こんにちは、シーラカンスです。
先日、タクシー運転手になって初めての給料をもらいました。
やはり、給料はかなり少なくなりました。
歩合(営業収入)で計算される来月以降はもう少し金額は増えますが、やはり厳しい状況はしばらく続きそうです。
具体的に言えば、今回受け取ったのは手取りで17万円。
来月以降はもう少し増えるでしょうが、それでも手取りで20万円を超えられるかどうか。前職では手取りで22万円くらいもらっていましたから、それくらい受け取れるように売り上げを上げなくてはいけないですね。
給料が入り、「嬉しい」よりも「ちゃんと稼がないとまずいぞ」と緊張が走ったのは初めてかもしれません。
■実は保険に入っていました
さて、そんな厳しい戦いが続きそうな私・シーラカンスですが、実は民間の保険に入っていました。前職(運送会社)に保険会社の人がよく出入りしており、付き合いというか、しがらみというか・・・で入ったのです。
「投資ブログを書いている人間が保険を断れなくてどうするの」と、我ながら思いますが・・・。
さすがに1~2週間に一度会う(前にいた会社は上得意客だったようで、頻繁に保険会社の人が来ていました)となると、なかなか断り切れず・・・。
仕事終わりに事務所に戻ると、保険会社の人がいるのです。
仕事に疲れた状態で、何かを断り続けるのって、結構しんどいものです。
まあ、それが狙いでしょうが・・・。
さすがに「まだ死ぬ予定ないし、私が死んでも経済的に困る人はいない」と、死亡保障は最低限にしてもらいましたが・・・。
正直「早く解約したいな」とずっと思い続けていました。
だって私には何の得もないですから。
月に2万円が消えるばかりで。
■尻に火が付けば人は動きます
しかし、私・シーラカンスは転職しました。
給料は大きく下がりました。
そんな状況で、月に2万円などという、
「エクストラな固定費」
など払っていられますか。
そのため、私は保険の解約を決意しました。正直なところ、前職での付き合いで入った保険ですし、いい加減何とかしたかったのもあります。
年金保険を掛けなくても自分で運用できますし、医療保険を掛けなくても社会保険などで何とかなります。もし医療保険に入っておきたいとしても、県民共済(月に2000円くらいで入れます)に入り直せば問題ないでしょう。
■出血は止めなくてはいけません
給料は下がりました。
今までと同じ生活では破綻します。
出血は、止めなくてはいけません。
何かを変えなくては、見直さなくてはいけません。
生活を守るために、「当たり前」を疑い、考え直さなけれいけません。
どこにお金を出し、どこを締めるのか。
自分は何を大切にし、何に妥協を許すのか。
自分の人生、生き方、信念を考えるチャンスなのかもしれません。
職業も、生活スタイル(深夜出勤→日勤)も大きく変わりました。
前職からの付き合いやしがらみで月に2万も保険に払っていられません。
私は、そこまでお人よしにはなれません。
「解約は気まずいから」なんて、後回しにしてはいられません。
区切りをつけ、前に進まなきゃ、と決意しました。
■案外簡単に解約できました
私が加入していたのは日本生命で、コールセンターに電話すれば解約できます。
仕事の休憩中に電話し、解約手続きをしてもらいました。
特に引き止められることもなく、すんなりと解約書類を送ってもらえることになりました。
「しつこく引き留めようとしない」のは好印象ですね。
あと、保険の担当の人には悪いのですが・・・。
「担当さんからの連絡はしないで頂きたい」
と申し出ました。Lineも「ごめんなさい」と思いながらブロック。
実はちょっと苦手だったんですよね、この担当さん・・・。
押しが強すぎて。
少なくとも、外車(フォルクスワーゲン・ポロですが)で営業に来るのは辞めた方がいいと思う・・・。
「外車で乗り付けられるほど稼いでるのか」
と、契約者から要らぬ反感を持たれるから・・・。
あと、顔見知りとはいえ、客に愚痴っちゃダメですよ・・・。
ちょっと、常識を疑ってしまいます。よそで私の愚痴とか言ってるのかな?
■「固定費」は怖いものですね
保険を解約したことにより、来月から2万円を支払わなくて済むようになりました。
冷静に考えて、「手取りの2万円」って結構大きな額ですね。税引き前だと、2万5000~3万円くらいですから。
特に保険料の支払いは「固定費」であります。
自分の給料が良くても、悪くても、容赦なく引き落とされていくお金です。
私はこのことを、とても恐ろしく思います。
給料が下がっても、けがを負って働けなくなっても、失業しても、支払い義務が発生するからです。
それだけに、「保険料」という「エクストラな固定費」の支払い義務が無くなり、とてもホッとしています。それと同時に
「あ、本当に嫌だったんだ、この支払い」
と自分の心の中を再認識した気がしました。
■車も手放そうか迷っています
今、私は古い軽自動車に乗っています。
10年落ちの軽自動車で、私のもとに来て9年。製造から19年経っています。
この車は私の初めてのマイカーでもあり、愛着があります。
ただ、私はこの車を手放そうと考えています。
理由はいくつかあります。
・タクシーの運転手になったから
ちょっとした買い物(生ものを除く)であれば、仕事中に行けるようになりました。トランクにおいてあるリュックの中に入るものであれば、お客様の目にも触れません。
また、図書館の駐車場で休憩を取り、本を返し、予約しておいた本を受け取ることも出来るようになりました。
さらにツワモノになると、仕事中に自分の通院までこなす人がいるくらいです。私はさすがにやりませんが・・・。
売上さえ上げていれば、自分の用事を乗務中に済ませるのは自由なのです。ゆるい会社で助かりました。
・前回の車検が高額だった(また払うの?)
前回の車検では、後輪のショックアブソーバー(ばね)の故障が見つかりました。また消耗品類(タイヤなど)も一新したため、軽自動車でありながら20万円以上の出費となりました。正直、今の給料ではその出費が定期的にやってくることに耐えられません。
愛着はありますが、生活を犠牲にするのは違うでしょう。
・そもそも4人も乗らない
私が車に乗るシチュエーションを考えると、
・図書館に行く(市内)
・カラオケに行く(隣町)
・通勤する(車で10分)
・ドライブ(行っても隣の県くらい)
くらいであり、ほとんど1人で乗っています。これなら自動車である必要は無いのかもしれません。
・オートバックスに依頼できなくなる
私は、車のオイル交換をオートバックスに依頼します。安全確実で、しかも安いからです。
しかしオートバックスの場合、
「製造後20年経過した自動車の入庫はお断りします」
という規定があるようです。私の車は製造から19年経っていますから、今年の年末で「サポート終了」ということになります。
・給料が下がった(上がるかもしれないけど)
これが最大の理由です。
車検費用、タイヤ交換費、任意保険料、ガソリン代・・・。
手取り20万円を切ると、これらの支払いが重く感じます。
今の私の状況では「自家用車の所有」は「過ぎた贅沢」なのかもしれません。
■125㏄のスクーターはどうだろう?
給料が下がったことにより、「車を持つ」という「地方都市では当たり前」のことそのものを考え直すようになりました。
そこで私は
「125㏄のスクーターに変えようか」
という結論に至りました。
幸いにも私・シーラカンスが住む町は雪が降りませんし、地方都市ですから道路網も発達しています。高速道路に乗れなくても何とかなるのです。
それに私は18歳~21歳の間(車を買う前)、50㏄のスクーターに乗っていました。簡単な整備なら一通りできます。
また、軽自動車を中古で買い換えたとして、車検などの費用は付きまといます。
今の私の車は安いうえに故障が少なく、私のためによく走ってくれましたが・・・。
次の車が「大当たり」(全然故障しない)とは限りません。
予算30~40万円での中古車の買い替えは、一種の「賭け」です。
125㏄のスクーターであれば、同じくらいの金額で新車が手に入ります。
何より、「今後の出費」を大胆にカットできるのがいいですね。
■スクーターって意外と高いですね
ただ、問題が2つあります。
・スクーターの購入費用がかかること
・私が二輪免許を持っていないこと
です。自動車の費用を浮かせるためには、最初に結構な出費が必要なのです。
125㏄のスクーターを買う場合、基本的には新車を買うことになります。
中古で買っても大して安くないことと、酷使された個体が多いのが理由です。
私は座席下の積載スペース(メットイン)を求めますから、
・ホンダ・リード(33万円)
のどちらかを買うことになりそうです。どちらも125㏄スクーターとしては高額な車種ですが、5年以上毎日乗るなら妥協せずに買った方がいいでしょう。
ちなみに、最安の125㏄スクーターは「ホンダ・ディオ110」です。
キーレスなしのモデルなら、21万8000円で手が届きます。いいスクーターではありますが、私の用途・要求にはちょっと適さないかもしれません。
これに加え、「小型二輪(AT限定)」を取得するのに9万5000円くらいかかります。
また、ヘルメットやリアケースも必要ですね。もちろん、任意保険も。
総合計で、40万円くらいはかかる計算です。
■イニシャルコストとランニングコスト
一見すると、無駄な買い替えに思えます。確かに「40万円かかる」となると、結構大きいです。
ただ、これは「イニシャルコスト(導入費用)」であり、一発で済みます。
スクーターの利点は「ランニングコスト(維持費)」の安さにあります。
私・シーラカンスはここに熱い視線を注いでいます。
・車検:20万円(2年ごと)→0円
車検そのものがないため、2年に一度の大きな出費が無くなります。スクーターであれば、半年に1回定期点検に出したとしても、1回あたり1万円程度で済みます。
・軽自動車税:12900円(年間)(13年経過車)→2400円
・自賠責(5年)13310円(※自動車は車検費用に含まれています)
バイクの場合、最長5年まで加入できます。1年払いの場合7000円程度かかるため、5年払い(13310円)がお得です。
・任意保険料(年間)60000円→13370円
・ガソリン代(年間)
今の車では年間20000キロほど走ります。1L当たり180円とします。
軽自動車:燃費は18km。年間1111L必要。180×1111=199980
スクーター:燃費は45km。年間444L必要。180×444=79920
タイヤや消耗品の交換費用もありますが、軽自動車の半分くらいで済むようです。
また、ヘルメットやリアケースは一度買えば、数年使えます。
■お金周りをシンプルに、どうなってもいいように
最初に(お金のある時に)お金をかけておけば、あとは安く維持できる。
今後の給料がどうなるか分からない私にとっては、魅力的に感じます。
今後、いい時もあれば、悪い時もあるでしょう。
そうしたとき、「経済的な移動手段」は私の強い味方になってくれるでしょう。
貯金とボーナスを貯めておき、一気に導入に踏み切ろうと考えています。
「支払い義務」をなるべく避け、お金周りをシンプルに整え、身軽に生きていきたいですね。