こんにちは、シーラカンスです。
次にやりたい仕事(トラック運転手からタクシードライバーになりたい)が決まり、有休消化中の今、地図片手に市内をドライブして回っています。
市内に20店舗以上あるローカルなスーパーを全て回り、市内の主要道路はだいたい走ることが出来ました。
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同様に、「市内の全ての救急病院」も全て回ってきました。医大、赤十字病院、国立病院などなど・・・。病院の駐車場に実際に行き、可能なら正面玄関にも付けてみました。
転職してから「〇〇市民病院まで、急いで!」とか指定されても不安なく確実に行けますね。
やっと、最低限の市内の土地勘が身についてきました。
しかし、私は気づいてしまいました。
「市内の観光地、ほとんど行ったことない」と。
■地元の名所、意外と行かない説
地元にある観光地って、考えてみると、意外と行かないものですね。
小学校の時に遠足で・・・などはあるのでしょうが、大人になってから、自発的に地元の観光地に行く人というのは意外と少ないと思います。
・富士市の人なら、富士山にわざわざ登ったことがない。
・姫路市の人なら、姫路城に行ったことがない。
・・・こういうことですね。
「他県から観光客がたくさん来ているのは知っている。でもわざわざ行ったことはない」・・・というわけです。よく目にするのに。
地元だからこそ、わざわざ調べることもないし、観光スポットも検索しない。
ご飯も自宅やチェーン店で食べるから、地元の有名店にわざわざ行かない。
ましてや、宿泊なんてする訳がない・・・。
地元の名産品も、わざわざ買うことがない。
観光地の歴史も知らない。調べようと考えたことすらもない。
地元が舞台のアニメがあるのは知ってるけど、見たことはない。
(ゆるキャン△は山梨県身延町などが舞台です。聖地巡礼が人気)
下手すると、観光ガイドブック(じゃらん・るるぶ)などで下調べしてくる他県からの人の方が詳しかったりして・・・。
■タクシー運転手が「知らない」はマズイ
私はこの事実に思い至ったとき、
「あれ? これってマズくない?」と思いました。
それなりに観光需要がある街でタクシー運転手をするなら、絶対に「〇〇温泉まで」とか「〇〇神社まで」とか指定されるからです。
普通に送迎するだけならいいかもしれませんが、それでもその観光名所自体を知らない、あるいは出入口(正門やタクシー乗り場の場所)が分からない・・・というのはちょっとマズいなと思うのです。
観光で来たお客さんが、がっかりするからです。
そんなことでクレームになるのも恥ずかしいです。
なにより、「この街で運転手やってて、そんなことも知らないの?」とか言われるのは耐えがたいですね。
あとせめて、「地元が舞台のアニメや映画」の作品名くらいは知っておかないと困るかもしれません。本編を見たことがなくても、名前くらいは・・・。
ということで、「るるぶ」を買いました。
「るるぶ」で調べて観光に来た人を案内するなら、同じ本で勉強するのが一番いいと思ったのです。同じだけの知識を持っていれば、きっとうまく案内できるはず・・・。
(youtubeでこの方法を知りました。大阪の現役ドライバーさんだそうです)
「実際に掲載されている観光地、主要なところは行ってみよう!」
と決意し、少しずつ回っています。
■「観光客になったつもりで」見て回ろう
るるぶとボールペン片手に、とりあえずターミナル駅に行きました。ここからバスに乗ったり徒歩で向かったりしました。
他の人から見れば、完璧に観光客だったと思います。駅ビルや道路をかなりキョロキョロ見ていたからです。写真もかなり撮りました。
何より、地元の人がるるぶなんて持っているわけがありません。
ところで、私の住む町は元々お城があり、そこから発展した街です。
市役所やターミナル駅もお城の周辺にあります。
私の街で一番メジャーな観光地です。
まずは、お城を見学することに決めました。
徒歩でも行けますが、観光客になったつもりで路線バスで行きました。
お城に着いたら、
・「出入口はどこか?」
・「駐車場とタクシー乗り場はどこか?」
・「他の観光客の人は何を見ているか?」
・「見どころはどこか?」
・「どのコーナーに人が集まっているか?」(=よそから来た人は何を見たいのか)
などを気にしながら見学しました。
地元に住んでいると「見掛けるけど行くことはない」となりがちですから、行ってみたら新鮮でした。意外と楽しいです。
それからはるるぶの特集記事に従い、市街地の神社などを巡りました。
少しだけ電車に乗ってみたり(500mくらいですが)しながら、歩き回りました。
初めて通る道ばかりで、「転職前に知れてよかった」「行って正解だった」と実感しています。
これで、もし「〇〇神社はどこ?」と聞かれても答えられます。
■温泉地も行ってみました
市の郊外に、温泉街があります。
人気のお寺や観光スポットも密集しているため、ここも行ってみました。
ロープウェイに乗ってみたり、博物館を見学したり。これも初めてのことです。
また、有名なお寺にも行きました。
ただここは、行こうにも気があまり進まない。
行ってみたけど、何だか暗く感じる。
なんというか、「歓迎されていない感じ」が・・・。
すぐに帰ってしまいました。
寺社仏閣にも、「合う・合わない」があるのかもしれない、科学で説明できない世界もあるのかもしれない・・・と、別の意味で勉強になりました。
もちろん乗務中に「〇〇寺まで」と指定されれば行きますが、この地区を狙って営業することはちょっとないかな、と感じます。考えすぎかもしれませんが。
■転職前に出来るだけのことはしたいですね
今回の「実際に地元(営業区域内)の観光地に行ってみる」というのは、他のサイトから得たノウハウです。
参考にさせていただいたサイトを紹介します。
このサイトでは「京都の運転手さん」向けに書かれていますが、他県でタクシー運転手をしている(してみたい)人にとっても参考になると思います。
確かに、京都でタクシー運転手をしていて「観光の仕事は分からない」ではちょっとマズいですね。
どの街にも何かしらの観光名所はありますから、知っておいて損はないと思います。
もしかしたら、「観光タクシー」などの花形業務を任せられるかもしれません。
私の場合は仕事上の必要から「地元の観光地巡り」をしましたが、意外と楽しかったです。
自分の街周辺の観光情報誌を買ってみるのも面白いかもしれません。
「よその人は、この街のどこに魅力を感じているのか」も知ることが出来ます。
自分が知らないだけで、面白い観光スポットがあるかもしれません。
「近くの観光地にあえて行く」、おすすめします。