どの株を買おう? 米国株の選び方

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 私、シーラカンスは米国・英国の個別銘柄を専門に投資しています。この記事では、私が米国株を始めたときの銘柄の選び方についてお伝えします。

 

 私の場合、米国と英国の企業16社に投資することにしました。どの企業も自分で徹底的に下調べした珠玉の銘柄たちです。

 

 これらの銘柄が集まったものを「ポートフォリオ」と呼びます。元々は「書類カバン」「紙挟み」という意味です。

ポートフォリオ(書類入れ)のイメージ 出典:ギフトモール様

海外では有価証券をこれらに入れて保管することが多かったため、そこから転じて「有価証券の集まったもの」「銘柄の構成比率」のことをそう呼ぶようになりました。

 

個別銘柄の場合、8~16銘柄くらいでポートフォリオを作ると、適度にリスクが分散され、良い感じとなります。

 

 (銘柄数が少なすぎると危険ですし、多すぎてもリスク分散効果が薄れます。「投資信託でいいじゃん」となります。)

銘柄数とリスクの関係 出典:onobank様


私の場合、以下の基準から買う株を決めました。

 

シーラカンスの銘柄の選び方

 1.「近所のお店で商品が買えること」「近所でサービスが利用できること」

 ・コカ・コーラ(KO)やペプシコーラ(PEP)はどこでも買えます。

コカ・コーラペプシ 出典:sirabee様

 ・カードが使える店の場合、大抵はビザ(V)かマスター(MA)が使えます。

ビザとマスター、銀聯カード 出典:オトクレ様

 ・LUXやDOVEなどのシャンプー類や洗剤類(UL)もたいていの薬局で扱っています。

ユニリーバの製品群 よく見ます 出典:Uniliever Members様

 ・自分で製品やサービスを使えるということは、とても大切なことです。

 

 2.「世界一であること」「業界大手であること」

 ・「圧倒的シェア」を誇る企業を探します。

 ・資金力・規模ができる限り大きく、安定した財務の会社を選びます。

 ・一生の付き合いとなるため、なるべく規模が大きくしっかりした企業を選びます。

世界的大企業のイメージ (ウォール街
 出典:トラベルブック様

 

 3.「世界中の人々を相手に商売している会社であること」

世界中でビジネス 出典:いらすとぽすと様

  ※電力、水道、ガス、鉄道は「場所」に依存するため避けます。

  ・世界中に販路があり、どの国でも販売できるものを扱う企業がおすすめです。

  ・特定の国に依存していない企業を選びます。

  ・新興国でシェアを伸ばしている会社は特に良いと思います。

   彼らの人口が増えるほど顧客も増えていき、売り上げも伸びていくからです。

  ・「世界のどこにいても必要なもの」を作る企業がいいですね。

 

 4.「不況でも必要とされる商品を扱う会社であること」

  ・タバコ・・・やめようにも相当な苦痛があります。

  ・歯磨きや入浴は景気に関係なく必要です・・・石鹸、シャンプー等。

  ・毎日、世界中の男性のヒゲは伸び続けていきます。

   剃るか整えるかしなくてはいけないため、カミソリも売れ続けます。

  ・女性も、美容のためにカミソリが必要となり、求められ続けます。

  ・景気に関係なく、医薬品は必要です。

 

 5.「配当王・配当貴族であること」 

  ・配当金が毎年増えていく企業を「配当貴族」と呼びます。

どんどん育っていく 出典:Inc.Magagine様

  ・まずは「配当貴族」から銘柄を探すことをお勧めします。

  ・次の年に受け取れる配当金のメドが立ちやすいためです。

  ・株価急落の際には、配当金があることでメンタルを保ちやすくなります。

  ・「長年の増配の実績がある」=「株主に報いる気がある会社」といえます。

  ・浮き沈みの激しい業種・企業は脱落していくため、医療、食品、公益などの

   手堅い業種が多く、安心して投資に取り組めます。

 

 ■自分が納得できる銘柄選びを

 このような基準から銘柄を選んでいきました。私の場合は一生をかけて投資していくつもりのため、「大儲け」よりも「安定感」を重視したポートフォリオになりました。

 

 主に食品・タバコ・医薬品の銘柄を主力にしています。

 

 株価の上下が穏やかであり、配当も安定しており、そうそう潰れないであろう業種であり、個人的にはおすすめです。ただ、個人投資家の場合、よく分散できていれば、自分の好みや直感で銘柄を決め、スパイス的に混ぜてみるのもアリだと思います。

 

 また、個別銘柄にこだわらず、投資信託ETF(上場投資信託)も加えてさらに安全性を高めるのも良いですし、優待狙いで国内株を混ぜてみるのも面白いと思います。

 

 私、シーラカンスも実は、牛丼チェーンやスーパーなどの優待銘柄は興味があります。楽しく投資を続けられるのが一番ですから、優待券などの「お楽しみ」があるのも良いと思います。

 

 機関投資家と違い、誰かの承認を取る必要もなく、損も得も自己責任であり、また自由です。

 

 長期投資を志すなら、投資先との付き合いは一生続きます。

 

 自分の好みや納得感がとても大切となります。

 

 自信のある「ポートフォリオ」ができたらいいな、と思います。