こんにちは、シーラカンスです。
私はトラックの運転手として、毎日同じ工場に集荷に行きます。
「定期便」や「専属便」と呼ばれる、毎日同じ工場に行く便です。
当然、毎日同じ工場で、毎日同じ出荷担当さんと会います。
毎日会えば親しくなり、個人的な話もするようになります。
今回は、「ある工場(集荷先)の班長さん」が投資に踏み出した話です。
■相談し、実行へ・・・。
自分がその工場の集荷を担当するようになり、2年が経ちます。
2年も同じ工場に出入りしていると、出荷担当さんと、個人的な話もするようになります。
特に班長さんとは年齢も近いことから、雑談をする機会が結構あります。
以前から、私、シーラカンスが米国株投資をしていることは話していました。
班長さん自身も投資に興味があり、会社からも勧められているということで、投資についての相談を受けていました。
私、シーラカンスは・・・、
・「アメリカとイギリスの株を買ってるよ」
・「食品やタバコ、薬の会社ばかりだよ」
・「毎月買ってるよ」
・「SP500という、アメリカ中の株を買えるような投信があるよ」
・「でも私はあまのじゃくだから、個別株をやってるよ」
・「運転手は退職金が少ないから、自分で作るよ」
(退職金どころか、賞与もない会社が多い業界なのです・・・)
などなど、結構突っ込んだ話をしました。
その班長さん・・・ついに投資を始めたそうです。
■彼が選んだのは・・・。
そんな彼が選んだのは、
「SP500のETF(投信)と貯金を半々」
というポートフォリオでした。
とても堅実で良いと思います。
「投資に時間をかけたくない」とのことでしたので、理にかなっています。
また、SP500であれば、時間とともに成長も期待できるでしょう。
定年になるころには、元本の倍くらいまで資産が育つだろう・・・と期待できますね。
これは、「カウチポテトポートフォリオ」とほぼ同じものです。
「カウチポテトポートフォリオ」とは株と債券を半々で保有する手法で、日本では年金機構(GPIF)が採用しています。
「大きく儲かることもないが、大きく損も出さない」という、安定重視のポートフォリオです。
「カウチポテト」というのは、
「カウチソファーで、ジャガイモのようにゴロゴロ寝転ぶ怠け者」
という意味だそうで、そんな怠け者であっても安心して保有していられる・・・というところから、この名がついたようです。
(もうちょっと何とかならなかったのか、このネーミング・・・。)
ちなみに彼は、この「カウチポテトポートフォリオ」を知っていました。どうやら、しっかり下調べをしたようです。
投資対象は違うものの、彼も私も長期投資を志す者同士。
投資仲間が増えて、ちょっと嬉しいです。
■少しは役に立てたかな
・「たまたま、出入りの運送会社の運転手が米国株に詳しかった」
・「その運転手からいろいろ聞いた」
・「会社に来る保険屋などからも色々聞いた」
・「もともと投資に興味はあった」
などなど、いろいろな偶然が重なって、彼は投資を始めました。
相談に乗った者として、堅実な投資手法を選んでくれて、嬉しかったです。
「自分の知識で誰かの人生を好転させた」、「誰かの老後を豊かにする手助けができた」と考えると、投資家として、こんなに嬉しいことはないですね。
このブログも、誰かひとりであっても、一記事の一文であっても・・・。
自分の知識や経験が、何かの役に立ってくれていたら嬉しいなと思います。