お金が無いからこそ投資のチカラを借りるのです

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 米国と英国の個別株に投資を始めてから、もう少しで1年になります。

 

 毎月の給料からどうにか投資資金を捻出し、株を買い集めています。

 

 私の年収はそれほど高くない(300万円台)ため、倹約や創意工夫でお金を浮かせて投資に充てています。

 

 たまに「株はお金のある人がやること」という人もいますが・・・。

 

 私・シーラカンスは、「そうじゃない」と考えています。

 

 「お金が無いからこそ投資しなくてどうするの」と思うのです。

 

 今回は「自分とお金、どっちも働く」という記事です。

 

■私の仕事は運転手・・・給料は上がりません

 私・シーラカンスはある運送会社でトラック運転手をしています。

 

 積み荷は自動車部品。

 

 毎日同じ部品工場と物流センターを結ぶ「定期便」という仕事をしています。

 

 仕事は安定していますが、その代わり、運賃は高く取れません。

 

 「一般便」(フリー便ともいいます)という仕事もありますが・・・。

 

 技術と経験、道路の知識を求められます。

 

 どこに何を運ぶかが、その時その時で変わるからです。その分給料は結構良いため、働き盛りで家庭のある運転手さんがやっているケースが多いです。

 

 一方私は、長距離運転手をしていて体を壊したことがありますので、

 

 「給料が安くても近距離の仕事をしたい」「毎日家に帰りたい」

 

 と思い、今の会社に転職しました。

 

 4トントラックで1日約11~12時間乗務し、県内を走る場合・・・。

 

 手取り月給は18~24万円くらいです。

 

 総支給で30万円に届かないくらいでしょうか?

 

 稼働日数によって変わりますが、大体これくらいの給料で生活しています。

 

 物価の安い地域ですし、高卒で中小企業の工場で働く同級生と同等の給料を得られていますのでまあまあ満足はしていますが・・・。

 

 お世辞にも「高収入」とは言えないでしょう。

 

 また製造業などと違い、年功を重ねたからと言ってもそれほど昇給しません。

 

 同じ仕事をしている限り同じ運賃ですから、当然と言えば当然です。

 

 トラックの運転は楽しく、外に出れる仕事のため自分としては気に入っていますが、「昇給」「出世」は考えにくい業界であります。

 

 また、運転手の仕事は「何事もないのが当たり前」とされる業界です。

 

・「荷崩れや破損があったら運転手の責任」(無事故手当が削られます)

・「渋滞や台風は遅延の理由にならない」(対策しなかった運転手の責任)

 

 という、減点方式の仕事ですね。

 

 ・・・何が言いたいか?

 

 「仕事で結果を出す」という概念が通用しない、ということです。

 

 「ファインプレーで昇給」とかが、無いのです。

 

 またそもそも

 

 「毎日同じことをしているだけ」(載せる、下ろす、走らせる)

 

 な訳ですから「スキルの向上」もないわけです。

 

 運転の上手・下手はあるとしても・・・。

 

■給料が上がらないと分かっているなら 

 

 給料が上がりにくいと分かった上で、それでも今の会社に勤め続けるなら。

 

 出来ることは2つです。

 

 1つは「より稼げる仕事に異動する」こと。

 

 ・より大きいトラックの仕事に配置転換を願い出る。

 

 ・けん引免許を取ってトレーラーの運転を覚える。

 

 ・長距離運転手として全国を走り回る。(もうやりたくない・・・)

 

 ただ、私は今の仕事で淡々と稼ぎ続けたいので、異動はしたくありません。

 

 部署内で出世(リーダー・係長・次長)を目指す方法もありますが、24時間対応しなくてはいけなくなるため、これも避けたいです。

 

 「仕事が家庭に侵食してくる」くらいなら退職します。

 

 もう一つは「自分で何とかすること」。

 あくまでも今の担当便を続けるなら、給料はそうそう上がりません。

 

 ならば、自分で何とかするしかありません。

 

 私の場合、「何とかする」方法として、米国株を選びました。

 

 日本株より価格的に買いやすく、会社としての信頼性も高いからです。

 

 「配当金を積み上げていく」という戦略が取れるのも良いですね。

 

 ある程度放置も出来ますから、長時間労働の運転手には抜群に相性が良いのです。

 

■「将来の自分」を救うために

 給料が上がらない、年金がもらえるか分からない、インフレが・・・。

 

 何もしなければ、ただ窮地に追い込まれるだけのことです。

 

 待っていても、永遠に誰も助けてはくれません。

 

 泣いても喚いても変わらないのです。

 

 結局は、自分の生活は自分で守るしかないのです。

 

 自分で何とかするしかないのです。

 

 だから私は、投資を続けます。

 

 年老いた「将来の自分」を、助けてあげたいから。

 

■お金を遊ばせておくほど余裕は無い

 ところで、日々の労働で得た給料は、

 

 「自分の命を削って得たお金」

 

 であります。

 

 必死に働いて得たお金を浪費するわけにはいきません。

 

 自分の血と汗が染み込んだお金ですから。

 

 お金は「貴重な資源」です。なるべく残さなくてはいけません。

 

 出来ることなら、増やしたい・・・大損を避け、元本を守りながら。

 

 だからこそ頑張って投資資金を作り、株に転換して働いてもらっています。

 

 銀行口座でぬくぬくと休むことなど、私は許しません。

 

 「株」に形を変えて、バリバリ働いてもらいます。

 

 自分も、お金も、どっちも働くのです。

 

 「お金が無い」からこそ、「お金に働いてもらう」のです。

 

 「お金が無い」からこそ、「株と複利のチカラ」を借りるのです。

 

 自分自身もバリバリ働き、お金にも働いてもらう。

 

 勤労と投資の両方から収入を得られるように、仕組みを構築していくのが良いと考えます。