こんにちは、シーラカンスです。
新年の記事で、
「株のブログを書いているのに、お金に関わる資格を持っていない」
ということを書きました。
一応「全商」(商業高校の独自資格のようなものです)の簿記3級は高校のときに取りましたが、日商簿記などの一般社会で通用する資格を何も取得していなかったのです。
そのため「今年の目標」として
「お金に関係する資格を何か取得する」
と決めました。
受験日程的に一番近かったのが「日商簿記3級」でしたので、受験を決意しました。
試験日まで2か月あるかないか・・・という強行軍のスケジュールでしたが、現実的にそうするしかなかったため出願しました。
本日、無事に試験を受けることが出来ましたのでお伝えします。
■意外と難しかった・・・舐めてかかると危険です
「3級」ということで、正直なところ
「まあそこまでは難しくないでしょ」
と思っていましたが、甘かったです・・・。
2021年の試験から大幅な変更がありました。
・試験問題が大きく変わり(5問→3問)、
・試験時間も120分→60分に短縮された
ことにより、一気に難化したようです。
以前は2級で出していた問題も一部3級の出題範囲に移動しました。
これらの変更により制限時間と点数に余裕がなくなり、
・スピードと正確さ
・見たことのない問題への応用力
・部分点に食らいつくガッツ
が求められる試験に変化したようです。
特に第1問の「仕訳」は配点が45点(1問5点)と高いため、早く正確に解けないと危険です。
間違えたときのダメージが大きいのです。
勉強を始めたときは「まあ何とかなるだろう」と楽観的に考えていましたが・・・。
いざやり始めてみると全然問題を解けず、「これはちゃんと勉強しないと落ちる」と感じました。
見たこともないような勘定科目・問題がどんどん出てきます。
私・シーラカンスは高校時代に商業高校(商業科)に通っていましたので、仕訳と電卓の扱い方は多少分かるために少し有利なはずでしたが・・・。
それでもかなり難しいと感じました。
おそらく、ゼロから覚えるとしたら勉強が間に合わず、諦めていたと思います。
簿記を初めて覚えようとする方の場合・・・。
かなり難化してきています。
勉強期間は3か月は確保することをおすすめします。
■「試験勉強」がとにかく困難・・・机に向かう時間の確保
ところで、私・シーラカンスは「資格マニア」であります。
今までにも様々な資格を取得してきました。
個人的な興味から取った資格もありますし、仕事上必要で取得したものも、転職するために取得したものもあります。
仕事に役立ったものもあれば、全く役に立たなかった資格もあります。
しかし
・「試験慣れ」が出来た(会場の雰囲気に吞まれなくなった)
・「資格勉強のやり方が分かった」(仕事との両立)
が出来たという点では「意味があった」と感じています。
たまに
「学生の頃に今ぐらい勉強していたら、人生変わったかも・・・」
と考えるときはありますが、過ぎてしまったことは仕方ありません。
今、自分に出来ることをやるのみです。
さて、ここで今までに取得した資格を挙げてみます。
全て社会人になって働きながら取得しました。
・漢検2級
・ヘルパー2級
・普通免許
・フォークリフト運転技能講習
・危険物取扱者(乙1~乙6まで全部)
・二級ボイラー技士
・毒物劇物取扱者
・中型自動車運転免許
・大型自動車第一種運転免許
・玉掛け技能講習
これらの中でも、「日商簿記3級」の試験勉強はずば抜けて困難でした。
・ヘルパー2級やフォークリフトなどは、講習を受講すれば取得できます。
・危険物取扱者や毒物劇物は一問一答であり、すき間時間に勉強できました。
・中型・大型免許は実技のみであり、学科試験はありません。
・大型二種は学科もありますが、普段の仕事の知識(トラック運転手です)が使えます。実技も難しいですが、路線バスとトラックは運転感覚が近く、何とかなりました。
ただ、簿記は大変でした。
何が大変かって、
「机に向かって電卓で計算して、複雑な条件を整理しながら解く」
ことが求められるからです。
つまり、
「机に向かわないと試験勉強ができない」
という点が、非常に困難だったのです。
・・・出典:いらすとや様
仕訳であればすき間時間でも勉強できるでしょうが・・・。
勉強していて困るのは
・「決算」
・「合計残高試算表」
・「修正仕訳」
などの「机に向かわないと解けない複雑な問題」です。
問題自体も難しいですが、それ以上に難しかったことは
「勉強時間を捻出すること」
そのものでした。
・11時間半にわたる乗務を何とか急いでこなし、
・次の日の弁当や今夜の夕飯を作り、
・家事をこなし、
・風呂などを急いで済ませ・・・
何とか勉強時間を捻出していました。
これを2か月間やってきましたが・・・精神的に辛いものがありました。
「早く仕事を片付けなきゃ」「早くご飯を作らなきゃ」「買い物どうしよう」「試験までもう日がない」など、常に焦りながらの生活でした。
自分で受験を望んだとはいえ・・・。
ずっと焦燥感を感じながらの日々でした。
それだけに、試験が終わった時の解放感、安堵感は相当なものでした。
勉強期間は多めに取らないと、日常生活や仕事に支障が出ます・・・。
「資格を取りたい」というのはあくまでも個人的な願望であり、家族や会社に迷惑をかけることは許されません。仕事に直接関係ない資格なら、なおさらです。
今回は勉強期間が短いために焦りながらの勉強になり、いっぱいいっぱいになってしまっていました。反省です。
資格取得を決意した場合には、余裕のある受験スケジュールを組むことをオススメします。
■試験当日に限って腹痛が・・・
「明日は試験」ということで気を張っていたようで、朝は早く目が覚めました。
ただ、やはりというか・・・。
こういう大事な日に限って腹痛に襲われるものです。
シーラカンス宅から駅までは2キロ近くあり、バスで行きます。また、試験会場まで少し歩かなくてはいけません。
さらに、試験は時間が短縮されたとはいえ、60分あります。
途中退席も可能ですが、もし問題を解き切れなかったら不合格が確定します。
腹痛に襲われたらアウトです。
バスを途中で降りたら間に合わないかもしれません。
試験中に退席したら不合格の恐れがあります。
そうなれば2か月に渡る必死の努力が全てパーになります・・・。
正直なところ「問題がうまく解けるか」よりも
「途中で腹痛にならないか」
の方が気になって仕方がありませんでした。
何とか乗り切って難を逃れましたが、体調管理は大事だと痛感しました。
前日の夜は健康的なものを食べ、お酒を控え、十分に睡眠を取る・・・など、出来るだけのことをしておきたいですね。
■アルコール消毒で・・・
試験会場に入る時、検温とアルコール消毒を求められました。今となっては、お馴染みの光景です。
検温を済ませ、アルコール消毒をしようとスプレー(カビキラーみたいな方式)しようとしたところ・・・。
容器が折れました。
トリガー部分とボトル部分が真っ二つ。
もう、それは見事に。
あまりに突然のことで、
「嘘やん・・・!!」
と結構大きな声で言ってしまいました。本当にびっくりしました。
幸運なことに、消毒液をまき散らすことはありませんでしたが・・・。
とにかくビックリしました。こんなことってあるんですね。
ちなみに、係の人は必死に笑いをこらえていました。申し訳ない・・・。
ただ、そこで心底ドッキリしましたので、その後は冷静に試験を受けられました。
ある意味「厄払い」になって良かったかもしれません。
■無事に問題を解けました
いろいろありましたが、試験は意外と上手くいきました。
今までにやってきた過去問と似た問題ばかりでしたし、試験前にトラブルもありましたので
「今更怖いものなどない」
という心境で落ち着いて解けたのが良かったようでした。
また、余った時間に見直しをしたところ、書き忘れを2か所発見しました。
これで4点くらいは拾えたと思います。見直しと検算は大事ですね。
個人的な感触ですが・・・おそらく合格だと思います。
やれることはすべてやりました。
持てる能力のすべてを出し切りました。
今日まで、困難な状況にあっても、何とか勉強時間を捻出してきました。
これで落ちるなら、仕方ない。
あとは自分の能力を信じるのみです。
■次はどうしよう?
以上、私・シーラカンスの簿記3級の受験体験記でした。
今回の試験は
・「勉強時間が短く、無理をしたこと」
・「机に向かわないと出来ない分野だと忘れていたこと」
・「勉強期間が少ないために、常に焦る羽目になったこと」
ことが反省点ですね。
次に資格を取得するときは、もう少し余裕を見て計画を立てようと思います。
次受けるなら、勉強しやすい一問一答式の試験がいいな・・・(願望)。
個人的に「いいかも」と思っている資格はいくつかあります。
・日商簿記2級
・FP3級
・運行管理者(貨物)
・登録販売者
・けん引免許
私としては「FP3級」がいいかな、と考えています。
投資家の一人として、下手な投資本を読むよりも、カッチリと体系的に勉強したほうが今後の役に立ちそうだと感じるからです。
きっと、自分の投資にも役立つことでしょう。
FP3級を受ける場合、出願は3月下旬、受験は5月末になります。
また動きがあれば、記事を書こうと思います。