こんにちは、シーラカンスです。久しぶりに、株についてです。
■GSK(グラクソスミスクライン)が分社していました
久しぶりに証券会社のページを見て驚いたのがこれです。
6株あるはずなのに、4株になってる・・・。しかも値下がりしてる・・・。
なんか、買った覚えのない株が6株ある・・・? 買ったっけ?
調べてみたところ、GSKの家庭向け用品(歯磨き粉の「シュミテクト」や、風邪薬の「コンタック」など)部門を切り離し、HLN(ヘイリーオン)という会社へ分社したそうです。
既存株主に対しては、GSK1株につきHLN1株を割り当てるとのことで、同時に株式併合もあったため、GSKの株数が減ったようです。
今後は計算上、HLN(ヘイリーオン)はなかったことにして、GSK(グラクソスミスクライン)部分のみで計算することにします。ややこしくなるので・・・。まあでも、せっかくタダでもらった株ですし、面白いので売らずに持っておこうと思います。
■今月のお買い物
・MKC(マコーミック):4株 @$85.40
・PFE(ファイザー):5株 @$50.53
今月はこの2銘柄を買いました。保有銘柄の中で、特に保有比率の低かった銘柄です。今月は給料から8万円を入金し、さらに証券口座の余力のドルもかき集めたため、結構買うことができました。ただ、これにより、MKCが13.8%(目標は1銘柄当たり5%)になってしまう等、偏りが出てしまいました。もう1銘柄買う等したほうが良かったかもしれません。
■次は何を買う?
比率から考えると
・PM(フィリップモリス)
・XOM(エクソンモービル)
を買うことになりそうです。
■PM(フィリップモリス)って?
PM(フィリップモリス)は「マルボロ」が有名なたばこメーカーです。最近では電子タバコのIQOS(アイコス)に力を入れています。世界シェアは2位です(世界一位は中国煙草、非上場です)。
アメリカ国内では、MO(アルトリア)という別会社が販売しています。PM(フィリップモリス)から分社した会社です。訴訟リスクが高いですが、配当利回りも高く、こちらも投資家から人気のある銘柄です。PM(フィリップモリス)は、アメリカ以外で事業展開しています。
政府による規制強化や訴訟のリスクはあるものの、「原材料が紙と葉っぱ」、「依存性があるため定期購入が見込める」、「設備投資がほぼ不要」・・・等の利点があり、少なくとも自分が生きている間は倒産することはないと思っています。また高配当も魅力です。
そもそも、より依存性の強い大麻やヘロインが撲滅できていないのに、タバコを撲滅できるわけがないと思います。
また、「快楽が欲しい」という人間の本能はそうそう変わることはないだろう・・・と私は見ています。
さらに、「IQOSだけでは物足りない」と紙巻きたばこも吸っている人も多く、今後さらに利益が見込めるのも魅力です。
あと余談ですが、運送会社ではIQOSを推奨している会社が多いです。
紙巻きたばこと違って火を使わないため安全であり、また車内のヤニ汚れが少ないためです。また、トラックは会社の所有物であり、4トン車で800万円~900万円、10トン車となると1500~2000万円はする高額な設備ですから、なるべくきれいに乗ってほしいという事情もあります。
そのため、「禁煙できないならせめてIQOSを吸ってくれ」となります。
「仕事中(運転中)にタバコを自由に吸える」というのが運転手の役得のひとつではありますが、最近では私も含め、タバコを吸わない運転手も増えてきました。担当する車両がタバコ臭いとかなり苦痛のため、個人的にはありがたい流れです。
私、シーラカンスは、PM(フィリップモリス)とBTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)の2銘柄を保有しています。
タバコは嫌いですが、タバコ銘柄は大好きです。
■XOM(エクソンモービル)って?
アメリカ最大手の石油会社です。主に原油と天然ガスを扱う会社で、採掘から精製、販売まで一貫して行うことができる巨大企業です。エクソン社とモービル社(日本ではモービル石油で有名)が合併してできました。
日本でも「エッソ」「モービル」というブランド名で事業展開していました(2012年に東燃ゼネラルへ譲渡されました・・・現在のENEOS)
また米国にはもう1社、XOM(エクソンモービル)に次ぐ大企業としてCVX(シェブロン)という大手石油会社があり、そちらも米国株として買うことができます。
他社では採掘等の上流工程か販売等の下流工程のどちらかに偏ることが多いですが、XOMの場合は上流60%・下流40%と事業がバランスよく分散されているため安定性が高いのが特徴です。
また、「配当貴族」銘柄でもあり、今年で40年目を迎えます。原油価格や国際情勢に株価は左右されますが、配当狙いの長期投資の場合にはあまり気になりません。配当が維持される限りは、多少株価が下落しても買いやすくなるだけですし、かなりの巨大企業のため、安心感があります。
日本で製品を使ってみたい場合は、エンジンオイルが入手しやすいです。
環境問題のリスクや、電気自動車の台頭などのリスクはあります。しかし、発電するにも石油は必要ですし、まだまだガソリンや軽油を使う自動車は走り続けると考えています。また飛行機についても電動化は難しい(信頼性がまだ低い)ため、ジェット燃料も売れそうです。
また、もし仮に石油業界が縮小したとしても、生き残るのは最大手の企業です。私が生きている間は倒産しないと考えます。
来月はその2銘柄を買おうと思います。