こんにちは、シーラカンスです。
前回の記事で「スーパーが好き」とお伝えしました。
そのため私・シーラカンスは
・PLANT(7646)(福井県のスーパー)
・オークワ(8217)(和歌山県を代表するスーパー)
の株を100株ずつ買い入れました。どちらも大企業というわけでもなく、配当も極端に良いわけでもありませんが、長く安心して付き合うには良さそうな銘柄だと感じたのです。
ところで、私・シーラカンスは株を買い入れる前に、実際に最寄りの店舗に行って買い物をするようにしています。実際に自分で調査に行くのです。
・飲料株を買うなら実際にコーラを買って飲む。
・スーパーの株を買うなら実際に売り場を見に行って、総菜を食べてみる。
・シャンプーを作る会社の株を買うなら、その会社の製品を買って使う。
こういうことですね。自分自身が「この会社・この製品は良い」と実感できれば、安心してその会社と長く付き合えるからです。
もちろんオークワ・PLANT両社とも、実際に近くのスーパーに行きました。
実は先月、PLANTの本社(の横の坂井店)に調査に行きましたので、お伝えします。
■車で6時間以上かけてでも実際に見たい
私の場合、高速道路を使っても、PLANT本社がある福井県坂井市まで6時間以上かかります。また、軽自動車で行きましたが、高速料金もそこそこかかります。
それでも、私はどうしても、「本社周辺のPLANTの店舗の様子」を見てみたかったのです。
PLANTの場合、福井県坂井市・福井市周辺にお店が多く、その周辺に住む人にとっては「地元のスーパー」であります。
店舗が繁盛しているということは、地元の人々の信頼を得ているということでもあります・・・たとえ激安でも、総菜がマズかったり、商品の品質が低かったりしたら他のスーパーに行きますから。
駐車場が混雑しているということも、私にとってはいいサインと感じます。それだけ買い物に来たお客さんが殺到し、店舗で日常の買い物をし、売り上げが上がっているということだからです。
商品がどんどん売れ、レジに現金がどんどんたまっていく様子が想像できます。
さて今回は幸運なことに、仕事の関係で世間一般とは違うタイミングで3連休があったため、それを生かして調査に行ってきました。
■車でトコトコ走って向かいました
今回、休みの前夜に
「あ、福井行こう」(PLANTを見に行こう)
と閃いてしまったため、朝一番に出発しました。
今回は「ブログを書くための取材」でもあり、写真を撮りたかったためカメラも持っていきました。また、せっかくなのでシーラカンス(代理)も同行しました。
私の場合、愛知県から岐阜県を経由し、九頭竜湖から一般道で行きました。距離はそれほどでもない(400kmもない)ですが、山道を超えるため、かなり時間がかかりました。行きだけで7時間・・・。
途中、道の駅九頭竜で休憩を取りました。
福井県と言えば恐竜が有名です。そのため恐竜のオブジェが道の駅で出迎えてくれます。
実際に動いたり吠えたりするので、写真や動画を取っている人が結構いました。また近くには駅や恐竜の資料館などもあります。コンビニや自販機、トイレもあり、車中泊にも良さそうです。
九頭竜湖周辺ではまいたけが有名らしく、まいたけご飯を食べてみました。
「この道の駅に来たら絶対に食べたほうが良い、すごく美味しいから」と友人に勧められていたため買いましたが、薄めの味付けでまいたけの旨味を生かしていて、とても美味しかったです。
お土産としてまいたけも買いました。
ここまでくれば、あと70kmほど走ればPLANT坂井店に到着できます。休憩と昼食をしっかり取って出発しました。
■実際に買い物してきました
7時間近く運転を続け、ようやく到着しました。PLANT坂井店です。
この店舗の隣に本社社屋があります。ある意味、「本社の目が一番届く、本社の考え方が一番反映される旗艦店」と考え、この店舗を選びました。
この店舗はPLANTを中心に家電量販店、酒店、ガソリンスタンド、飲食店が集まり、ちょっとしたショッピングモールのようになっています。
PLANT自体がホームセンターとスーパーが合体したようなお店であり、とりあえずここに来れば日常のだいたいの買い物は出来そうです。とても便利ですね。
さすがに外でぬいぐるみ片手に撮影する度胸はありませんでしたので、車内から。
これがPLANT坂井店の正面からの風景です。写真右側のあたりに正面入り口があります。自動ドアが2重となっており、その間にセブン銀行のATMがあります。ちなみに店舗正面入り口の目の前にも福邦銀行・福井信用金庫のATM出張所があります。
店舗は横長の設計で、入って左側がホームセンター、右側がスーパーです。
正面入り口の目の前、店舗のちょうど中央にトイレがあります。
ところでこのお店の正式名称は「PLANT-2 坂井店」です。
店名に入る数字「2」は、店舗の坪面積を表すようです。この店舗の場合、2000坪クラスの大きさという意味だそうです。
ちなみに岐阜県に「PLANT-6 瑞穂店」という大型店舗があります。坂井店でも十分に大きいのに、この3倍の大きさか・・・。また行ってこようと思います。
PLANTの数字や売り場について詳しい方のブログを見つけました。
さて、PLANT坂井店で実際に買い物をしてきました。さすがに店内は撮影できませんでしたので、代わりにスマホでメモをしてきましたので紹介します。
・給油所が大人気、軽油は扱っていない
・入口の目の前にトイレ、迷わなくて好印象
・丸のままの魚の目がキラキラしている(土曜日なのに珍しい)
・総菜が豊富、量り売りではなくパック売りだった
・100均(ワッツ)が入っている、ハンバーガーショップもある
・ホームセンターは70番通路まである
・木材も若干取り扱いがある(さすがに木材までは無いと思ってた)
・レジは12番まである
・「10個までレジ」(買う点数が少ない人用のレジ)があるのが面白い
・レジで、カード類を持ってるか聞かれない、それは疑問を感じる
・サッカー台(袋詰めの台)が狭い、スペース的に拡大は厳しそうか
・レジ袋が初見殺し、自分で取って渡すの?店員さんに出してもらうの?
・商品は全体的に安い、自分の地元とあまり物価は変わらない
・トイレが若干尿臭がする、トイレ用洗剤や芳香剤で工夫できないか?
・駐車場はかなり広いが、バカみたいに歩くほどでもない。ほどよい広さ
・ガソリンスタンドが大人気、結構並んでる
・ヤマダ電機やリカーショップなどもあって便利
・自社運営のハンバーガーショップが店内に入っている、評判良いらしい
・薬も少し取り扱いがある
レジに若干の疑問はあるものの、これは店員さんによるものであり、改善は可能でしょう。商品自体の品ぞろえも十分で、「とりあえずここに行けば買い物が済む」という安心感があります。
自分の地元に新店舗ができるなら、恐らく結構利用すると思います。
PLANT自身もキャッチフレーズとして「生活のよりどころ」と宣言していますが、それにふさわしい便利さを感じました。
■実際に食べて確かめよう
初めてのスーパーに立ち寄ると、私・シーラカンスは必ずお寿司と唐揚げを買って食べるようにしています。その店の味と鮮度がそのまま反映されるからです。
保冷バッグに保冷剤をたくさん詰め込んできましたから、持ち帰りも安心です。揚げ物であれば、家まで鮮度を保てるでしょう。
車の中で、お寿司を食べてみました。
498円の手ごろなお寿司でしたが、この価格帯としては結構頑張っている方だと感じました。確かにマグロが少し薄いかな・・・などは感じましたがシャリはフワッと保たれ、鮮度も良かったです。他のスーパーと比べても美味しい方だと思います。
次行くときにはマグロやサーモンなどの少し高めのお寿司も食べてチェックしてみたいところです。
■給油もしてみました
実際に並んで、ガソリンスタンドも利用してみました。このガソリンスタンドでは軽油は扱っていません。ディーゼル車に乗っている人は注意が必要です。
写真に道路が見えますが、ここまで列が出来ていました。大人気です。やはり「買い物のついで」に給油が出来ると便利ですね。
■本社社屋は重要なチェックポイント
さらに、車を少し移動させて、本社社屋も撮影してきました。
見ての通り、「立派なビル」という感じではなく、思ったより質素な印象です。シャッターがありますが、その前に植え込みがあります。もしかしたら倉庫スペースか、トラックの車庫として使っていたのかもしれませんね。
24店舗のスーパーを運営する会社の本社社屋として、大きすぎず、小さすぎず、必要十分なビルだと感じます。ゴミや落ち葉などもなく、掃除も行き届いている印象です。
このPLANTがまさにいい例ですが、
・本社と工場(店舗)が同じところにある
・本社社屋が質素
というのはとても好印象です。本社社屋は利益を生みださないからです。
また、立派なビルを建てたところで、株主的には1円にもならないからです。
「だったら新店舗を作るお金に充てるか配当してよ」としか感じないからです。
その点、この社屋は良いですね。
「店舗の真横が本社」
ですから、店舗で何かあったらすぐに察知できるでしょう。
本社で勤める人も横の店舗で買い物しますから、「自分の会社の店」という意識を忘れずにいてくれるでしょう。何か改善すべき点があればすぐに察知できますから、経営にも生かされるでしょう。
店舗側の人も緊張感を持って店舗運営してくれるでしょう。「本社にバレなきゃいいや」となりにくいのは好印象です。
ちなみに和歌山県のスーパー「オークワ」はそのさらに上を行っています。
「本社と店舗が同じ建物」(=本社中島店)
という衝撃の社屋です。
「本社に店舗がめり込んでいる」感じの建物です。なにこれ・・・。
社長とかがフラッと買い物に来るのでしょうか。ここも一度行ってみたいです。
こんな感じでPLANTを色々見てきました。その結果、「安心して長く付き合えそう」という結論に達しました。株価暴落のときなどには、株を買い増ししてもいいかも・・・とさえ思えました。
やはり、自分で見て、感じて、納得して投資するのは大事ですね。
暴落が起きても度胸を持って「それでも売らずに株を持ち続ける」ことが出来るからです。
■実は悔やんでいることが・・・
ところでこの調査、唯一悔やんだことがあります。
「店舗の隣に道の駅がある」(=車中泊してもっと調査できた)
ことを、後で知ったからです。
ああああああ!!!
知っていたら車中泊して、もっといろいろ見れたのに!!!
もったいない!!
店舗の外を一周歩いたりとか、夜の様子とか朝の店舗とか、いろいろ見れたのに!!
せっかく福井県まで行ったんだから、車中泊しておけば県立恐竜博物館とか鯖江のメガネの博物館とかも寄れたのに・・・。
惜しいことをしました。次にどこかに調査に行くときは、車中泊用品を積んで出発しようと思います。
■敦賀港も見てきました
PLANTに実地調査に行った後、60㎞先の敦賀港に行ってきました。日本海を見たことが無かったため、どうしても見てみたかったからです。
このターミナルは「見学」というのは想定されていないようで、展望デッキなどはありませんでした。どちらかと言えば「空港」というよりも「駅」に近いイメージです。
空港であれば「飛行機を見に行く」という目的で行く人も多いかもしれませんが、このターミナルはあくまでも「乗下船する人のための建物」であり、見学目的でいくなら他のところが良いかもしれません・・・。それでも、大きなフェリーを間近で見られたのは嬉しかったですね。大海原へのロマンを感じます。
■実際に出掛けるのは楽しいですね
敦賀港でフェリーを見て、帰り道は全線一般道を走りました。今度は滋賀県経由、国道8号線を使ってひたすら走りました。
結局、朝8時に出発し、帰宅できたのは深夜2時ジャストでした。さすがに遠かったです。しかしそれでも、走ってよかった、行って良かったと思います。
これで「PLANTの本社を見てみたい」という念願が叶ったからです。
また、初めて見るもの、体験するものが多かったからです。
・役所にブルドーザー(除雪用)が置いてあります。
・踏切に「架線注意!交流20000V!」と書いてあります。
・(シーラカンスの地元の電車は直流1500Vです)
・初めて見るスーパーが国道沿いに点在しています(ワイプラザ)
・信号機が縦型(!!)
・言葉のイントネーションが全く違います
・総菜類の味付けが関西風です
・スノーシェッド(道路の雪崩除けのトンネル)が多くあります
家にこもっていたら知ることが出来なかった、感じることが出来なかったことですね。今後も国内株を買うときは、積極的に現地調査に出てみようと思います。
その結果を、また記事に書いてお伝えします。