総資産額がかつての「借金総額」を超えました

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 給料をもらってからしばらく下ろしに行けませんでしたが、昨晩やっと行けました。

早速投資資金をドル転して証券口座に移し、注文しました。

 

■今月のお買い物

・MCD(マクドナルド):1株 @$268.89

・WMT(ウォルマート):1株 @$141.19

 

 今回はこれに加えて

 

・PFE(ファイザー):5株 @41.15 (合計$205.75)

 

 も発注していましたが、どうやら刺さらなかったらしく、失効していました。注文出来たらまたお伝えしたいと思います。

 

■現時点のポートフォリオ

3月4日現在の持ち株

2023年3月4日現在のポートフォリオ

〈資産ごとの保有額〉

・株式:$6047.4(82万1418円)

・定期預金(総投資額の20%以上を確保):40万円

・米ドル(PFE買いそびれた):$240.6(3万2680円)

 

・合計:125万4098円

 

 

 1銘柄当たりの比率が良い感じになってきました。

 

 資産額が少しずつ大きくなることにより、「特定の銘柄の比率が極端に偏る」ということが無くなり、バランスが良くなってきました。嬉しいです。

 

 それぞれの銘柄がだんだんと均等になってきています。美しい・・・。

 

■「120万」という数字を見て涙が出てきました

 今月の株の買い付けにより、総資産額が120万円を超えました。

 

 昨晩合計額を計算して、電卓に表示された「120万円」という数字を見て、なんだか急に涙が出てきました。

 

 「少ないから」ではありません。

 

 「ついにここまで来れたのか」という、感激からです。

 

 「頑張って生きてて良かった」という、達成感からです。

 

 

 実は私・シーラカンスにはかつて、借金がありました。

 

 カードローンやキャッシング、消費者金融からお金を借りていたのです。

 

 自力で2社は返しましたが、それでも120万円の借金が残りました。

 

 結局、弁護士の先生に債務整理を依頼し、「任意整理」という形で完済しました。

 

 今回の買い付けにより、かつての借金額を上回る資産を作れたのです。

 

 しかも、たった1年間で。

 

 そう思った時、急に泣けてきました。

 

・あの時は辛かったな。

・自業自得だけど、苦しかったな。

・自殺しようとしたこともあったな。

・仕事しながら法律事務所に通うの、大変だったな。

・綱渡りの生活をしてたな。

・完済まで何年もかかったな。

・収入を上げたくて、努力して大型免許を取ったんだよな。

・10トン車を初めて運転した日、荷台をぶつけたな。凄く怒られたなぁ。

・長距離運転手をしていた頃は確かに稼げたけど、身体を壊したなぁ。

・仕事も変わって、自分も変わっていけたんだな。

・雨の日も、暑い日も寒い日も、眠くて死にそうな日も頑張ったもんなぁ。

 

・生きてて、良かった。

 

 そう思ったのです。

 

■今の仕事に就いたきっかけも「借金」でした

 借金を何とかしようと決意したのが23歳の時でした。

 

 自力で返済したり債務整理を依頼したりで、完済には3年以上かかりました。

 

 当時は介護職員や工場の派遣として働いていたために収入がそれほどなかったこと、また今ほどお金について真剣になっていなかったことから、なかなか返済が進みませんでした。

 

 そのために「収入を上げたい」と思い、大型免許を取って運転手になりました。

 

 積み下ろしはかなりの体力と根性を必要としますし、勤務時間も12時間近くと長いです。仕事も「朝3時発」(最速の人で朝2時発)と時間帯も普通の会社員と違います。

 

 一般的には「3K」「やりたくない」仕事と思われがちでしょう。

 

 しかし、正社員として働けますから、収入は安定します。ボーナスも出ます。

 

 また今は法令遵守が厳しいですから「過酷な仕事」「チンピラみたいな運転手」はかなり減っています。昔はヤンチャな人が多かったですが、今となっては「古いイメージ」となりつつあります。

 

 仮にいたとしても、周りや客先でうまくいかず、すぐに辞めてしまいます・・・。

 

 「トラックに乗れる会社員」「トラックがいっぱいある普通の企業」という感じですね。普通の会社とそれほど変わりません。

 

 2024年には法令も大きく変わる予定であり、「働き方改革」の波も来ています。

 

 また、大型免許があれば全国どこでも働けます。

 

 会社としても転職されたら運転手が足りなくなって運行計画が組めなくなりますから、極端に安月給にはなりにくいです。

 

 あまりに給料が安いと「他行くわ」と辞められてしまいます。

 

 資格と技能のある人は、やはり強いです。

 

 雑に扱われることがありません。

 

 別に「この会社じゃなきゃダメ」としがみつく必要もありません。

 

 また私は男性としてはかなり小柄でありますが、トラックの運転自体は

 

 「体格」「性別」「年齢」「国籍や肌の色」

 

 は全く関係ありません。

 

 必要なのは免許と運転技能、そして眠気や積み下ろしに対する根性です。

 

 「仕事する気があるかどうか」の問題であり、また人手不足の業界でもあります。

 

 「この職種なら私にも雇ってもらうチャンスがあるかも」

 

 と、私はここにチャンスを見出したのです。

 

 あとこれは想定外のことなのですが・・・。

 

 小柄な若い運転手がトラックを運転して積み下ろしをしていると、なぜか

 

 「すごく頑張っている」「熱心に働いてる」

 

 ように見えるらしく、周りの人から優しくしてもらえるのも嬉しいです。

 

 運送業では20代が極端に少ないため、「珍しい」「息子と同い年くらいの子が来た」と「希少価値」があるようです。

 

 「あまり若いと不安がられるかな」と思っていましたが、嬉しい誤算でした。

 

派遣社員をしていたからこそ「正社員」になりたかった

 工場で派遣社員をしていた時は

 

 「生きてる備品・消耗品」

 

 という扱いでしたから・・・。

 

 もちろんそんなにひどく扱われるわけではありませんが、やはり

 

 「その工場(大企業)の正社員」と「誰でもいい派遣社員

 

 では、全てに差を感じます。

 

 そもそも生活水準から違いますから、金銭感覚も違います。

 

 生活スタイルも、全てが違います。

 

 休憩時間に正社員たちが話している

 

・「新車を買った」

・「家を建てた」

・「パチンコで勝った、負けた」

・「保養所で遊んできた」

・「船舶免許を会社の補助で取って、ボートで遊んできた」

 

 などなど・・・。

 

 「お金がかかること」

 

 を安心して平然とやれるのが、うらやましくもあり、憎たらしくもありました。

 

 彼らは「定年まで働けること」「高収入・賞与・昇給」がほぼ保障されています。

 

 一方で、当時の私のような派遣社員

 

 「同じ職場に3年以上いられない」

 

 という制約があります。また、年老いて身体を壊したら

 

・「派遣先が見つからない」

・「派遣会社すらクビになる」

 

 ということで、かなり不安定な働き方でした。

 

 また派遣社員というのは

 

・「人数がいればいい単純で辛い作業」

・「正社員を使いたくない危険な作業」

・「正社員が嫌がる仕事」

 

 をやらされがちでもあります。つまり、「仕事が辛いわりに給料が安い」のです。

 

 しかも「いつ契約解除を言い渡されるか分からない」という恐怖付きです。

 

 何か問題を起こした場合や人数が不要になった場合には「うちの現場には要らない」と突然言われ、全然違う会社の全然違う工場に移ることになるのです。

 

 派遣社員個人の頑張りなどどうでもよく、あくまでも「コスト」であり、ただの「労働力」。

 

 そもそも「必死にルーチンワークをこなす」ことは「努力」とは違いますし・・・。

 

 「機械を入れるより人間を使う方が安い」

 

 から、派遣社員を使うわけです。

 

 すぐクビにできますし、すぐに交換できますから。

 

 要らなくなったら、「ポイ」なのです。最初から、分かっていたことです。

 

 ちなみに労災に遭っても、工場側はもみ消そうとしてきます。

 

 「たかが」いち派遣社員のケガで、そこの職長や工場長が責任を取らされるのを嫌うからです。ひどい話です。

 

 私自身も左手親指にそこそこのケガを負いましたが、労災は下りず、何の保障もないまま職場を去ることになりました。

 

 あくまでも

 

 「職場起因だと立証できない」

 

 として「自己責任」とされてしまうのです。

 

 それだけのリスクがあるからこそ、派遣社員の時給は「1250円前後」(工場の場合)と高いのです。

 

 また、配置換えを断れば「派遣できる先がない」として、派遣会社から解雇されることもあり得ます。

 

 そんな不安定な働き方をしている人間の隣で、正社員たちの「景気のいい話」が聞こえてくるわけですね。

 

 「何を買った」「ボーナスがどうだ」「労働組合が、昇給が」・・・。

 

 内心では、色々と思うところがありましたね。言いませんけど。

 

・「そりゃまあ、大企業の正社員なら稼ぎも良いし、遊べるだろうよ」と。

・「私の給料、多分、アンタの半分くらいだよ・・・」と。

「せめて派遣社員に聞こえないように話すとか、少しは気を遣おうよ・・・」と。

 

 純粋に「楽しい雑談」のようですし、悪気は無いようですが、結構グサッと来るものです。

 

 まあ、学生時代に頑張らなかったから「派遣社員」としてその場にいるわけですので、自業自得ではありますが・・・。

 

 収入や待遇よりも、この心理的なダメージが辛かったです。

 

 それだけに、「絶対に正社員に転職してやる」と思いました。

 

 そんなこんなで大型免許を取って何社か転職し、今の会社で正社員として働いています。

 

 運よく私の地域ではそれなりの大きさの運送会社に滑り込めましたので、

 

 「多分定年まで働くんだろうな・・・」(運よく定年まで居られるなら)

 

 と思います。

 

 人間関係もそれなりに出来てきましたし、わざわざ待遇の悪い小さい会社に行くこともないからです。

 

 結局のところ「理想の会社」なんてないわけですし、

 

 「どの会社もロクなもんじゃない」

 

 のですから、

 

 「そこまで嫌じゃない」「辞めるほどつらくはない」

 

 という会社で粛々と働き続けるのが「現実的な解」だと思っています。

 

 私自身アラサーですので、

 

 「転職ばかりしてないで、そろそろ落ち着かないと」

 

 という思いもあります。履歴書の職歴欄も、既にぐちゃぐちゃですから・・・。

 

 「正社員」として働ける今のうちに、慣れた仕事をコツコツこなし、給料をもらっては投資する・・・というサイクルを続けていく作戦です。

 

 会社にしぶとく居続けて、

 

 「会社のエキスをチューチュー吸う」

 

 イメージですね。

 

 そう考えると多少嫌なことがあっても「まあ、今の会社で続けるか」と思えてきます。

 

 もちろん正社員だからと言って解雇されないわけではありませんが、派遣社員のときと比べれば安定しています。

 

 そもそも「資格と実務経験がものをいう」仕事ですから、もし何かあったなら他社に行くだけのことです。

 

 「安定している」「いざとなれば他社に行ける」ということで、非常に安心感があります。安心して投資に邁進できますね。

 

 それでも私は「会社」というものを一切信用していませんから、油断せずにこっそりと資産を作っておこうと思っています。

 

■これからも借金を避けて投資を続けよう

 自分語りが長くなり、失礼しました。

 

 しかし、どうしてもこの

 

 「資産額が『当時の借金総額』を超えた」という感激

 

 をお伝えしたかったのです。本当に嬉しいです。

 

 たかが「120万」、されど「120万」。

 

 車のローンと違い、この借金には15%以上の利息がかかっていました。

 

 返しても返しても、全然減らないわけですね。

 

 この借金を、弁護士の先生の力を借りて、何年もかけて清算していったのです。

 

 それだけに、私にとってはこの

 

 「120万円」

 

 という数字にはとても大きな意味があったのです・・・。

 

 何年もかかりましたが、

 

 「過去の過ちをやっと清算できた」「やっと決着がついた」

 

 という気持ちです。自分の中で、整理がついた気がします。

 

 本当に、嬉しかった。