「これから一生をかけて買うことになる株の総額」

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 投資を初めてちょうど1年が経ちました。

 

 総資産額はまだ120万円程度と少額ではありますが、自分の投資スタイルが定まってきました。

 

 あとは、今のポートフォリオを大きくしていくだけです。

 

 さて、今回は「これから買う株の総額」などについてです。

 

■「定年のときにどうなってる?」を想定してみよう

 私・シーラカンスは、毎月の給料が変動します。

 

 そのため、投資に充てられる金額もかなり変動します。

 

 大体、3万円~8万円の間くらいでしょうか。

 

 平均すると、6万円くらいを投資している感じです。

 

 私はそれほど収入がありませんので、節約や創意工夫で投資資金を何とか捻出しています。あと、ボーナスもほぼ全額を投資に回しています。

 

 「お金が無いから」と投資をしなければ、永遠に資産など出来ません。

 

 年老いてから困窮したくありませんから、必死です。

 

 ヘラヘラと無駄遣いなど、していられません。

 

 泣いても喚いても、誰も助けてなどくれないのですから。

 

 さて、今の投資スタイルを決めてから1年で、120万円を作ることに成功しました。

 

 多少の変動はありますが、年間100万円くらいは投資に回していけそうです。

 

 また、時間も十分にあります。

 

 私は20代後半であり、定年まであと30年以上の時間が取れます。

 

 100万円×30年=3000万円

 

 定年までに、3000万円前後を投資することになりそうです。

 

 また幸運にも、株には「配当金」という素敵なシステムがあります。

 

 これが資産形成の大きな助けとなります。

 

 私・シーラカンスは、配当金だけで「年利3%前後」を取れるようにポートフォリオを組んでいます。

 

 ・・・少ないでしょうか?

 

 しかしこれは銀行の

 

 「定期預金の利息の1500倍」

 

 に相当します。実はものすごい利回りなのです。

 

 またこれは「配当金だけ」の数値であり、「株価上昇分」は入っていません。

 

 つまり、実際には増配、株価上昇、自分の入金力の向上などで

 

 「想定より良くなる可能性がはるかに高い」

 

 のです。

 

 しかし、私は慎重派です・・・期待しすぎは良くありません。

 

 そうした不確定要素は「あったらラッキー」程度に考え、あくまでも配当金だけの「年利3%」で考えています。

 

 年利3%の場合、単利であってもおよそ33年で資産が2倍になります。

 

 複利であれば、もっと早く資産が倍増します。

 

 3000万円×2倍=6000万円

 

 こうした計算から、何が分かるでしょうか?

 

・定年までに3000万円を投資する。

・定年のときに6000万円分の株券を保有することになる。

・そこから年利3%が取れる。

・年間配当は6000万円×3%=180万円。

・税金で3割近く持っていかれるとしても、120万円を毎年受け取れる。

 

 複利も、増配も、入金力の向上も、一切考えなかったとしても、これほどの株を扱うようになるのです。

 

 私、シーラカンスは「最終的にどうなるの?」というのが気になり、こうした計算をしています。

 

 投資は長く続きますから、「目標」「ビジョン」がないと辛いからです。

 

 目的地の無い航海など、「漂流」「遭難」でしかありません。

 

 しかし逆に、自分の投資金額・投資利回りを一度しっかり計算しておけば、

 

 「今よりも豊かになり、資産を持てる」

 

 ことが分かりますから、やる気も出ますね。

 

■「時間がある」という幸運

 先ほどの計算の結果、私・シーラカンスは定年時に、6000万円もの金融資産(米国株と定期預金)を保有することになるようです。

 

 6000万円と言えば、ものすごい大金であります。

 

 これほどの資産を、動揺せずにどっしりと運用することになるのです。

 

 それだけの度胸と知識のある「投資家」になる必要があります。

 

 もちろん、すぐになれるわけではありません。

 

 「経験」と「知識」、そして「自分の思想の変化」「自己分析」が必要だからです。

 

 ただ幸いなことに、私の場合には

 

 「どこかからいきなり6000万円分の株が降ってきて、運用をやらされる」

 

 訳ではなく、

 

 「30年間かけて、自分のお金で6000万円分の株を買い集めていく」

 

 ため、十分な時間があります。

 

 30年の間に、コツコツ働き、お金を捻出し、少しずつ株を買うわけです。

 

 倹約が日常の一部となり、怪しい儲け話にも乗らなくなり、身の丈に合わない贅沢をするようなヘマもしなくなるでしょう。

 

 「株を買う」ことが、生活の一部となっていきます。

 

 「ドル円を気にする」「世界情勢を気にする」ことが習慣になります。

 

 十分に時間がありますから、他の人の投資を勉強するでしょう。

 

 過去の人々の失敗事例・成功事例もたくさん知ることができるでしょう。

 

 仕事を続けていれば昇給し、出世し、投資資金も増えていくでしょう。

 

 「時間がある」ということは、とにかく有利なのです。

 

 時間がありますから、無理な投資をすることもありません。

 

 正直物足りない利回りでありますが、そのかわり非常に安定した運用をすることができます。

 

 配当利回りの少なさは安定性の裏返しであり、私は気にしていません。

 

 利回りが控えめであっても、時間と「複利のチカラ」が味方になってくれますから、何も心配ないのです。

 

 何年も投資していれば、好景気も、不景気も、経済危機も経験するでしょう。

 

 事実、「シリコンバレー銀行の破綻」など、現在進行形で市場の変化を経験しています。こうしたとき、少しずつ堅実な株を買っていた投資家であれば、

 

 「へー、そうなんだ」(私は無傷だけど)

 

 としか感じず、狼狽売りなどという「恥ずかしい行動」はしないでしょう。

 

 本当に、「時間があってよかった」と実感しています。

 

■「今の保有資産」が半減しても気にならない

 今私は120万円分の資産があり、そのうちの80万円ほどが米国個別株・英国個別株であります。

 

 堅実な株ではあるものの、経済危機の際には一時的に資産総額が「半減」することもあるかもしれません。

 

 もしかしたら明日、80万円分の株が40万円分まで下落するかもしれません。

 

 しかしそれでも、私は気になりません。

 

 「6000万円買うのに、40万円の損なんて大した影響はない」

 

 からです。

 

 ・・・何が言いたいか?

 

 「今の保有総額」

 

 が半減したとしても、

 

 「これから買うことになる資産総額」

 

 のほうがはるかに大きいのだから、どうってことないということです。

 

 40万円損したって、これからどうせ5960万円分の株を扱うのですから・・・。

 

 何なら、1社くらいつぶれたって困りません。

 

 私のポートフォリオの場合、1社あたり総資産の5%前後になるように買っています。

 

 1社潰れても、5%の影響しかないのです。

 

 一方で私は、「年利3%」を想定してポートフォリオを組んでいます。

 

 この場合、配当金だけで2年あれば補填可能となります。(3%×2年=6%)

 

 一時的に損したとしても、30年間も株を買っていれば、高すぎず安すぎずの「ほどほどの株価」に落ち着いていきます。何も心配ないのです。

 

 もちろん「株価上昇」「増配」はありますし、逆に「1社の倒産ですべての銘柄の時価が下がる」ことだってあるでしょうが・・・。

 

 言いたいことは分かっていただけるかと思います。

 

 そもそも「経済危機」程度で揺らぐような会社を避けていますから、むしろ危機は「チャンス」と私には見えます。

 

 毎月捻出できる資金はあまり増やせませんが、株価が下がってくれれば「株数」をより多く買えるからです。

 

 配当利回りが変わらずに株価が下落し、その後株価が回復すれば、

 

・「たっぷりの含み益」

・「夢のような投資利回り」(取得単価が安い上に配当金が多く受け取れる)

 

 を得られます。

 

 こんなに美味しい話がありますか。

 

 これから投資の桁が1桁、2桁増えますが、きっと大して動揺しないと思います。

 

「欲張りすぎずに続けてさえいれば、それなりにうまくいく」と知っているからです。

 

■数十年先を見よう・・・将来の自分を救うために

 このように、私は「数十年先」を考えて投資しています。

 

 私がまだ若いのにイケイケのトレードをしないのはそのためです。

 

・「利益を急いでいない」(30年後にうまくいっていればいい)

・「大儲けしたいというより、大損を避けたい」

 

 からです。

 

 将来、腰を痛めたり病気になったりして、働けなくなることがあるかもしれません。

 

 定年まで働けたとしても、年金がもらえない、あるいは微々たるものになっているかもしれません。

 

 一応「厚生年金」などはありますが・・・。

 

 私が定年する頃にきちんと支給されるのか、そもそも制度が存在するのかすら、分かりません。個人的には「もらえないもの」として考えています。

 

 国としては「年金崩壊」は絶対に認めないでしょう。

 

 年金が月に1円でも支給されていれば、

 

 「年金は支給している」と言い張れますから。

 

 そんな荒んだ未来になってしまったとしても、私は・・・。

 

 私自身を助けてあげたいのです。

 

 「将来の自分への仕送り」「将来の自分と家族を救うため」

 

 に投資を続けたいのです。

 

 自分の必要物資は国や他人に頼らず、自分で買えるようにしておきたいのです。

 

 そう考えると、すぐに潰れるような会社には投資できません。

 

 株で遊びたいわけではありませんから、上がった下がったでいちいち一喜一憂したくないのです。

 

 それより安心してぐっすり寝ていたいです。

 

 そうなるとKO(コカ・コーラ)やPG(P&G)などの

 

 「債券のように値動きの退屈な高配当株」

 

 を中心に買うことになります。

 

 大儲けは出来ないでしょうが、大損もしないだろうと考えています。

 

■アホになって株を買い続ける

 私・シーラカンスは、「自分が生きている間には潰れなさそう」な会社を選び、投資しています。

 

 不況でも関係なく売上の上がる「食品」「飲料」「製薬」「タバコ」などの会社を中心に投資しています。

 

 不況になれば株が暴落し、良い株を安く買えます。

 

 好景気になれば含み益が増し、増配額も増します。

 

 どっちに転んでも、配当金は入り続けます。

 

 どっちに転んでも、私は嬉しいのです。

 

 「潰せるもんならやってみろ」と思える会社ばかりですから、どんな状況であっても投資を続けられます。

 

 また、仮に投資をやめたとしても、その資金の行き場がないわけです。

 

 投資をやめたところで、じゃあ、何を買うの・・・?

 

 米国優良株以上に、安全で美味しい投資先なんて、存在するの?

 

 私には、全く思いつきません。

 

 結局、自分の投資手腕を信じて「買う」しか選択肢はないのです。

 

■結局は買い続けるしかないですね

 投資を始めて1年が経ち、大儲けは出来ないとしても、大損も避けられています。

 

 少額ではありますが、配当金も入るようになってきました。

 

 欲張りすぎず、ほどほどの配当金を出してくれるKO・PG・JNJなどの

 

 「優良株を分散して買い続ける」

 

 という投資手法は私の性格にも合っているようです。無理に何かを変える必要もないでしょう。

 

 投資をやめてしまわない限り、私のポートフォリオには毎年100万円前後が積み上がっていき、そこから生まれる配当金も積まれていくでしょう。

 

 金額が大きくなったとしても、元々がかなり守備寄りのポートフォリオですから、やはりそのままでいいと考えています。

 

 正直、自分の年齢を考えると

 

 「リスクを取って儲けようという覇気がない」

 

 と自分でも思いますが・・・。

 

 「これ以上に良い投資先が思い浮かばない」

 

 のですから、仕方ないですね。

 

 これが私のやり方です。変えるつもりはありません。

 

 これからも、毎月の給料日ごとに株を買っていくことになるでしょう。

 

 私は恐れず大胆に、「買い」一本でいこうと思います。

 

 しっかり働き、しっかり休み、しっかり投資していきたいですね。