「シーラカンス財団」の由来

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 今回は「シーラカンス財団」というブログ名の由来についてです。

ドーン!!! 出典:静岡・浜松・伊豆情報局様

 

 まあ、私がシーラカンスについて書きたいだけなんですが・・・。

 

 大好きなんです、シーラカンス・・・。

 

 シーラカンスとは深海魚の一種で、およそ3億5000万年前から姿が変わらないため「生きた化石」と言われ、主にインドネシアやアフリカの近海に暮らしています。

 

 日本近海では確認されてはいないものの、深海の環境は世界的に似たようなものらしく、「日本にはいない」と断言することのほうが難しいそうです。

 

 もしかしたら、日本の海をゆったりと泳いで暮らしているかもしれませんね。

 

 まだ出会っていないだけで、案外、近くにいるのかも・・・?

実は近くに・・・? 出典:@Jdragon_nest様

 

 個体数が少なく、一度は絶滅したと考えられていたほどです。

 

 そのため詳しい生態は分かっていません。しかしそれが逆に深海へのロマンを掻き立てますね。

 

 もしかしたら深海生物たちも、

 「この深海のはるか上には何がいるんだろう?」

 と、我々と同じようにロマンを感じているのかもしれませんね。

 

シーラカンスはかわいい

 

(出典:カロラータ 様)

 

 まず、このぬいぐるみを見てください。かわいいですね。

 

 優しそうな、いい顔をしています。

 

 ちなみにこのぬいぐるみは、実物にかなり近いそうです。

www.colorata.com

 

 このぬいぐるみは、シーラカンスの聖地「沼津深海水族館」(静岡県)の売店で手に入ります。人気のお土産です。

 

 世界で唯一、「冷凍標本」(つまり実物です)が見られる水族館です。

 

 ぜひ一度は行ってみてほしいです。

コンニチハー!! シーラカンスダヨー!! 出典:るるぶkids様

www.numazu-deepsea.com

 

 福島県にもいます。ここも行ってみたいです。 

www.aquamarine.or.jp

 

 私は、シーラカンスが大好きで、これと同じぬいぐるみを「特大・大・小」と複数買いました。「特大」は本棚の上に飾り、「祭壇」と呼んでいます。

 

 とても人様にはお見せできませんね。ひそかな趣味です。

 

 

シーラカンスと長期投資の共通点

 さて、それは置いといて。このブログに「シーラカンス」の名を冠しているのには、「好きだから」だけでなく、投資家としての意味もあります。

 

・深海で穏やかに暮らすシーラカンスのように、穏やかな投資をしたい。

 深海魚たちは基本的に、バタバタと激しく泳ぐことはなく、ゆったりとひれを動かしたり、漂うだけだったりと、ゆったりと生きています。

 

 またシーラカンスなど、深海生物たちは

「ちょっとくらい暗くても、寒くてもいいから穏やかに暮らしたい」

 と深海で生きることを選んだ、温厚な生き物たちです。

 

 生存競争を避けられたために死亡率が魚としては異常に低く、かなりの長寿です。

 

 私も、そのようにゆったりと生きたい、穏やかな投資がしたいと思いました。

 

・滅多に姿を見せてくれません。

 シーラカンスは絶対数が少なく、かつては絶滅したものと考えられていました。

 

 事実、シーラカンスは26種類に分類できますが、生き残れた(現在確認できる)のは「ラティメリア」という1種類のみです。そのため、滅多に姿を見ることは出来ません。

 

 投資家も同じだと思います。「確かにいるけど、滅多に出会わない」「実は自分の近くにいるかも・・・?」いるにはいるけど、なかなか出会えない・・・。

 

・「幸せを呼ぶ魚」

 シーラカンスがたまに釣れるコモロ諸島の人々は、シーラカンスを「ゴンベッサ」と呼びます。かつては「食えない」(筋張っている上に、「水を付けた歯ブラシ」というくらいに味がなく水っぽい肉質だそうです)、「役に立たない」という意味でした。

 

 現在ではシーラカンスを釣り上げると、研究用に高く買ってもらえることから、

「幸せを呼ぶ魚」

 と意味が変わったそうです。

nlab.itmedia.co.jp

・はるか昔から姿が変わらない

 シーラカンスは3億5000万年前から姿が変わっていないそうです。深海ではその間も環境が変わることがなかったため、「変わる必要がなかった」ことが理由のようです。  

 

 シーラカンス以外にも、深海生物に「生きた化石」と呼ばれるものが多いのもこのためです。

 

 また転じて、「変わらないこと」を指して「シーラカンス」に例えることもあります。

 

 下の写真は三菱自動車の最高級車、初代「デボネア」です。1964年(昭和39年)から製造され、なんと1986年(昭和61年)まで作られた長寿モデルです。

 

 形が変わらなかったことから「走るシーラカンス」と呼ばれます。

三菱のフラッグシップ 初代「デボネア」 出典:web cartop様

こち亀」38巻にも出てきます 出典:kronos official brog様

 

 今見ても、かっこいい車ですね。

 

 送迎車として、レストアしたデボネアを採用している住宅メーカーもあります。

 

  「いいものはいつの時代も引き継がれる」という理念を社用車にも取り入れたそうです。

送迎車として 出典:Nosweb.jp様

nosweb.jp

 

nosweb.jp

nosweb.jp

 

  私もそんなシーラカンスにあやかり、同じようにブレずに投資を続けたいと願い、ブログ名につけました。

 

・食事シーンが逆張りっぽい

 普段は穏やかにひれを動かして悠然と泳いでいるシーラカンスですが、チャンスと見れば俊敏に動きます。

 

 普段は深海を漂いながら、近づいてきたものをくわえて食べるという食生活で、主に魚やイカを食べるそうです。

 

 そんな穏やかなシーラカンスも、海底にうごめくものを見つけると、逆立ちスタイルで食べに行くようです。

 

 逆立ちで果敢に飛びつく・・・「逆張り」のようですね。

 

 なんというか、投資家的には縁起のいい食事スタイルだな、と思います。

 

 「チャンスを逃さない」「株を果敢に買い下がっていく」「チャンスが来るまでは穏やかに過ごして、確実にいけるときは大胆に動く」・・・シーラカンスは私たちに「長期投資の本質」を伝えたいのかもしれない、と勝手に思っています。

 

・圧倒的な個性

 普段、海底を歩くように泳ぐシーラカンス。足なんじゃないかというほどの立派なひれがついています。事実、「魚から両生類に進化して陸に上がる過程の姿を保っているのでは?」「我々陸上生物のご先祖様では?」と言われています。

 

 下の画像は、魚たちにとって未知なる空間である「陸」に果敢に挑戦した、勇気ある先駆者、

  「イクチオステガ」

  です。ちょっとシーラカンスに似ていますね。

 

  個人的に好きな生物です。

最古の陸上生物「イクチオステガ」 出典:古代生物チャンネル様

 

 また、シーラカンスには「背骨」がありません。

 

 その代わり、「脊柱」(せきちゅう)という、ホースのような管が頭からしっぽまであり、油のような液体で満たされています。

 

 この「脊柱」こそが、「シーラカンス」の語源です。

 

 「空っぽ・中空の」を意味する"koilos"(κοιλοσ)と、

 

 「骨・とげ」を意味する”akanthatha"( ακανθα)

 

 という古代ギリシャ語から

 

 ”Coelacanthus"(コエラカントゥス)・・・「空っぽの骨」

 

 と名付けられ、日本では英語風の「シーラカンス」という読み方で定着しました。

 

■なぜ「財団」?

・表現がぴったりだった&響きが良い

 字の通り、財産を築いて、それを集めて管理していくと考えたときに、「財団」というネーミングがぴったりだと思ったからです。また、

 

シーラカンス財団」、

 

ひらがな表記で

 

しーらかんすざいだん!」

 

としてみたら、とても響きと見た目が良かったのです。

良い響き・・・ 出典:いらすとや様

 

・実在する財団のように長期的に運用したいから

 どの財団かは忘れましたが、昭和初期の時点で、3500年間にわたる壮大な運用計画を立て、現在も続いている財団があるそうです。また、国内外には優れた財団が多くあり、社会福祉や教育など、多くの人々の役に立っています。

 

 私もそのように、長期的、計画的に財産を築きたいと思いました。

 

 

■実際のところは・・・

 

 まあ実際には、ヤフーファイナンスポートフォリオにつけていた名前をそのままブログの名前にしたんです・・・。語感がとてもよかったから。 

 

 今回は、ブログ名の由来について、というか私がシーラカンスが好きな理由について書きました。読んでくださり、ありがとうございました。