こんにちは、シーラカンスです。
米国株界隈のブログを見てみると、とても賑やかですね。
先日のシリコンバレー銀行の破綻の影響があちこちに波及しており、私たち日本人投資家にも影響が出ているようです。
私・シーラカンスも米国株、しかも「個別株」専門の投資家です。
最近はあまり自分のポートフォリオの損益を見なくなっていましたが・・・。
今日改めて確認しました。
その結果・・・。
意外なことに、大して影響を受けていませんでした。
今日は「私は動じない」「守りの投資もいいよ!!」という記事です。
■買いそびれていたPFE(ファイザー)を買えました
先月末の買い付けで注文が刺さらずに買えなかったPFE(ファイザー)を、無事に買い足すことが出来ました。
・PFE(ファイザー):@$40.9 5株 合計:$205.5
資産額自体はほぼ変わりませんが、最新のポートフォリオをお伝えします。
■銀行破綻の影響は、今のところ軽微です
今の私の総資産は、2023年3月13日現在時点で、
・株式:$6084.45(81万0448円)($1=133.2円として)
・定期預金:40万円
・合計:121万0448円
となっております。
自分のポートフォリオの損益を確認したところ、
$356.81の損失
が出ているそうです。これは日本円に換算すると4万7527円の損失です。
総資産から考えると、
「3.92%の損失が出ている」
ということになります。
この数字を見たときに、私・シーラカンスとしては
「あれ? 思ってたより損してないじゃん」
と感じました。確かに損失は出ていますが、20%も30%も減っているわけではないですし、大して不安には感じていません。
私のポートフォリオでは年間3%前後の配当利回りが見込めますから、放っておいてもそれくらいなら補填できるからです。
coelacanth-foundation.hatenablog.jp
また、今回の破綻騒動では銀行やIT関係の株を保有している人を中心に損失が出ているようですが、私自身は一切そうした業種の株を持っていないからです。
■「個人投資家のリスク許容度は意外と小さい」
個人的な意見ではありますが、私・シーラカンスから見ると、
・「過大なリスク」
・「取らなくてもいいリスク」
を取っている、イケイケの投資家さんが多いように感じます。
米国株投資をしていると、なんだかんだ言って
・「長期的には上昇する」
・「ハイテク銘柄こそ正義」
という雰囲気に呑まれてしまいがちなものです。
投資家だって人間ですから、どうせ買うなら「退屈な、債券みたいな銘柄」よりも「値動きの良い、キラキラした銘柄」に目が行ってしまいます。
私自身、「一発当ててみたい」という野望自体はあります・・・人間だもの。
しかし、残念ですが、私は安月給であります。
給料から損失を補填できませんから、選ぶのはどうしても「保守的な銘柄」ばかりとなります。毎月コツコツ買い足すわけですから、「一世一代の大勝負」というわけにはいかないのです。
個人的には、この
「失敗を給料から補填できるのか」
という観点からポートフォリオを決めていますから、他の一部の「イケイケな」投資家さんを見ると、
「よく怖くないね・・・」「すごい度胸だ・・・」
と思うわけです。「何に投資するか」「どんな業種にどれだけ投資するか」はその人の性格や思想によりますから何とも言えませんが・・・。
私としては、
・「リスク許容度は、自分が思っているより小さい」
・「平時から、意識してリスクを下げ気味にしておく」
という点を踏まえて、ご自身のポートフォリオを再確認してみることをオススメします・・・。
まだ、間に合うかもしれません。
■「安心して熟睡していられること」を重視しています
・「退屈な銘柄ばかりだな」
・「ハイテク株が入ってないな」(唯一のハイテク銘柄はvisa?)
・「成長の見込めない高配当株ばかりじゃないか」
と思われるかもしれません。実は、その通りなのです。
私は、わざとそうしているからです。
私はかなり偏屈な人間であり、投資先も国も、景気も、一切信用していないからなのです。信用していないからこそ、
「最悪の状況下」
を基準に銘柄を選び、運用しているのです。
私の場合、
・「リーマンショック時でも製品が売れていた会社」
・「第二次世界大戦中に、米・英軍に製品を納入していた会社」
・「自分自身が定期的に買う製品を扱う会社」
・「近くの店舗で製品が買える」(=日本社会で広く受け入れられている会社)
・・・などが銘柄選定の目安となります。
たとえ戦争が起きようが、米国政府がデフォルトしようが、今回のように銀行が破綻しようが・・・どうなっても大丈夫なように備えているのです。
・戦時中でも、ヒゲは剃ります。
・不況でも、医薬品は必要です。
・景気が悪くても、車を走らせるにはガソリンや軽油が必要です。
・人によっては、タバコは生活必需品です。
・疲れたら、甘いコーラなどの飲み物が欲しくなります。
私・シーラカンスは、こうした「どんな状況下でも求められるもの」を扱う会社を好みます。その結果、「退屈な銘柄」が集まるのですね。
・・・まあ、面白味は無いですね。つまらないといえば、つまらない。
でも私はあえて、このポートフォリオでいこうと決め、実際にそうしています。
変えるつもりなど、一切ありません。
なぜか?
・・・私の投資は、あと50年以上続くからです。死ぬまで続くのです。
不謹慎な言い方かもしれませんが、
「たかが銀行の破綻」「たかが経済危機」
なんかで私の投資を左右されたくないのです。
そう、「一生、投資は続く」のです。先は、ものすごく長いのです・・・。
そのため私は、「大儲け」や「株価が5倍、10倍に噴き上がる」ことよりも、
・「どんな状況であっても安心してぐっすり寝ていられること」
・「堅実に、安穏と投資をしていられること」
を最重要視しているのであります。
確かに退屈な銘柄ばかりですが、これらこそ私自信が「納得して投資できる」銘柄なのです。利回りは確かに「3%くらい」と国債並みに低いですが、承知の上です。
やり方を変えるつもりはありません。
■「私は間違っていなかった」と確信できました
今回の銀行破綻で、人によってはかなりの損失が出たようです。
一方で私は、3.9%の下落だけで済んでいます。
この騒動で私は、
・「自分のやり方は間違っていなかった」
・「攻めではなく守りを重視していてよかった、まだ投資を続けられる」
・「これこそ『守りの投資』の本懐・真骨頂」
と、心のどこかで自信を感じています。正直なところ、最近、
・「このやり方でいいのかな」
・「景気敏感株をもっと増やしたほうが良いのかな」
・「短期売買も覚えたほうが良いのだろうか」
と揺らいでいました。しかし、この一件で
「これで良いんだ」「これが私の運用だ」
と確信できました。
私は、今回の「シリコンバレー銀行の破綻」というニュースに接しても、平然としていられました。手堅い銘柄のみでポートフォリオを固めていたためです。
事実、大して損失を負っていません。泰然と、安心していられます。
「大儲けを捨てて安定性を取る」投資戦略が見事に効いている形です。
こういう時に備えて、日ごろから堅実な株をコツコツ買っているのです。
「手堅い株」と「定期預金」しか持っていないからこそ、
「連動して安くなっている銀行株を買ってみる」(逆張りの買い付け)
という積極的な戦略を取るのもいいかもしれませんね。
あるいは大きめのIT企業でしょうか。
私自身はいつも通りの生活と買い付けを続けますが・・・。
「選択肢がある」「やろうと思えば攻めの投資も出来る」というのは、隠れたメリットかもしれませんね。
■自分に適した投資を長く続けたいですね
私・シーラカンスは、「長期投資推奨派」であります。
性格や経験、職業は人それぞれであり、適した投資手法も人それぞれです。
「退場」せずに、自分に適した投資を続けてほしいと願います。
だからこそ私は、高配当株や生活必需品株、債券、定期預金などの
「守りの資産」
にも目を向け、ポートフォリオに加えることをおすすめします。