「海外売上比率」を気にしていますか

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 最近「保有銘柄の見直しを進めている」「国内株に興味がある」ということで、色々な銘柄を研究しています。優待株も「優待品がドーンと届く」という非日常感があって面白いですね。

 

 私・シーラカンスは元々は米国個別株一辺倒でしたが、それはある意味「他国への一極集中投資」とも言えるわけで、私・シーラカンスは「リスク」と考えました。

 

 そのため、今は日本株に熱い視線を注いでいます。

 

 日本は衰退してきているとはいえ、国内には1億人以上の大きなマーケットがありますし、世界的に見れば経済的にまだ豊かな国です。

 

 国内で生活する限り「日本円での支払い能力」があれば生きていけますから「円貨で配当をもらう」のも悪くないかと思います。米ドルと日本円の両方で配当が入れば為替リスクの低減にもなります。

 

 さて今回、実際に日本株を買いましたのでお伝えします。7月くらいから買っていましたので若干の含み益が出ています。ちょっと嬉しいです。

 

■今回買った株

・6272 レオン自動機(製パン機械の製造会社)

・7839 SHOEI(バイク用高級ヘルメット)

・2157 コシダカHD(カラオケまねきねこ

 

 この3社をそれぞれ100株ずつ買い入れました。ただしコシダカHDだけは資金不足だったために「単元未満株」で少しずつ集めて100株にしました(50+35+5+10株)。

 

■何が良くて買ったのか?

★2157 コシダカHD(まねきねこ

 完全に私・シーラカンスの趣味で買いました。

 

 海外展開も少々していますが、ほぼ内需企業です。

 

 配当利回りはちょっと物足りない(約1.8%)ため投資主力には出来ませんが、「優待枠」としてずっと保有しておくには良い銘柄だと思います。小売業などと違って「在庫リスク」が無いのも安心です。

 

・カラオケが大好きで個人的によく行く

・仕事中(夜勤のタクシー)に繁華街のまねきねこ前で待機するため馴染み深い

・カラオケ店舗数国内ナンバーワン(コロナ禍の時に閉店した店舗を買っていった)

・優待が魅力的(3年以上保有で優待券4000円。配当と合わせれば利回り約4.5%)

まねきねこの例 出典:コシダカHD様

 

★6272 レオン自動機

 世界で初めてお饅頭やクロワッサンの自動成型機を完成させたメーカーです。

 

 製パン会社や洋菓子店などが主要顧客です。当然、お店や工場によって作りたい食品も生産規模も様々ですからオーダーメイドとなります。

 

 特に工場用の機械(食品生産ライン)の場合、納入先の生産技術の人を招いて実際の材料で生産ラインの試運転を行い、先方の納得が得られたものだけを出荷するという徹底ぶり。

 

 国内シェアは驚異の90%以上。

 

 洋菓子店やベーカリーをやりたいなら、ここの製品を買うことになるでしょう。

 

 また「生地で何かを包む」「パン生地をうにゃっと成型する」という需要は世界中にありますから130か国以上に輸出しており、海外売上比率は約70%にのぼります。

www.youtube.com

 主力商品は「火星人」シリーズ。(名前の由来は「機械を正面から見ると火星人みたいだから」だそうです・・・?)

www.rheon.com

 一般の人の目に触れることは少ないですが、人々の食生活を支える重要な会社です。

 

 「朝に食べるパン」「お土産のお饅頭」など、気付かないうちにお世話になっているかもしれません。

 

★7839 SHOEI

 バイク用高級ヘルメットで世界一の製造メーカーです。

 

 世界のプレミアムヘルメット市場の90%が日本製。そのうち60%を占めているのがSHOEIです(残り30%はARAIなど)。バイクに乗る人にとっては憧れのメーカーです。

極限状態でも信頼できるヘルメットを 出典:モーサイ様

 安全性・信頼性の高さから警察(白バイ用ジェットヘルメット)や自衛隊(戦闘機用ヘルメット)からも選ばれており、モータースポーツでも「SHOEIがいい」と指名で選ばれます。

www.shoei.com

 この会社の強みは「圧倒的なブランド力」にあります。

 

 頭を守るためだけだったら、別にもっと安い他社のヘルメットでもいいわけです。そもそも、バイクに乗らなければヘルメット自体要りません。

 

 業務やスポーツでもない限り、正直なところ「オーバースペック」と言えるほどの作り込みをしているためちょっと重いですし、高額です。

 

 それでもSHOEIのヘルメットが選ばれる。なぜ?

 

 やはり「信頼性」が抜群だからです。

 

 粗悪なヘルメットなら命を落としていた状況でも、良いヘルメットなら自分を守ってくれるという安心感があります。

 

 高級なヘルメットは高密度の材料を使っているため重たいですが、その分転倒時に頭部をしっかり保護します。

(他社のですが)時速100Km/hで転倒しても持ち主を守り切ったヘルメット 
出典:デイリーニュース・エージェンシー様

 また高級ヘルメットを求めるのは中型以上のオートバイを所有している人が多く、「少し高くても安心なヘルメットを」「どうせならバイクに似合ったカッコいいヘルメットがいい」というニーズがあります。

 

 大きなバイクを所有できるくらいの経済力があり、安全性を気に掛ける慎重さがある人・・・いわゆる「おじさま」が主要顧客です。

 

 やはり、いくつになっても男の子。カッコいいもの、バイクに見合ったちょっといいものを身につけたいという心理はあると思います。

 

 ところで、オートバイの世界ではバイクメーカー・ヘルメットメーカーそれぞれにファンがいます。

 

 スズキが好きな人、ヤマハが最高だと思う人、ARAIのヘルメットは良いぞという人、いやSHOEIがカッコいい、という人・・・。

 

 値段ではなく「このメーカーがいい」「このデザインが好き」で選ばれます。

 

 ファンがついている会社は価格競争に陥りにくいのも魅力です。

 

 多少高くても買ってくれますし、値上げしても離れていきません。そのため、純利益率が20%以上もあります。これは製造業平均(4%)の5倍です。

 

 海外売上比率は81%。世界中にファンがいる会社です。

 

■「海外売上比率」に注目しています

 私・シーラカンスは「ナンバーワン投資法」(業界1位だけでポートフォリオを固める)を実践すべく様々な銘柄を研究しています。

 

シーラカンス式銘柄選定基準

・株価20万円以内(買えなければ意味が無い)

・何らかの業界・技術で1位であること

・「純」利益率4%以上(替えが効かない会社なら稼げているはず)

・配当性向が極端でない(還元する気無いなら上場辞めればいいのに)

・その会社の製品を見た・触った・間接的にお世話になったことがあること

 

 最近はこれに加えて、

 

・海外売上比率が少しでもあること

四季報の「大株主」の投信欄が「0.0%」でないこと

 

 を重視するようになりました。

 

 

★「海外売上比率が少しでもあること」

 これは「海外の人にも受け入れてもらえる会社か?」ということです。

 

 国内だけでも1億人のマーケットがありますが、全世界には80億人近い人々がいます。全世界で商売ができるなら、単純計算で80倍のチャンスがあります。それこそバイクヘルメットならヨーロッパ辺りのバイク乗りが買ってくれるでしょうし、製パン機械ならどの国でも求められるでしょう。

 

 コシダカHD(カラオケまねきねこ)に限っては内需企業ですが、韓国などアジア圏を中心に出店し、浸透を試みています。

 

 カラオケは日本独自の文化のため、まだまだ浸透していませんが、「歌いたい」というのは人間の本能であり、その需要に応えてくれる店があると知れば海外の人にも受け入れられるかと思います。

 

 個人的には「海外でカラオケが流行ってない」というより「知られてないだけ」な気がしています。

 

 最近、繁華街のカラオケ店(まねきねこではないですが)が、ベトナム語ののぼりを店先に掲げるようになりました。おそらく「カラオケやろうよ」「Wi-Fiも飲み放題もあるよ」と書いてあるようでした。

 

 「英語」ではなく「ベトナム語」で書かれているのが新鮮でした。その店の店長さんは良い視点を持っているな・・・と感じます。地元の工場で勤めるベトナムの人は若く陽気な人が多く、カラオケとの親和性が高いからです。

 

 私の街は工業都市のため、ベトナムの人が多く住んでいます。彼らが国に帰ったとき「カラオケ店というものがあったよ」と伝え、店舗ができ、それが浸透して流行っていく・・・みたいなストーリーは十分考えられそうです。まだまだ伸びしろがあります。

 

★「投信が全く買っていない株は避ける」

 これは「流動性の問題」と「プロが一切買わないのって、何か理由があるのでは?」という警戒心からです。

 

 私は最近、ある医療機器メーカーの株に興味を持ちました。株価も4万円台、継続的に消耗品も買ってもらえそうなビジネスモデル。配当も悪くない。

 

 でも、なぜか投信が一切買っていない。

 

 一応東証スタンダード銘柄なのに不自然。

 

 大株主だった年金機構もほとんどすべての株を売り払っている。

 

 何かがおかしい。そう感じて調べてみました。

 

 そうしたらやはり、それなりの理由がありました。

 

・安定はしてるけど伸びしろも期待できない

・「正直それ、テルモやニプロでもよくない?」という主力商品

・「消耗品も互換品が出たらアウトじゃない?」

・社長が長期独裁、インタビューの記事の発言に疑問がある

・株価が最盛期(12万円台)の1/3でそのまま放置、株価対策が見られない

 

 「投信が買ってないからダメ会社」とは言いませんが、投信が全く組み入れていない(=すべての投信会社が組み入れるに値しないと判断した)ということは、それなりの理由があるものだと勉強になりました。

 

 その会社以外にも「投信0.0%」だった会社をよく調べると、

 

・株主通信に株主が知りたいことを書いていない

株主総会で質問に誠実に答えていない

・株価も配当も低位安定、配当性向10%台

・創業者が「上場企業です」と言いたいためだけに上場している

・決算資料の日付を間違えて平気で公表している

・海外への売り込みをしているがことごとく失敗している

 

 ・・・このように「あ、だからか」と納得できることが多くありました。そのため「大株主に占める投信の割合」を気にすることにしました。

 

■日本にも良い会社はあります

 元々が米国個別株専門だったため、コカ・コーラやP&Gなどの生活必需品を扱う巨大企業に魅力を感じます。

 

 ただ、日本にも同様に人々の生活に根差した良い企業はたくさんあります。目立たないだけ、気づいていないだけなのかもしれません。

 

 投資先のヒントは家の中、暮らしの中、仕事の中に転がっています。

 

 全世界のお客様にいい製品を出荷していこう、しっかり稼いでしっかり配当を出そう、という誠実な会社は国内にもあります。こういう会社の株主になりたいですね。

世界中から必要とされる会社に投資したい・・・出典:いらすとや様