こんにちは、シーラカンスです。
今月も無事に株を買い足せましたので、お伝えします。
■今月のお買い物
・PM(フィリップモリス):3株 @$92.53
・MMM(スリーエム):2株 @$101.49
今月はこの2銘柄を買い足しました。あまり多くは買えなかったですが、それでも一歩前進です。
今月の買い付けにより、
・米・英国株:$6884.13(91万4212円)
・定期預金:40万円
・合計:131万4242円
と少し資産額が増えました。コツコツと積み上げていきたいですね。
来月は恐らく、
・JNJ(ジョンソンエンドジョンソン)
・UL(ユニリーバ)
あたりを買うことになると思います。
■やるべきことは地味なものです・・・
私の投資手法は
・「優良な英米企業の株を集め続ける」
・「株式80%、定期預金20%を目安に資産を積んでいく」
というシンプルなものであり、華やかな投資ではありません。
株価の上下もあまりありませんし、ワクワクするような楽しい投資ではありません。
しかし私は、この投資手法が大好きです。
穏やかに投資を続けていられるからです。
私の投資は、とても地味なものです。
毎日仕事に出て、給料をもらって、買えるだけ株を買う・・・。
株を買う日以外に株を触ることは一切ありませんし、また出来ることも特にありません。「何もしない」も一つの戦略だと、私・シーラカンスは考えています。
ポートフォリオをチェックしない日もあるくらいです。
株にドキドキしなくて済みますから、仕事にも集中できます。
株価の上下も緩やかですから、安心してぐっすり寝ていられます。
高配当かつ昔からある企業を選んで投資していますから、おそらく私が生きている間に倒産することもないだろう・・・という安心感もあります。
人間はどんな状況でもシャワーを浴びますし、洗濯しますし、車にも乗ります。
タバコや酒を楽しみたい人も多いです。炭酸飲料も飲みたいでしょう。
そうした人間の日常生活や快楽に関連した製品を扱う会社への投資をしています。
キラキラした企業群ではありませんが、株を持ち続けていても安心感があります。
■「目立たない」という絶大なメリット
株を買っていても、自分から言わない限りは他人が知ることはありません。
会社を経営しているとどうしても顔出しが必要になりますし、ネット上に自分の顔が公開されたり、名前が出たりします。
不動産投資はそれよりはひっそりとやれるものの、それでも不動産屋や銀行の担当者と面談したり物件を見学するなどしますから、どうしても人と会わなくてはいけません。
しかし株式投資であれば、全てネット上で完結できます。
お金をATMで銀行に入金し、それをドルに転換して証券口座に移します。
手に入れた米ドルで米国や英国の株を注文し、手に入れます。
私の場合は最初の入金だけは実際にセブンイレブンのATMでやりますが、これだってうまくやればネット上で完結できるでしょう。
つまり、投資をするときに誰にも知られず、誰にも会わずに済むのです。
職場で「投資をしてる」と感付かれることもないでしょう。
また、投資金額が大きくなったとしても、誰にも知られずに続けられます。自分から言わない限り、他人が投資の内容を知ることは出来ないからです。
これは、かなりの利点と考えます。
「どんなに儲けていても他人からは分からない」
からです。ちょっとしたことかもしれませんが、かなりのリスク回避になります。
・「あいつだけ良い思いしやがって」などの嫉妬を避けられる。
・たかられたり、借金の申し込みをされずに済む。
・強盗などの犯罪に遭わずに済む。
・外出時に知らない人から声をかけられたり写真を撮られたりせずに済む。
・変な営業電話が来ない。
・万一空き巣などに入られても被害が少ない(家に株券は無いため)。
・証券会社からの営業電話も来ない(ネット取引の場合)。
芸能人や経営者などの有名人であればただの外出であっても気を遣いますが、株式投資をしているだけであれば、誰も気に留めません。
どんなに株を保有していてもパッと見は「普通の人」だからです。
・「会社を経営していて自分自身が広告塔になっている」
・「お金がありそうに見えるほうが仕事が取れる」(コンサル・弁護士など)
などの特殊な事情がない限りは、基本的に目立つとロクなことがありません。
「お金を持ってそう」と思われるのは、大きなリスクだからです。
強盗に遭うかもしれません。謎に恨まれて殺害されるかもしれません。
自分だけでなく、家族にも危害が及ぶかもしれません。
「自分の資産を明かさない」というのは、最大の防御なのです。
私の投資の詳細は、親兄弟にも教えていません。
近所の人に話してしまうなど、どこでどう伝言ゲームになるか分からないからです。
私だけでなく、親や兄弟の身の安全のためにも、あまり詳しくは話さずに「積み立てしてるだけだよ」としか明かしていません。
「株をやってる」こと自体は知っていますが、これほど熱心に買い続けていることまでは知らないでしょう。
私自身言うつもりはありませんし、また親兄弟も株に興味がありません。
唯一、弟にだけはこのブログの存在を教えてありますが・・・。
逆に言えば、親兄弟の中で私の投資を知ることができるのは彼だけです。
元々口数の多いタイプでもないですし、言いふらすようなアホでもないでしょう。
■弟にだけは詳細を教えています・・・彼には必要だから
私・シーラカンスには、年の離れた弟がいます。
弟はまだ未成年ですが、これからの生活を守るためには株式投資が必要になるだろうと考えています。
そのため弟にだけはこのブログの存在を教えてあります。
彼にとって投資の知識は「必要」だからです。
親も、私含めた兄弟も決して裕福ではないからです。
また、私も弟も少々特殊な人生を歩んでいます。
普通の人と同じことをしていても仕方がないのです。
憧れても、泣いても喚いても、現実は変わりません。
自分でどうにかするしかないのです。
普通の人のように実家に頼れませんし、普通の人のようにのほほんと働いて給料を全額使ってしまっても、救済措置など一切ないからです。
また両親は私が子供のときに自己破産していますし、私自身も任意整理を経験しました。残念ながら親や兄弟には連帯保証人になるだけの能力が無いのです。
つまり、「借金やローンでしのぐ」という選択肢も彼には取れないのです・・・。
働いて得た給料で生活を成立させ、しかも貯金を作っていかなくてはならないのです。
全て自分の力でどうにかするしか、彼には方法がないのです。
弟自身、それは分かっているでしょう。
自分の人生が、他人よりもハードモードであることを。
兄(シーラカンス)が変人であり、普通の20代の男性とちょっと違うことを。
兄(シーラカンス)がなぜか投資をやっていることを。
技能や経験を身につけなければ、人並みの収入を得られないだろうことを。
現実は厳しく、自分でどうにかしていくしかないことを。
「お金が無い」ことがどれだけの事態を招くのかを。
つまり、私も弟も、自分の生活は自分で保障するしか道がないのです。
私は、「英米高配当株への投資」を生活保障の手段として選びました。
自分に力がないからこそ、巨大企業の力を借りようと思ったのです。
私は16社に投資しています。言い方を変えれば、
「英米の優良企業16社が私の投資を支援してくれている」
ということでもあります。心強いですね。
投資のやり方も
・「給料日に株を買って、後は放置」
・「ポートフォリオの構成比率の低い銘柄を機械的に買うだけ」
・「株80%、定期預金20%のシンプルなポートフォリオ」
とシンプルな手法であり、簡単です。月一回の作業で十分です。
大儲けは出来ませんが、大損もせず、割とうまくいっています。
保有しているだけで、少額ながら配当金が入ってきます。
これはある意味「利益確定」であり、保有年数が長くなればなるほど勝ちが積み重なっていきます。
最終的には、配当金だけで元本を回収できるでしょう。
生活必需品を扱う企業ばかりですから、不況になっても倒産する可能性は低いですし配当金も出ます。万が一売却する場合でも、十分な流動性があります。
コカ・コーラやP&Gの株であれば、みんな欲しがります。
VISAやファイザー、ペプシなどの巨大企業の株なら、買い手がつきます。
手堅い手法だと実感しており、もし弟が投資をやるなら同じ手法を勧めます。
家族にも親戚にも投資をしている人が一人もおらず、私が唯一の「投資家」であります。
そのため弟が投資を決意したときには、私を参考にしてほしいと思うのです。
投機やよく分からない金融商品に手を出してほしくないからです。
また、彼には私や両親のようにお金で苦労してほしくはないからです。
失敗するのは私達だけで十分ですし、同じ轍は踏んでほしくないのです。
私のように個別株でなくても、まずはやりやすい投資から始めるのも良いと思います。それこそ、
・「職場でiDeCoに加入する」
・「積み立てNISAを始める」
・「財形貯蓄や定期預金に毎月入金」
・「ボーナスで金貨を買ってみる」
などでもいいと思います。私と全く同じ手法でなくても、
・良い投資対象を選ぶ
・投資を続ける、決してやめない
・「大儲け」ではなく「大損を避ける」を狙う
・給料を全額使わずに残しておく
・意識的にリスクを下げる努力をする
という「基礎・基本」さえ取り入れてくれればそれでいいと考えます。
シンプルにSP500への積み立て一本でも十分にいい結果が出ると思います。
少なくとも「お金を残せている」という時点で、同世代の子よりも頭一つ抜きんでることが出来るでしょう。きっと、後で役に立つはずです。
「物足りない」「退屈」かもしれませんが、結局のところ「堅実な投資・貯蓄」こそが資産形成の一番の近道なのです。
利益を焦って投機に走れば、元本を失います。
またゼロからやり直し。あるいはマイナスかもしれません。
あるいは、悪い大人に騙されるかもしれません。
シンプルな手法で、自分に内容が理解できるものに投資するのが良いでしょう。
投資をするなら、コツコツと積み立てるような手法を選んでほしいと私・シーラカンスは願っています。
株式市場は逃げませんし、どんな人にも扉は開かれています。
株を買うときに問われるのは「代金を払えるか」の一点だけです。
慌てず、ゆっくり株を買い集めていけばいいのです。
焦らずにゆっくりと豊かになっていきたいですね。