こんにちは、シーラカンスです。今回は雑記です。
■職場の人が家を建てるらしい
出入りしている物流センターの若き班長さんが、マイホームを建てるようです。
話を聞くと、「家族のために思い切って決断した」とのことでした。ちなみにその班長さんの会社では労働組合がしっかりしており、ローンも相談できるようです。
家族のために、自分たちに合った家を建てたい。教育水準の高い地域に建てたい。あるいは自然豊かな地域に建てたい・・・人により、理想は様々だと思います。
その班長さんは30代前半、今からローンを払うと、完済は65歳くらいでしょうか。大手企業の物流子会社の班長さんですから、低金利で借り入れできるでしょうが、それでも一生をかけて返すのでしょう。退職金を充てたとしても、かなりの年月がかかるのには変わりありません。
マイホームを建てるということは、転職をほぼあきらめ、一生その会社で勤めるという覚悟を決めたということでもあります。ある意味、
「それでも家族のために家を建ててあげたいんだ」
という、「お父さん」としての覚悟であり、究極の愛とも言えます。
私、シーラカンスは素直にその大きな決断に尊敬します。立派です。年齢がわりと近い分、なおさらです。
■投資も「愛」の一つの表現かも
この班長さんは、自分が死んでしまった時のことも考えて建設を決断したようです。自分が亡き後も、家族が路頭に迷わないように。住める家があるように・・・と。根底には、家族への思いがあります。
ふと、「株とかも似ているのでは?」と思いました。
持ってさえいれば配当金がもらえます。売れば売却益がもらえます。
自分のポートフォリオや資産配分はいわば、自分の「知的財産」です。
もしかしたら奥さんや旦那さん、子供たちが引き継いでくれるかもしれません。
単純に「お金・資産を遺す」というだけでも一つの愛の表現になりえます。
「出来ることはやっておきたい」「将来、困らせたくない」という思い自体、一つの愛の形だと思うのです。
■言葉で愛をささやくだけなら簡単です。言えばいいだけですから。
私、シーラカンスの父も典型的な「口だけ男」でした。計画性がない上にアル中。酔っ払いがどの口で家族の生活を守るとほざくのか。
行動が全くなく、堕落。結局仕事を転々とし、最終的に派遣社員になりましたが、そこでも無断欠勤や喧嘩をして派遣先から拒否される・・・何やってんの・・・
失礼しました、個人的なことでした。だからこそ、口だけでなく行動が伴う大切さがわかるとも言えます。
一方で、私の母方の大叔父は鉄工所を経営し、叔父は若いころにヤンチャをしていたものの、苦労してバーを立ち上げ、経営しています。叔父はコロナで事業は大変なようですが、結婚して子供もでき、幸せそうです。
ちなみに私は事業を興すほどの度胸がないため、米国株投資で「すでにうまくいっている会社に参加させてもらう」イメージです。野心を出すとしても、今の会社(運送会社に勤めています)で出世を狙うくらいでしょうか・・・運輸部長とか支店長とか? 班長にはなれるかな?
■行動するのは簡単なことじゃない。
資産を築くためには、勤勉に働き、節制し、大胆かつ計画的・積極的に投資していかなくてはなりません。
投資資金を捻出するために、贅沢を諦めることだってあるでしょう。新車ではなく中古車にするなどの妥協もあるでしょう。同僚よりもお金がないと見られることだってあるでしょう。
それでも目標に向かって果敢に進んでいくしかないのです。
口だけではなく、実行が、結果がすべてを生むのです。
空からお金は降ってきませんし、降ってきたとしても身に付きません。
資産を作るには「行動」が必要なのです。並大抵の努力ではありません。
そこまでしてでも、自分の老後と家族のことを真剣に考え、自分の頭で練り、行動していく・・・それも何年も何十年も。
すべては自分と家族の未来のために。困らないように。
これを「愛」と言わずになんというのでしょう。
きっと、マイホームを建てる班長さんと、形は違っても、家族への思いは同じだと思うのです。
家族に何か遺してあげたい・・・。ゆえに「投資も一つの愛」であると考えます。