株を買いました 2022年12月・・・そして「欲」

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 クリスマスも終わり、いよいよお正月の雰囲気が出てきましたね。

 

 さて、今月の給料が入りましたので、今年最後の株の買い付けをしました。

 

 今月は「何を買うか」を少し迷いましたが、しっかりと買い増しできました。

 

■今月のお買い物

・JNJ(ジョンソンエンドジョンソン):$177.94

・DEO(ディアジオ):$180.09

・PEP(ペプシコ):$183.5

・WMT(ウォルマート):$143.4

 

 すべて1株ずつ買い増ししました。

2022年12月30日現在のポートフォリオ

 

12月30日現在の円グラフ

■「何を買うか」問題

 元々の計画では、WMT(ウォルマート)とJNJ(ジョンソンエンドジョンソン)の2銘柄を買おうと思っていました。

 

 しかし、今月は

 

・予想よりも少し給料が多かった(年末調整で還付があったようです)。

・少し前に臨時収入があり、一部をドルに替えていた。

・前月のドルの使い残しが少しあった。

 

 ことから、買い付け資金に少し余裕がありました。これにより、

 

・WMTとJNJを2株ずつ買う(計画通り)

・WMT・JNJに加えて、比率の低いPEP・DEOも買う。すべて1株ずつ。

 

 という2つの選択肢を選べることが分かりました。元々は2銘柄だけ買うつもりだったのですが・・・。ちなみに、合計金額は両方とも同じくらいです。

 

 こうやって、「何を買おうかな」と戦略を考えるのも、個人的には好きな時間です。

戦略を練り、選べる・・・出典:いらすとや様

 

 「選択肢があって、選べる」ということに喜びを感じます。

 

 考えた結果、16銘柄もありますから、

 

 「なるべく銘柄を分散して買い増して循環するのもいいかな・・・」

 

 と、4銘柄を1株ずつ買うことにしました。また、

 

 ・ポートフォリオの中で特定の銘柄が突出するのを避けたい

 

 ・高値掴みしてしまった場合のダメージを減らしたい

 

 という狙いもあります・・・うまく伝わるでしょうか? 例えば、

 

 ・16銘柄を毎月1銘柄買うなら、次の買い付けは16か月後です。

 

 ・16銘柄を毎月2銘柄買うなら、次の買い付けは8か月後です。

 

 ・さらに、毎月4銘柄買うとしたら、次のチャンスは4か月後に巡ってきます。

 

 もし高値掴みをしてしまっても、買い付け頻度が多くなれば、次の買い付けでダメージを薄めることができる・・・という考えです。次の買い付けで安く買えたなら、平均取得単価も下げられます。

 

 「買うタイミングの分散」「一度にその銘柄に賭ける資金の分散」とも言えますね。

 

 単純に「いろいろ買いたい」という、個人的な「欲」もあります。

色々買ってみたい・・・出典:いらすとや様

 

 すべて自己資金で運用していますから、誰の許可も認可も必要とせず、自分の好みや信念を優先できるのも「個人投資家の特権」だと思います。

 

 手数料的にはちょっと無駄があるかもしれませんが、私は満足です。

 

■来月は何を買う?

 来月は、ポートフォリオに占める比率の低い、

 

・BTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)

・V(ビザ)

 

 を買い増ししたいと思います。

 

 また、ふるさと納税を済ませてしまうのも良いかもしれませんね。

 

 個人的には、鮭の切り身や新巻鮭、干物などの「冷凍保存のきく魚介類」が欲しいです。刺身の冷蔵便も良いですね。

 

 ふるさと納税をするなら、その市町村の特産品を選んで楽しむのが良いと思います。

 

 税金は絶対に払わなくてはいけないものですし、どうせ払うなら、「払えるうちに払う」・・・ふるさと納税をやって、税金の一部を先払いしておくのが良いと思います。

「株を買う」以外の戦略もあります・・・出典:いらすとや様

 

■新しい銘柄を買うか迷う・・・

 ここ最近、ポートフォリオの銘柄を増やすかどうか迷っていました。

 

 MA(マスターカード)が気になるのです。

VISAに並ぶ巨大ブランドです・・・valuewalk様

 

 既にV(ビザ)を保有していますから、クレジットカード銘柄がないわけではないのです。ただ・・・。

 

・「決済網を提供し、手数料を徴収し続けられる」

・「貸し倒れリスクなどはカード発行銀行や信販会社に丸投げできる」

 

 というビジネスは、とても魅力的なのです。

 

 V(ビザ)の場合、営業利益率は驚愕の60%越えを誇ります。

 

 クレジットカードの世界シェア(2021年度)は

 

・V(ビザ):38.81%

銀聯カード:34.09%

・MA(マスターカード):24.11%

・AXP(アメリカンエクスプレス):4.37%

JCB(株式会社ジェーシービー):2.40%

・Diners(ダイナーズクラブ、ディスカバー):1.68%

 

 

 となり、V(ビザ)とMA(マスターカード)の両方を保有すると、世界シェア62.92%ということになり、

 

 「世界でカード払いする人の6割が私のお客様」

 

 という状態になります。株価が少々高い($348=約46,300円)のと、配当利回りが低いのがネックではありますが、「欲しいなぁ・・・」と思ってしまうのです。

 

 私自身、マスターカードを使っていた時期があり、便利なことは知っています。

 

 ただそうすると、「全銘柄を均等に買い付ける」という前提が崩れてしまいます。

 

 現状では一応「16社買う・・・各5%ずつを目標に」というのを目安としています。

 

 これを防ぐには

 

 「20社買う・・・各4%ずつ均等買い付け」

 

 が一番スッキリするでしょう。ただ今度は、

 

 「MA以外の残り3社はどうするの?」

 

 という悩みが出てきます。もうすでに「私自身が納得できる銘柄」で固めていますし、なかなか「これは!」という銘柄が見当たらないのです。

 

 そもそも、「条件を満たすために無理に株を探す」というのもどうなのか、とも思いますし。うーん、悩ましい・・・。

 

 「もし新たに買うなら」と色々調べていますが、なかなか「これ欲しい!!」という

 

 「パッション」

 

 ・・・「情熱」を持てる銘柄ってないものですね。

 

 仕事中に「次の給料で、あの銘柄を絶対買うんだ!」と思えるかどうか。

 

 私は、結構重要なことだと思っています。

 

■「欲」に支配されていないか・・・?

 

 一応、候補になりそうなのは

 

・MA(マスターカード

・CVX(シェブロン

・UNH(ユナイテッドヘルスグループ)

・CAT(キャタピラー

 

 あたりでしょうか。でもよく考えると

 

・「業界1位」を既に持っている。それで十分では?

・株価が高すぎる。(特にUNHは7万円以上します)

・私の戦略とはちょっと離れている。

・私自身が利用したことがない&日本で展開していない。

・そもそも16社もあるのに、さらに4社増やして意味があるのか?

・今持っている銘柄の買い足しを優先するときではないか?

・いっそのこと、株に限らず、ETFや債券でも良くないか?

 

 などの「問題点」・「リスク」「デメリット」が目立ちます。

やだー本当にいいのかしらねー(ヒソヒソ)・・・出典:いらすとや様



 私自身は、キャタピラー社のブルドーザーを運転したことがありませんし、米国の医療保険に加入したこともありません。私の銘柄選択の基準である、

 

・「自分で製品やサービスを利用できる会社を買う」

・「出来る限り業界1位か、他にない特徴を持つ会社を選ぶ」

 

 にも反しています。

 

 こうしてブログで文字に起こし、冷静に考えてみると、

 

「MA(マスターカード)株が欲しいがために、自分をごまかしている」

 

 ような気がしてきました。冷静にならなくてはいけませんね。

 

 確かにMA(マスターカード)はいい会社ですが、既にV(ビザ)という「同業他社」を保有しています。それだけでも十分恩恵を受けられるでしょう。

 

 V(ビザ)の株を保有しているだけでも、世界でカード払いする人の4割近くが私の顧客となるのですから・・・。

 

 また、私のポートフォリオの中では珍しい「IT、先端技術の会社」「金融銘柄」という役割を十分に担ってくれています。

 

 また、配当を求めるなら、他にも素晴らしい企業があるでしょう。

 

 なんだか、今保有している16社で十分だと思えてきました。

 

 すべて自分好みの優良な会社たちです。

 

 すべて、

 

 「この会社の株を買いたい!」

 

 というパッション(情熱)を感じる銘柄です。

 

 ああ、私は何を揺らいでいたのでしょうか。別に今の銘柄に不満もないのに。

 

 正月休みで時間はまだまだあります。色々考えを練ってみようと思います。