こんにちは、シーラカンスです。
あなたは「ゲン担ぎ」は信じますか? 私はあまり、気にしません。
今回は、雑記です。
■お金に関する迷信ってあるよね
投資をされる方であれば、お金に関する迷信やゲン担ぎ、おまじない(?)は見聞きする機会が多いかもしれません。こだわる人は、かなりこだわるでしょう。
・「お札は折らない」
・「ピン札を用意する」
・「財布にお札を逆さに入れておく」
・「ヘビの抜け殻を入れておく」
・「金運のお守りを入れておく」
・「長財布しか使わない」
・・・いろいろありますね。私自身、信じていた時がありました。
長財布を使ってみたり、お札を逆さまにしたり。金貨を入れてみたり。
お金に関するゲン担ぎやジンクスは、
・「財布に目が向く」
・「お金に対して意識が向くようになる」
という効果は確かにあります。やってみるのは否定はしません。
実際、私だってやってましたから・・・。
けどね、それにこだわったからと言って、何になるのでしょう?
■迷信に依存しない・・・それよりも自分を信じる
私の場合、やってたけど借金がありましたよ。
ゲン担ぎしようが、おまじないしようが、結局のところは「返済する」「繰り上げ返済する」ことでしか、借金は減らないのです。
いくら色々やろうとも、使えばお金は減るんです。
泣いても喚いても、これが現実なのです。
だから私は、そうしたゲン担ぎは一切やめました。
財布も、「お札、小銭、カード」以外は一切入らない、小さなものに変えました。
お札が三つ折りになりますが、一切気にしません。
ちなみに、ゲン担ぎなどをしていなくても、資産は増えます。
先日、総資産100万円を達成したところです。もちろん、無借金です。
「ゲン担ぎと総資産は相関関係にない」
という一例です。
また、
「そのゲン担ぎが出来なかったときに不安になる」
という負の側面も、私は見逃せないと思っています。
だったら最初からやらないほうが良いよね、と思うわけであります。
■冷静に考えればおかしいよね
★そもそも、ピン札を持ち歩いたからと言って、だから何なのでしょう。
道端で結婚式でもあるのですか。飛び入りで参列するのですか。
そんな、吉野家に行くくらいのノリで結婚式に遭遇するのですか。
仮にあったとして、そんな簡単に参列して良いのですか。
また、日本銀行法第46条の規定により、通貨には「強制通用力」があります。
「銭・厘」はダメでも、「円」と書かれた通貨であれば、通用します。
たとえ聖徳太子の一万円でも、10円紙幣でも、「円」でさえあれば、通用します。
当然、現行の紙幣でも・・・。
しわくちゃでも、ピン札でも、それは変わりないのです。
★財布にお札をさかさまに。「お金が逃げないように」・・・はぁ?
「自分が」支払ったから、お金が減るのでしょう?
・「自分の意志で」モノを欲しがり、
・「自分の意志で」レジに持っていき、
・「自分の意志で」財布を開くのです。
なぜお札に責任転嫁するのですか。
そもそも、お札に対し、逆さまなど失礼ではありませんか。
★ヘビの皮? 金貨? お守り?
財布の存在意義を忘れていませんか?
財布とは
「硬貨・紙幣・カード」
といった現金・現金同等物・免許証などの貴重品を持ち運ぶためのものであり、「宝箱」ではないのです。
開運グッズを入れたときと入れない時で、金運に差があるなど、どうやって証明するのですか。
そもそも「金運」なんて、どう測るのですか。
また、そういった「余計なもの」で財布がパンパンになっていれば、必要なものがとっさに出てきませんし、財布も痛みます。何より、スマートではありません。
「財布という小さなもの・大事なものすら、整理できない人」
「自分の金銭管理の甘さを棚に上げ、神頼みでどうにかしようとする人」
「人目に付くものすらも整理できない、だらしのない怠惰な人」
であると、周りに公言しているようなものです。
私は、恥ずかしくてそんな状態の財布なんて持てません。
■多分「事業家」のゲン担ぎとごっちゃになっている
恐らくですが、
「事業家のゲン担ぎ」
とごっちゃになっているものだと思います。
特に、「長財布を使う、ピン札を用意」というのは「取引先やお店の人が見たときに気持ちが良いように」という配慮でしょう。
事業家は「人が見たときにどう思うか」を考えなくてはなりませんから、大事なことなのでしょう。
また、「今後どうなるか一切分からない」という自営業の性質上、
「やれることは神頼みでも何でも、全てやっておきたい」
という意識もあるのだと思います。
私自身、自分の車と、会社で乗るトラックにはお守りを装備しています。
運転中にお守りが目に入ることで、安全運転に役立ちますから。
それについては否定しませんし、気持ちはよくわかります。
■投資家は「現実」のみを信じよう
ただ、私は「投資家」です。
投資家たるもの、合理的・現実主義者でなくてはならないのです。
縁起を、ゲンをかつぐのはいい。でも、限度はあるよね、と思うのです。
迷信にこだわったところで、総資産額は増えません。
増えるのは、
・株価が上がった時
・配当金が入った時
・自分が入金したとき
だけです。
ゲンを担いでも、泣いても喚いても、変わらないのです。
お金を使ったら、お金が減ります。
節制したら、お金が残ります。
現実だけを見て、現実だけを信じましょう。
少なくとも、金銭についてだけは
「開運グッズや神頼みに依存せず、自分が管理する」
という気概をもって生活したいものです。
迷信ではなく、自分の力を信じましょう。
「現実」に、生きているのですから。