「働けなくなってしまった」への備えを

 こんにちは、シーラカンスです。

 今回は、雑記です。

 

■今はまだ働けるけど・・・将来は?

 私、シーラカンスはアラサーのトラック運転手です。運送会社に勤めています。

 

 私の職場では社員の平均年齢が高く、大半は50代のベテランたちです。彼らはパワフルで、家庭もあり、熱心に働いています。あの体力というか根性はすごいと思います。

仕事熱心なベテランが多い職場です 出典:いらすとや様

 

 ただ、やはり年齢とともに身体に不調が出るようで、持病についての話をよく耳にします。体力仕事のため、特に腰痛、重量物を扱うことによる腱鞘炎もよく聞く話です。

 

 また、大型免許の更新では視力検査が厳しく、視力に関する不安も聞きます。

 

 視力検査に通らなければ大型免許は取り消されて普通免許のみとなり、大型トラックの運転手として生きていけなくなりますから死活問題です。倉庫作業員やリフトマン、小型トラックのドライバーになるという手もありますが、給料は下がります・・・。

 

 大型運転手にとって、大型トラックを降りるということはかなり辛いことなのです。経済的にも、プライドの面でも。

 

 家庭もあるし、支払いもあるから働かないといけない。

 定年後も再雇用で働くつもりだ。

 貯金もあまりないし、子供の学費もかかる。仕送りもある。

 体はつらいけど、それでも働き続けなきゃ・・・。

 最近、目が見えにくくなってきた。次の免許の更新通るかな・・・。

 

 そういう話を聞くと、自分も何か備えていかないと、と思います。それと同時に、この先輩たちは、ケガや病気をして働けなくなったらどうなるんだろうかとも思います。

 

 彼らベテランの姿は、数十年後の自分の姿です。

 

 「自分の収入は自分で保障しなくては、働けなくなったときに詰む。」

 

 と、危機感を感じます。

 

■労災、失業・・・何があるかわからない人生だから

 以前いた運送会社で、同僚が仕事中に交通事故死したことがあります。別の支店の人でしたが、労災速報を見て、こういうこともあるのかと怖くなりました。同じトラック運転手として、他人事ではないからです。

 

 自分が乗っているのと同じ塗装のトラックが原型を留めていないのを見るのって・・・結構衝撃的なものです。次は自分かも・・・。可能性はゼロではありません。

 

 命が助かったとしても、治療費やリハビリ、生活費の問題が待ち受けています。運転手にはもう戻れないかもしれませんし、事故のトラウマでハンドルを握れなくなるかもしれません。ケガを負った身体では仕事探しも困難でしょう。

トラック事故(写真の会社と記事は関係ありません) 出典:静岡新聞

 

 また、トラックの荷台と物流センターのプラットホームの間に落ち、脚を骨折した人もいました。防犯カメラの動画を見ましたが、ああ、痛そう・・・。

 

 私自身、運転手になる前にいた会社(金属を扱う会社でした)で鉄板の角で脚をザクっと深く切ったこともあります。不思議と痛くなく、ズボンが血まみれになったことで気が付きました。

 

 もちろん、何らかの事情で失業することもあるでしょう。

失業は突然に 出典:いらすとや様

 

 そういえば私、重度の腱鞘炎になってしまって派遣のライン仕事をクビになったこともありました。手が動かないと何もできなくなりますね。本当に痛かった。

 

 今思えばいい転機でしたが、当時は本当にどうしよう、と不安でした。

 

■資産も貯金も「ある」という事実が大事

 働けるうちに貯金や投資を頑張っておき、万が一の時の自分を助けてあげたいと思います。年老いて、失業した、病気になった、ケガを負った・・・そのような不測の事態に備えたいです。

いざという時に助かります 出典:いらすとや様

 

 よく芸能人が不動産や資産を人気絶頂期に買っておき、ピークが過ぎてからでもそれで助かっているという例があります。例えば、樹木希林さんが不動産女王として有名です。

 

 「芸能人には保障が何もないから、買えるうちに不動産を買っておきなさい」と周りにアドバイスし、自分でも実践されていたそうです。最初に家を買ったのは21歳のときだとか。彼女の先見の明、自分でも不動産購入を実践していく度胸はすごいと思います。

大家さんになって、不動産経営もいいですね 出典:いらすとや様

 

 私は会社員ですが、「稼げるうちに稼ぎ、しっかり準備しておく」という姿勢、個人的に見習いたいなと思っています。

 

 また私自身、失業したときに貯金が少しですがあり、それがものすごく心強かったことを思い出しました。「支払いはしばらくできる」「しばらくは食べていける」と安心して次の仕事を探すことができました。

 

 額の多少を問わず、「貯金や株などの資産がある」というその事実そのものが、数年後、数十年後の自分を救ってあげられると思っています。

 

 ケガや病気の場合、治療期間を何とかやり過ごせるかもしれません。

 

 年老いて仕事が辛くなったら、「給料が下がるけど体力的には楽」という部署への異動を願い出ることができるかもしれません。

 

 給料が減ったとしても、株からの配当があれば補填できます。配当額がしっかり膨らんでいれば元本を食いつぶさずに済みますから、精神的な安心感は相当なものです。きっと、将来の自分が助かると確信しています。

 

 ■でも結局・・・

 老後がどうというよりも、投資が楽しいから続けたいと思うんです。給料日ごとに、激レアカードを集める感覚で優良な株を買い集める・・・。せっかくの激レアカードですから手放すのは惜しいです。

 

 これからも、コツコツと買い集めていきたいと思います。

 

 好きな「株」を続けて、将来の不測の事態にも備えられる・・・良いと思います。

 

 また、投資の経験がない方の場合は無理に株を買わずに、定期預金などの貯蓄でもいいと思います。昔から、「収入の1割を貯金によけておけば、食べるのに困らない」というそうです。株をやらない方の場合は、貯金から始めてみることをおすすめします。