こんにちは、シーラカンスです。
今回、前々から欲しいと思っていた「ナルゲンボトル」を買いましたので、お伝えします。
■ナルゲンボトルって?
上の写真のようなプラスチック製のボトルです。
私が買ったのは500mlのもので、アウトドア用品店で2300円ほどでした。このほかにも1リットル、1.5リットルのものもあります。
amazonでも売っていますが少し高いため、実店舗で買ったほうがお得だと思います。
登山やヨガなどのアクティブな趣味を楽しむ人に人気のあるボトルです。
このボトルは、保冷・保温性能は一切ありません。その代わり、とても軽量です。
また、熱湯を注いでも、冷凍庫に入れても(水が膨張するため、フタは開けておく)問題ないほどのタフさを持っています。
また単純に、「かっこいい」というのも魅力です。
毎日、しかも長期間使うものですから、自分の気に入ったものを持ちたいですね。
■水筒はあるけど・・・
私は元々、上の写真右側に映っている、「スタンレーマスターマグ」という水筒を使っていました。
アメリカのスタンレー社の最高級の水筒で、私が買った時には6500円ほどでした。今は為替の関係で8000円近くするようです。
水筒としてはかなり高価ですが、その分かなり堅牢な作りであり、また、ふたもシンプルです。構造としては、
「ねじ込み式のフタつきのコップ」
といった感じであり、開口部が広く、
「洗うのがめんどくさくない」
というのが大きな魅力です。とても気に入っており、1年以上使っています。
実は私、この水筒が欲しかったというよりも、
・「水筒 洗いやすい」
・「水筒 部品点数が少ない」
などで検索してこの水筒を知り、買いました。
それくらい、私は「めんどくさくない」を重視しているのです。
冬場はこの水筒のおかげで熱々のコーヒーを持ち運ぶことができ、仕事にとても役に立ちました。水筒自体の直径が大きいため、直接ドリップできるのがとても楽でした。
しかし、これからはどんどん暑くなります。
そろそろ、ホットコーヒーはきついかな・・・と思っていました。
あとこの水筒、タフな作りの代償として、結構重いです。
容量500mlに対し、自重も500gあります。合計1kg。
さすが、一番タフネスな「マスターシリーズ」。重量感が違います。
トラックに乗りますから重量は大した問題ではありませんが・・・。
これからの時期、ちょっと「オーバースペック」かな? と思っていました。
そこで私は考えました。
私の仕事事情なら、保冷性はそれほど要らないのではないかと・・・。
もう少し、毎日の水筒の準備と持ち運び、楽に出来る方法ないかな? と。
■自分の仕事事情から水筒を考える
私の仕事はトラックの運転手であり、福利厚生の一環として、物流センターや部品メーカー(顧客)の給水器を借りることができます。
もちろん、自販機でペットボトルを買う人が多いですが・・・。
よく見ると、給水器から水筒に水を補給している人も結構います。
私が出入りしている物流センターでは、センターの班長が率先して水筒に冷水を補給し、周りにも「ちゃんと水分を取ってね」と奨励しています。
遠慮せずに給水器を借りられるため、ありがたいことです。
真夏であっても、「運転手」という外に出る仕事であっても、冷たい水には困らないわけです。
実際、去年の夏はスタンレーの水筒にジャスミン茶のパックを入れ、給水器で水を補給しながら飲んでいました。
また、あまりに冷たいものをがぶ飲みしていると、お腹を壊します。
運転中に腹痛に襲われた場合、かなり困ったことになります。4トントラックで立ち寄れるトイレスポットは、あまりないからです。
もちろん近隣の「トイレマップ」は頭に入っていますし、納入先の工場でもトイレは借りられますが・・・。
納入時間などの「タイムリミット」もありますから、そんなに寄り道もしていられません。
用心するに越したことはありません。「体調管理」も仕事のうちです。
そう考えると、ナルゲンボトルの「保冷性の無さ」は「飲み物が冷えすぎない」というメリットに変わります。腹痛予防に効果的です。
また、夏場に特に水分が欲しいのは「積み下ろし中」です。つまり、物流センターなどの建物内にいるということです。
冷たいものが飲みたいなら、ナルゲンに粉末ポカリでも入れて給水機で水を入れて振れば済むわけです。
自販機で何本もポカリを買うより楽ですし、はるかに経済的です。
また粉末ポカリであれば、真夏のトラックのキャビン(運転席)に保管していても腐らず、安心です。
金属製の水筒と違い、プラスチック製のボトルであれば、スポーツドリンクを気兼ねなく入れられます。
真夏の積み下ろしでは、信じられないほど汗をかきます。
さすがに、お茶と塩分タブレット(塩飴)だけでは無理がありました。
また、容量もそれほど重要ではありません。
私のニーズの場合、数時間おきに給水が可能ですし、
・「水筒自体に保冷性がない」
・「飲み物の鮮度保持」
という点から、むしろ、あまり大容量だと危険です。サッと飲み切れるくらいが安全です。そう考えると、500ml程度のボトルが良いでしょう。
さらに、私は真夏の積み下ろしのときにはトラックの荷台の片隅に水筒を置いておき、いちいち運転席に行かなくても良いようにしています。
私・シーラカンスはかなりの暑がりであり、汗っかきです。
それだけに水分補給を重視しており、「後で飲めばいいや」にならないよう気を付けています。・・・出先で熱中症で倒れると、かなり迷惑だからです。
「すぐ飲めるよう、手に取りやすいところに置く」のは大事ですね。
仕事事情からいろいろ考えた結果、
「夏の水筒はナルゲンボトルが良さそうだ」
という結論に達しました。
正直、「たかが水筒にそんなに色々考えるか?」と思います。
しかし、水筒は毎日持ち歩くものですし、同僚だけでなく、他社の運転手・工場の人など「他社の人」も見るものです。
そう考えると、自分の好みやニーズをしっかり考え、自分好みの水筒を探す手間をかける価値はあると考えています。
多少高価であっても、数か月使えば元は取れます。心配ありません。
■出勤時に時短できるのも大きなメリット
また、ナルゲンの「保冷性の無さ」を逆手に取り、仕事から帰ってボトルを洗い、
「水とティーパックを入れ、アイスティーを作っておく」
という手も使えます。これでスッキリとした「水出しアイスティー」が作れます。
私の場合、起床が朝2時・出社が朝3時であり、あまり音を立てたくありません。
そのため、お湯を沸かしたりお茶を入れたりピッチャーを洗ったりなど、
「出社時に水筒の準備をしなくていい」
というのは大きなメリットとなります。
ボトルと弁当を冷蔵庫から取り出すだけですから、音を立てず、5秒で済みます。
時短にもなり、家族や近所への迷惑も避けられます。一石二鳥です。
■水筒を持つのは、100万円の株を持つのと同じ
さて、そんな感じで水筒だけで記事を1本書いてしまいました。
私自身が水筒にこだわりがある・・・というのもありますが、もちろん、それだけではありません。
「水筒は投資家の友」なのです。
例えば、今回買ったナルゲンボトルは2300円ほどでした。
粉末ポカリは1リットル用が5袋、500mlのナルゲンボトル換算で10回分です。
ジャスミンティーであれば、伊藤園のもので30パック入りが400円くらいです。
麦茶であれば、52袋入りが200円前後で手に入ります。
ペットボトル飲料は、自販機で150円前後します。
もし1か月の出勤日20日間にペットボトルを2本買うなら、3000円です。
一方、ナルゲンボトルとポカリを合わせたとしても、3000円まではいきません。
つまり、1か月以上使えば、十分に元が取れるのです。
それ以降は粉末ポカリやティーパック代だけで飲み物を楽しめます。
ちょっといいお茶・ハーブティーなどの珍しいお茶を買ったとしても、大体、1000円もあれば1か月分を賄えるでしょう。
せっかく水筒を持つのですから、ペットボトル飲料では使われないような良い茶葉を使ったり、風味にこだわるのも良いでしょう。
自販機では売っていない、健康茶やハーブティーを楽しむのも良いですね。
安い茶葉との差額は数百円くらいのものであり、それ以上に「美味しい飲み物を仕事中に飲める」というメリットの方が大きいからです。
ペットボトルは月3000円、水筒は初月以降1000円(ティーパック代)。
差額は2000円/月。1年で24000円。
・・・少ないでしょうか?
しかしこれは、年利3%の株券100万円分を保有し、税金が引かれた後の配当金と同じくらいの金額です。
※配当金年間30000円×0.7(税金で30%取られる)=21000円
水筒を持つということは、100万円分の株を持つのと同じ価値があるのです。
また、言い換えるなら、「日給2日分」。
みみっちいかもしれませんが、決して馬鹿には出来ないのです。
私の場合は「米国株投資家」であることから、あえてアメリカ製の水筒を使っています。
スタンレーとナルゲンという、あまり有名でない水筒を選んだのもそのためです。
一種の「こだわり」であり、「私のささやかな贅沢」です。
特にこだわりがない場合、象印やタイガーなどの国産メーカーの水筒が良いと思います。安くて高品質です。
職種が違っても、使う水筒のメーカーが違っても、効果はそれほど変わりません。それぞれに合った形で、楽に水筒持参を続けたいですね。
水筒を持ち、ともに健康維持と資産形成に励んでいきましょう。