給料日と投資、自分を守りながら働こう

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 今回は「給料日」と「株を買う楽しさ」、「仕事は長く続く」についてです。

 

■給料日に株を買うのが楽しいです

 現在のポートフォリオ英米株16社を各5%+定期預金20%)を定め、コツコツと買い増しを始めて半年以上が経ちます。

 

 先月末もPG(P&G)とMMM(スリーエム)を買い足しました。

 

 基本的に「その時点で最も構成比率の低い銘柄」を買い足していますが・・・。

 

 それが何だか楽しいのです。「毎月の定例行事」といえばそれまででしょうが、それでも「株を買い足す」という行為がとても嬉しいのです。

 

 「少しずつ前進している」という感覚が、「豊かになるための道を進んでいる」という実感が、なんだかとても嬉しいです。

 

 毎月、給料日の数日前になると、もらえるであろう月給を大まかに計算し、生活費などの予算を立てます。また、次に買うことになる銘柄も調べておきます。

 

 給料日当日になると給料をほぼ全額下ろし、振り分けを行います。

 

 口座に入れたり、電子マネーにチャージしたり、封筒に袋分けしたり・・・。

 

 結構めんどくさいため、勢いで一気にやってしまいます。そして残ったお金を株の買い足しに回しています。

 

 「残ったお金を全部株に回す」という、我ながら、なかなかぶっ飛んだ予算の振り方をしています。

 

■仕事中の精神安定にも役立ちます

 株を買った後も楽しめます。

 

 評価額が増え、株数も増えます。もちろん、配当金も増えます。

 

 仕事中、ふと思わず「思い切って買ってよかった」とニヤニヤしてしまいます。

 

 たとえ株価が下がってしまっても、「私は株主だ」、「私は株を持っている」という事実は一切揺らぎません。何も心配ありません。

 

 今日も明日も明後日も、投資先企業の事業は続きます。

 

 投資先企業各社の工場は、今この瞬間もフル稼働していることでしょう。

 

 世界中、あらゆる国で、製品・サービスがどんどん売れているでしょう。

 

 非常に安心感があります。

 

 また、次の給料日に向け、「何を買えるかな」「どのくらいお金を用意できるかな」などなど・・・。さらに先の「未来」に思いを馳せるのも楽しいです。

 

 1か月後、1年後、3年後、5年後、10年後、20年後、30年後・・・。

 

 自分はどうなっているんだろう? 財産を築けているだろうか?

 

 年間配当金が月給を超えているだろうか? ・・・ワクワクしますね。

 

 また、仕事中に嫌なことがあっても、何か言われても、

・「別にこの会社だけにしがみつかなきゃいけないってわけじゃないし」

・「クビにできるもんならやってみな」

・「別にあなたからは給料もらってない」

・「うちの会社」って・・・「あなたの会社」じゃないよ、会社は株主のものだよ。

・あなたも私も、ただの雇われ、ただの「駒」。もっと気楽にやろうよ。

 

 と内心で開き直って、強気でいられます。うわ、嫌なヤツ・・・。

 

 もし収入源が勤務先だけだとしたら、こうはいかなかったでしょう。もちろん口には出しませんが・・・。自分の中で考える分には自由でしょう。

 

■「自分の心を守る」という意識を

 勤務先からの給料以外にも、資産が、収入が、わずかでも「ある」。

 

 「ある」という事実そのものが、自分を精神的に支えてくれます。

 

 「仕事上の嫌なこと」をいちいち受け止めていたら、精神を病んでしまいます。

 

 自分の精神を守るためにも、ある程度の開き直りは重要です。

 

 そんなに自分を責めないで。特に自責志向の人。自分を大切に。

 

 株を長期保有していると「給料をもらう」以外の世界が見えてくるため、気を強く持っていられます。

 

 また、視野が広くなり、状況を俯瞰できるようになります。

 

 その経験・思考・知識はきっと、仕事にも役立つことでしょう。

 

 ちなみに私の場合、「シルバニアファミリー」を脳内によくイメージしています。

 

 物流センターや工場の出荷口があって、トラックがあって、自分や取引先の人が作業服を着たウサギの人形たちで・・・。そうすると、その時の自分の状況を(脳内で)上から眺めることができます。

 

 上から俯瞰すると「あれ? 意外と焦ることなかったぞ」、「ん? これ私がやる仕事じゃなくない?」「なんだ、大したことじゃないじゃん」など、特に焦っているときに冷静になれますので、おすすめです。

 

 シルバニアファミリー、かわいいですね。

 

 殺伐とした仕事中、ちょっと癒されます。

 

 また、脳内で「オカマバー」が開店するときもあります。

 

 大体、カウンターの向こうのママから笑い飛ばされ、マツコ・デラックスは話を聞いてアドバイスしてくれる・・・というイメージ図が展開されます。

 

■仕事は「防衛戦」、自分を大事にしていこう 

 仕事など、たかが「賃金労働」です。

 

 社長や創業者でない限り、所詮は「他人の会社」です。

 

 美辞麗句を並び立て、「働きがい」とか「自己実現」とか言ったところで、この事実は揺らぎません。「労働者」は、どこまで行っても「労働者」なのです。使いつぶされてはいけません。

 

 時給分の仕事はします。

 

 プロとしての誇りはありますから、自分にできる限りの仕事はします。

 

 でも会社に心まで売り渡したわけではありません。

 

 忠誠までは誓えません。ただの雇用契約ですから。

 

 会社のために私がいるのではないのです。

 

 私のために会社があるのです。逆なのです。

 

 長期投資をしたいなら、収入を細く長く得る必要があります。

 

 そのためには何とか定年まで働き切る必要があります。

 

 仕事は長く続きます。仕事は「防衛戦」です。すり減ったら戦えません。

 

 一般的に、「攻撃戦」よりも「防衛戦」のほうが難しいものです。

 

 「自分」という、最大にして唯一の戦力を、大事にしましょう。

 

 自分の心身の健康を守りながら、細く長く働いていきましょう。

 

 会社にしぶとく居座り、自分の投資のスポンサーになってもらいましょう。

 

 そして給料を得たら、株券を買いましょう。

 

 それだけで、人生が開けます。

 

 少しずつ、こっそりと資産を積み上げ、豊かになっていきましょう。