株を買いました 2022年10月 覚悟はありますか

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 今月も無事に株を買い増しできましたので、お伝えします。

 

■今月のお買い物

・PG(プロクター&ギャンブル):$133.84 3株

・MMM(スリーエム):$122.59 2株 

2022年10月29日現在のポートフォリオ

2022年10月29日現在のポートフォリオ グラフ

 今回はちょっと無理をして買い付けました。決して多くはない給料から何とか96,000円を用意し、思い切って買い付けました。

 

 PGもMMMも日本円だとそれなりの株価(PG:約20,000円・MMM:約18,000円)であり、それでも「どっちかはもう1株多く買いたい・・・!」と思ったのです。

 

 今回ちょっと無理をしてでも買い増ししましたが、ポートフォリオ上の損失が$400前後から$75前後に薄まり、早くもいい効果を感じています。「含み損は売るまでは確定しない」、「含み損は気分の問題」ではありますが・・・やはり、含み損が減るのはなんだか嬉しいですね。

 

■株価下落と訴訟問題・・・気にしない

 MMM(スリーエム)は、「米軍に納品していた耳栓に欠陥があり、難聴になった」として、23万件以上の訴訟を起こされる・・・という深刻な訴訟問題を抱えているようです。

 

 また、海外売上高比率が高い企業のため、ドル高(外国からMMM製品を買おうとすると、現地通貨で考えると高価になり、買いにくい)の影響を強く受けています。

 

 そのため、株価が下落しているようです。

 

 しかし、あれほどの巨大化学メーカーがつぶれることはそうそう無いだろうと私は思っています。

 

 従業員数95000人もの大企業が倒産した場合、米国経済への影響は大きいと考えています。「スリーエムショック」とか起きたりして、景気は一気に悪化するでしょう。

 

 また、どうしようもないほど経営が行き詰まっても、保有しているブランド・製品を他社に売却して資金を作れると考えています。そのため私は、

 

 「潰せるもんならやってみな」

 

 と、気にすることなく買い増しすることにしました。

 

 また、たばこメーカーも同じではありますが、基本的に、巨大企業には訴訟は付き物です。いちいち気にしていたら、どの銘柄も買えません。また、各社とも法務部があるでしょうし、ある程度対処できると考えています。また潤沢な利益をもとに、優秀な弁護士も雇えます。

 

■調子が悪いからって見捨てたりなどしない

 そもそも、私が気にしたって仕方のないことです。

 

 なに? 気にしたら株価上がるの? 訴訟問題解決するのか???

 

 アドラー心理学でいうところの「他者の課題」「課題の分離」です。

 

 「自分にコントロールできないことを気にしても仕方ない」のです。

 

 一時的に調子が悪いからって、見捨てることは決してしません。

 

 「一生の付き合いになるだろう」と覚悟を決めて、ポートフォリオに迎え入れたのですから、決して売りません。

 

 もし倒産したら?・・・自分の見る目がなかっただけです。

 

 株が紙くずになったとしても仕方がないことです。

 

 「投資は自己責任」なのだから。

 

■「長期投資家」なら、きっちり苦しめ・・・

 株価が下がり続け、大損害を垂れ流したとしても、それは自分の選択が悪かったのです。売り払って、自分だけさっさと苦しみから逃れようなど、そんなズルいことをしてはいけません。

 

 きっちり苦しむことです。

 

 自分で選んだ株でしょう?

 

 甘んじて、大出血と痛みを負い続けるしかないのです。

 

 それほどの覚悟がなければ、「長期投資を志している」なんて、恥ずかしくて言えないのです。

 

 だってそうでしょう? 

 

 「でもお前、すぐ売ってるじゃん」  

 

 なんて指摘されたら恥ずかしいなんてもんではありません。

 

 「恥ずかしいの極み」です。

 

 「長期投資」とは、「未来がどうなるか分からないのに、それでも資産を投じっぱなしにする」という、不確定な未来に対するリスクを全力で負った投資手法です。

 

 安定しているように見えますが、「リスクを取る方向性が違うだけ」で、実はけっこうリスクを取っています。度胸と胆力が必要なのです。

 

 それが嫌なら短期トレードという手法もあります。すぐ買って、すぐ手放すのですから、未来に対するリスクは小さくなります。それでもなお、「長期投資」という手法に賭けるなら・・・。

 

 「株を買う」という形でお金と経営を任せたのだから、信じて静観するのみです。

 

  それが出来ないで売却してしまうのなら、そんな銘柄、ポートフォリオに組み入れてはいけません。

 

 株価が急落しているときに「今がチャンス!」と思える銘柄のみを保有しましょう。