分かりました。

 

 単純に

 

 「ドル建てでアメリカ企業の株を買うって、カッコいいのでは?」

 

 という不純な動機もありますし、

 

・圧倒的な力

・株主保護に積極的

・優秀な経営者が、配当を出すことに血眼になっている(覚悟が違う)

・証券市場が最も発達している(公平性を期待できる)

 

 といった特徴を持つアメリカの銘柄であれば、安心して長期投資できそう・・・と感じたからです。

 

 そのため私は、米国・英国株専門で投資に取り組んでいます。

 

 米国株投資を始めてからというもの、為替や海外ニュース、輸出入などに興味が出てきました。

 

 スーパーに行けば外国メーカーの製品を当たり前のように買えますし(コカ・コーラなど)、「世界ってつながってるんだな」と実感します。投資をしていなかったら感じなかったことだと思います。

 

 ところで、私は近くの大きな貿易港を見に行くことがあります。

 

 鉄鉱石、自動車、石油、食品、穀物、コンテナ・・・。

 

 海の向こうからやってくる、あるいは世界に向けて出ていく貨物船を見ていると、遠い外国へのロマンを感じます。

 

 それと同時に

 

・「これだけ多くの船が出入りし、貿易している・・・」

・「例え不況になっても、この流れは止まらないだろう」

・「外国とこれだけ多くのやり取りがある」

・「きっとこの光景はどの国・どの港でも展開されている」

・「米英の株を持っていても、きっと大丈夫だろう」

・「私の保有銘柄の製品も、こうやって輸出入されているんだろうな・・・」

 

 と感じます。

 

 米国株に投資している方には特に、貨物船が出入りする港を見に行ってみてほしいです。海を見ていると癒されますし、船もかっこいいですし、おすすめです。

 

 同様の理由で、空港(国際空港クラスの大きいのが良い)もおすすめです。

 

 

 

 

 ところで、投資をやっているとなぜか

 

 「みんな投資している」「投資は当然のたしなみ」

 

 という錯覚にとらわれそうになります。

 

 テレビでもネットでも、ニュースでも、投資を勧める記事や広告を多く見ますし、銀行や郵便局に行けば、投資信託国債を勧めるポスターをよく見ます。

 

 しかし実際に投資している人は、意外と少ないものです。

 

 どれくらいの人が、投資をしているのでしょう?

 

■現役投資家は日本人の1割もいない

 内閣府による「証券投資に関する世論調査」というものがあります。

 

 これによると

 

・「現在行っている」:9.8%

・「以前は行っていた(今はしていない)」:8.8%

・「経験が無い」:79.7%

 

 という結果が出ており、投資をしている人は案外少ないことが分かります。

survey.gov-online.go.jp

 

 言い換えると、投資をしている人は日本人の1割にも満たないのです。

 

 つまり、投資をしているだけで多くの日本人よりも豊かになれるチャンスがあるということです。だって、9割の人は株を買っていないのですから。

 

 株(投信・ETF含む)を買うというのは、多くの人にとって「めんどくさい」ものです。

 

・証券口座を開設する。

・入出金用の口座を決めるか開設する。

・株価を調べる。

・業績を調べる。

・現地に調査に行く。実際に店舗に行く。製品を使ってみる。

・買った後も業績の確認をする。

・株を買うお金を作るために節約する。

・不要な保険やサービスを解約する。

・投資資金を作るために残業や副業をする。

・米国株などの場合、為替をチェックする。

・経済ニュースや海外情勢をチェックする。

 

 などなど。

 

 投資をしている人にとっては「日常」ですし、口座開設などの手間は最初だけです。業績などをチェックする時間がないならETF投資信託で安全に投資できます。

 

 また、損するのが怖いなら債券や定期預金だって「資産運用」の一つですし、現物が手元に残る「金投資」という手もあります。

 

 ただ多くの人は「投資」に対してそこまで調べようと思いませんから、

 

・「仕組みさえ作れば、後は楽だよ」

・「安全性の高い方法もあるよ」

 

 ということまでたどり着けないのです。何だか、とてももったいない・・・。

 

 

■「投資家」への一歩を踏み出してほしい

 投資と一口に言っても、いろいろな方法があります。きっと、自分に適した投資対象、手法が見つかります。

 

 私・シーラカンス

 

・「米国・英国株」

・「個別株専門」

・「配当狙いの長期投資推奨派」

 でありますが・・・。

 

 読者さんが投資する場合、全く同じ方法でなくてもいいと思うのです。

 

 (※ここでは投資対象を、初心者でも買いやすい「株」として考えます)

 

 どんな手法であれ、何らかの株を買い、「投資家」となれば・・・。

 

 日本人のうち10%しかいない「希少な人」(現役投資家)になれます。

 

 きっと、他の90%の人よりも資産を築けるチャンスがあると思います。

 

 「株を買える」状態までたどり着けたわけですから、他の人よりも  

 

 「マネーリテラシー」(金融知識)

 

 が豊富だからです。

 

 日本人の80%近くが株を買った経験そのものが無いわけですから、「株を買えた」だけでも「その他大勢」よりもマネーリテラシーはあるでしょう。

 

 一度株を買えば、もっと欲しくなります。

 

 配当金が入れば嬉しくなり、さらに株を買いたくなります。

 

 株を買うためには、お金を用意しなくてはいけません。

 

 そうなれば、節約に目が向きます。

 

 保険やスマホの契約の見直し、不用品の売却などもしたくなります。

 

 無駄遣いに痛みを感じるようになり、衝動買いも減っていきます。

 

 買う前に猛烈に下調べし、シビアに、賢く買うようになっていきます。

 

 生活がスリムになり、お金が残るようになり、投資に回るようになります。

 

 どんどんマネーリテラシーが磨き上げられ、借金をしなくなり、資産額が年々増えていくでしょう。

 

 見栄を張ることもなく、自然体で過ごせるでしょう。

 

 「見栄を張らない、自分を律することのできる立派な人」と言われるようになるでしょう。

 

 この好循環に入って、豊かにならないわけがありません。

 

 働いてお金を稼ぎ、賢く使うことでお金が残ります。

 

 そのお金をそのまま投資に回します。

 

 資産がどんどん増えていきます。仕事にも張りが出てきます。

 

 しまいには、配当金だけで生活費を賄える境地にまで達するかもしれません。

 

 投資に出会ったことで、人生が好転する一例です。

 

 

 

 これが私・シーラカンスが投資を勧める理由です。

 

 きっかけさえあれば、一歩踏み出せば、豊かになれる道が開かれるからです。

 

 株に限らなくても、金貨を買ったり、アパートを買って運営したり、債券を極めたり・・・。色々なやり方があります。

 

 もしこの記事を読んだ人で

 

・「自分には投資は向いていない」

・「投資なんて、よく分からないし・・・」

 

 と迷っている人がいるなら、ぜひとも色々調べてみてほしいと思います。

 

 ワイドショーで見るような「ディスプレイを何枚も並べ、一瞬のうちに高度なトレードを展開して稼ぐ」だけが投資ではないからです。

 

 「堅実な長期投資家」になれるかもしれません。

 

 「海運株など、特定の業界のスペシャリスト」になれるかもしれません。

 

 「優待投資のエキスパート」になれるかもしれません。

 

 「DIYを極めた中古アパートオーナー」になれるかもしれません。

 

 どんな手法であれ、投資対象であれ、自分に合った方法でじっくりと投資に取り組むのが良いでしょう。焦らず、時間を味方につけましょう。

 

 たとえ損失が出ても、マネーリテラシーがちゃんとしていれば、また節約してお金を作り、やり直すことができます。

 

 またそもそも、「危ない投資」自体を避けることができるようになるでしょう。

 

 お金を作ることの大変さ、「投資は自己責任」の重さを知っているのですから。

 

 「給料は、自分の命を削って作ったお金」だと知っているのですから。

 

 そんな堅実な思考の人なら、堅実な投資を選ぶようになるでしょう。

 

 堅実に、時間をかけて増やす道を選ぶことで、資産運用が安定していくでしょう。

 

 

 

 「投資家になる」ということで、

 

 「お金が儲かる」

 

 というだけでなく、

 

・「マネーリテラシーが磨かれる」

・「お金の使い方に鋭敏になれる」

 

 という大きなメリットをも得られます。これは形がありませんが、大きな財産となるでしょう。

 

 

 自分に適した投資を安定して長く続け、豊かになっていきたいですね。