こんにちは、シーラカンスです。
投資をされる方であれば、「もっと投資したい」と考え、倹約に取り組むことと思います。もちろん、私、シーラカンスも同じです。
倹約し、賢くお金を配分していけば、お金が残ります。
残せたお金を投資に回すと、自分の資産がさらに大きく育っていきます。
倹約と投資は、車の両輪のようにセットであり、大切なことであります。
「倹約」というと単に「お金を浮かせる・残すための行為」と思われがちですが、
「実は嫉妬対策・リスク回避策にもなる」
とお伝えしたいです。
■倹約は投資家の必修技能
倹約に日々取り組む投資家さんの場合、様々な策を打っていることと思います。
特に「固定費」・「毎月出ていく支払い」にはシビアになることと思います。
自分の稼ぎが良かろうが悪かろうが、毎月容赦なくかかる出費だからです。
ゆえに、これらを削ったり、乗り換えたりして金額を下げることが有効な戦略になります。家計の見直しをする場合に、真っ先に検討したいところです。
それが出来たら、「それ以外の支出」にも目が向くでしょう。
バブル期前後に活躍した投資家・邱永漢先生は、著書の中で
「買いたいと思うものの8割は不要である」
と喝破しています。また、
「本気でまとまったお金を作ろうとする人は、『支出しない』という戦略を本気で考えてみたほうが良いだろう」
とも述べています。
投資家・実業家として成功したリッチな人でさえ、支出にはシビアな意識を持っているのです。・・・いや、シビアだったからこそ成功したのかもしれません。
これから資産を作ろうという私たちも、参考にしたいところです。
また、ウォーレン・バフェット氏も倹約家として有名です。
都会ではなく田舎に住み、豪邸ではなく普通の家を安く買って住み続け、車も質素なものです。彼ほどの資産家ならいくらでも欲しいものが買えるでしょうが、彼曰く、
「買い替える必要がないから」
使い続けるそうです。
・贅沢したいために物を買っているのではなく、必要だから買う。
・別に使える・動くなら買い替える必要はない。
・「お金持ち」だと既に知られているから、見栄をわざわざ張る必要がない。
ということですね。
■「金持ちアピール」は、最悪命の危険があります
実業家や弁護士、芸能人などは仕事上、「お金がありそうに見せる」必要があります。お金に困っていそうに見えると相手に不安を与えたり、ブランドイメージが損なわれるからです。
ただ、投資家は「目立つと危ない」です。
投資家は、基本的に、目立っていいことなどありません。
「金持ちアピール」「見栄」=「ヤバい奴ホイホイ」です。
・ 変なのが寄ってくるだけです。たかられるだけです。
・借金を申し込まれる。お金を無心される。
・断れば「金があるからって偉そうにしやがって」と逆恨みされる。
・「あいつは株で儲かってるくせにケチだ」と言いふらされる。
・仕事上のミスで「株で仕事を疎かにしている」と言いがかりをつけられる。
・強盗に入られる。
・現金を渡せなければ、腹いせに殺害されるかもしれません。
・資産家が強盗に遭い、殺害された例は、過去にいくらでもあります。
・株をやらない人にとっては、
「資産のほとんどが株券であり、家に現金なんてほとんどない」
ということをイメージしづらいのです。
・・・何も、良いことなどありません。
最悪の場合、自分と家族に危害が及びます。
それだけは、何としても避けなくてはいけません。
「金持ちアピール」は、最悪、命を奪われるほどの愚かな行為なのです。
人間の嫉妬心は、本当に恐ろしいものです。侮ってはいけません。
個人的には、家の外や職場では
「お金なんてないよ、カツカツだよ(泣)」
という雰囲気でいることをおすすめします。
株・お金が豊富にあったとしても、
・見せない
・悟らせない
のが身のためです。
これも、投資家としてのリスク回避の一つです。
人間というのは、
・「自分より貧乏そう」
・「自分より下」
と思った人に対しては嫉妬しませんから・・・。
(まあ、実際にカツカツなんですが・・・)
■嫉妬で失職した消防士の例もあります
目立ってしまったばかりに、嫉妬され、攻撃されることもあります。
佐賀県で勤務する消防士さんがアパート経営で成功したものの、嫉妬に駆られた人からの告発で懲戒免職にまで発展した事例です。
私としては、この消防士さんは公務員として、最高に信頼できると思います。
資産があるのですから、「賄賂」「圧力」になど屈しないでしょうから。
また、経営がうまくいっているということは、「経営感覚」や「コスト感覚」も優れているはずです。貴重な人材です。
さらに、消防士さんが経営する不動産なら、火災報知機や防火も完璧でしょう。
ある意味「公務員の鑑」です。
税金から支払われた給料を無駄にせずに不動産に投資し、アパートを貸し出すことで地域住民に住宅を提供しているのですから。何がいけないのでしょう。
地域貢献じゃないですか。
なぜこれが批判されるのか、私には理解できません。
単純に「金持ちだ」「公務員が良い思いをしている」といった、つまらない嫉妬で告発されたのでしょう。嫌な世の中です。
■「リスク回避」としての倹約
「目立つと身の危険がある」という以外にも、倹約を勧める理由があります。
「つまらないリスクを負わないように」です。
事業や投資に積極的な人は、お金の使い方が堅実であり、シビアな人が多いです。
すでに相当なリスクを背負っているのですから、
・それ以外の部分でつまらないリスクを負いたくない
・貴重な現金を消耗したくない
・もしかしたら今後、すべてを失うかもしれない。
などの理由から、あえて贅沢を慎む投資家・事業家も多いです。
私たちも投資家です。
倹約に取り組み、無用な嫉妬やリスクを避けながら、「こっそり・ひっそり」と資産を作っていきたいですね。