こんにちは、シーラカンスです。
今年もあと1か月半となりました。寒さが厳しくなりつつありますね。
今回は、私、シーラカンスの「冬の資産計画」についてです。
■9月から12月は給料が多め
私の会社では、日給月給制が敷かれています。
「日給月給制」とはいうものの、私からすると「時給」に近い感覚です。
稼働日数、残業時間に応じて給料が増減するからです。
毎年9月から12月は稼働日数が多めで、給料も少し多くなります。
また私のマイカーは2年に1回、1月に車検があります。
そのため、その「ちょっと多めの」給料を生かし、
・「車検の年」
・「貯金の年」
を毎年交互に繰り返しています。今回はこれについてお伝えしたいと思います。
■「車検の年」・・・準備金と事前整備を
私の車は、結構古い軽自動車です。先日20万キロを突破した、17年落ちの車です。
だいぶ見た目はくたびれていますが、走行系は絶好調ですので、まだまだ乗り続けるつもりです。
そのため、車検の3か月くらい前から、部品交換や準備金の積み上げを進めておきます。
私が最も恐れるのは「出先での故障」、「予期せぬ寿命」です。
とにかく、
・「いきなり壊れる」
・「突発で何十万円も必要になる」
・「緊急で車を買い替えなくてはいけない」
という事態だけは、なんとしても避けたいと思っています。
そのため、予防整備や部品交換には積極的です。
お金はかかりますが、「突然かかる」のと、「最初から予想して準備しておいた」では、心境が全く違います。まだまだ壊れてもらうわけにはいきません。
もちろん、車検だからと言って無制限にお金を使うわけにもいきません。
自分で出来ることは全てやった上で、整備工場に依頼します。
私の場合、3か月前くらいから給料をもらうたびにコツコツと整備を進めています。
車検前に自分でやっておく整備を紹介します。(車検費用が大幅に抑えられます)
・タイヤ交換:若干特殊なサイズのため。先に交換。
・エアコンフィルタ&エアフィルタ交換:amazonで買えます。
・ミッションオイル交換:車検時でも可。
・オイル&エレメント交換:車検時でも可。
・バッテリー交換:ホームセンターで買ってきて交換。引き取り無料です。
・ワイパーブレード交換:ホームセンターで買えます。取り付けも簡単。
・点火プラグ交換:amazonで買えます。ちょっと高級なタイプがいい。
このあたりを済ませて、メモ書きして工場に渡すとスムーズです。
私の場合、浮いたお金でブレーキパッドとブレーキフルードを一新してもらい、同時に車検時に見つかった不具合を直してもらっています。
命に関わる「止まる」に関係するところには、しっかりお金をかけたいですね。
また、クラッチ交換(MT車です)などの「重整備」が必要な場合、車検と同時だと工賃が抑えられますので、これもおすすめです。
正直なところ、「10年落ちくらいの軽自動車を30万円くらいで買ったほうが安くない?」というのは事実ですが・・・。
・「いつ壊れるか分からない10年落ち(10万キロ)」
・「経歴を把握していて、完全に整備された17年落ち(20万キロ)」
のどちらが安心できるかと問われたら、どうでしょう。
私なら、断然後者を選びます。だから今の車を直して乗り続けます。
いつかは寿命が来るのは分かってはいますが・・・。
あと4年くらい乗りたいな、と考えています。
愛着もありますから、なるべく長持ちさせたいのです。
整備記録もつけます。
自分でやった整備も含め、ノートに記入しておくのです。
オートバックスや整備工場からの記録簿も取っておきます。
また、基本的な工具も家に備えておきます。
友人からは、
・「外車に乗ってる人みたい」
・「いっそイタリア車やフランス車に乗れば?」
・「旧車かな?」
と言われます。ただの軽自動車なんですが・・・。
■「貯金の年」・・・今年の場合
今年は車検がありませんので、貯金をしっかり増やすチャンスです。
この機を逃す手はありません。特に今年はただの貯金ではなく、
「ポートフォリオの現金の積み増し」(定期預金を増やす)
という、とても重要な作戦を兼ねています。
(先日、定期預金に関する記事を書きました。)
coelacanth-foundation.hatenablog.jp
11月給与・冬の賞与・12月給与から定期預金へ大胆に入金し、預金額を20万円増やしたいのです。
私の場合、「株8割・現金2割」というポートフォリオであり、定期預金は既に20万円は用意できています。今回の入金で合計40万円としたいのです。
これにより、
「160万円分までは株を買い続けて良い!!」(株160万円・定期40万円=200万円)
ということになります。
投資家にとって、「投資を休んで貯金する」というのは結構辛いものです。
分かります・・・。よく、分かります。私だってそうですから。
ただ一方で、「全力投資」は危険極まりないのもまた、事実です。
「現金」はポートフォリオに、どうしても一定割合は必要なのです。
「現金」という余力があるからこそ、安心して長期投資に邁進できるのです。
そのため、11月の給料などからは、株ではなく定期預金に振り向けようと思います。
ほかの投資家さんからすれば少額かもしれませんが・・・これらの原資は私の給料、「命を削って作ったお金」なんです。血と汗が染みたお金なんです。堅実にいきます。
■「ポジポジ病」になっていませんか
「ああ、株を買いたい!!!」
・・・そう思うのは、事実です。私だってそうです。
(過ぎた欲望は破滅を招くのです・・・)
coelacanth-foundation.hatenablog.jp
それでも、「現金を残しておく」ことは、大きな価値があるのです。
また、いったん株を休んで定期預金を積み増すことで、自分が「何が何でも株を買いたい」、「全財産をはたいてでも株を買いたい」という、いわゆる
「ポジポジ病」
になっていないかを確認することもできます。
基本的に、これは個人の性格であり、直るものではありません。対策としては、
・「ちょっとだけ買う」
・「破滅するまで突き進む」
・「現金を積んで、そのあとにゴリゴリ買う」
のどれかとなります。株を買うのは楽しいですが、
「休むも相場」
という格言もあります。
まあ実際には「ノーリスク資産を積み増す」という形でポジションは取っている、とも言えますから、それほど「投資機会を逃した!!」とも思いません。
総資産が増え、前進していることには変わりありませんから。
また、優良な大企業に投資している限り、慌てることはありません。
株価の上下はありますが、その会社の事業は今後何十年と続きます。また、今この瞬間も各社の工場はフル稼働で製品を生産しています。何も心配ありません。
(工場は今この瞬間も、フル稼働なのです・・・)
coelacanth-foundation.hatenablog.jp
株の買い付けを2~3か月休んだとしても、会社は逃げません。待っていてくれます。
すでに保有している株がある場合、配当金も入ってきます。素晴らしい。
■結局は「現金も用意しよう」と言いたいだけです
株を買いつつ定期預金もすればいいのでしょうが、残念ながら私の月給はあまり高くありません。あまり多くない月給からコツコツと株を買っています。
せっかく給料が少し多い時期であり、冬の賞与も入るなら、この機に定期預金の比率をドーンと上げておいて、それから毎月の給料で株の買い付けを楽しもうと思いました。
「どうせやらなきゃいけないなら、早いうちに」の精神です。
もし日常生活でまとまったお金が必要になったとしても、定期預金があれば株を売らずに済みます。安心できますね。多少投資効率が下がったとしても、時間と複利が味方になってくれますから問題ありません。
■市況や経済情勢の記事は書けないけど・・・
定期預金を勧める記事を書いておいてアレですが・・・。
「シーラカンス財団」は一応、「投資ブログ」です。
「株買わないんかい!!」と言われそうですね。
でもあえて、貯金を勧める記事を書いています。
堅実な投資を「長く続ける」ことに価値があると思っているからです。
また、「再現性」が重要だと思っているからです。
そのためには「安全性」が重要なのです。
私は他のブロガーさんのように「売った」「買った」「市況が・・・」といった記事が書けません。
月に一回、ポートフォリオ通りに株を買っていくだけだからです。
いたって地味な投資です。華がない・・・。
正直、面白い記事にはなりにくいでしょう。「退屈」と思うかもしれません。
でもだからこそ、書けることがあると思うのです。
月給からコツコツと株を買っている、普通の会社員だからこそ、書けること。
米国・英国の個別株投資を選んだ私だから、書けること。
一生をかけて、資産形成を志す私だからこそ、書けること。
きっと、あると思います。
「普通の人の普通の投資」を伝えたいのです。
ガソリンスタンドの店員として勤めながら株をコツコツ買い続け、9億円以上の資産を築き上げた「ロナルド・リード」氏のような投資をしたいのです。
月給がそれほどなくても、財閥系企業に勤めていなくても。
月に何十万円も用意できなくても。
この手法では、億万長者にはなれそうにないと分かっていても。
それでも。
普通の会社員でも資産形成ができると、自分の人生をかけて証明したいのです。
その経過を、書き残したいのです。
だから、「投資」だけでなく、「貯金をしよう」とか、「仕事をこんな感じで乗り切ろう」とか、投資以外の生活についての記事も書いています。
「堅実」を軸に、これからも記事を書いていきたいと思っています。
派手なトレードなどの記事は書けませんが、「それでもいいよ」という読者さんがいれば、記事が何かの役に立つなら、私は嬉しいです。