こんにちは、シーラカンスです。
年末ということで「財団保有資産」がいくらあるか整理したところ、思っていたよりも増えていました。
個人的には配当狙いのため「株価が上がると買いづらいじゃん・・・」とちょっと複雑な心境ですが、やはり嬉しいですね。
さて、私・シーラカンスは最近「単元未満株」というものを取り入れています。
■「単元未満株」って何?
ざっくり言うと「本来100株ずつ買う日本株を1株単位でばら売りしてくれる」買い方です。
日本の株式は「単元制度」というものがあり、基本的には100株ずつ購入します。
1株1000円の株なら10万円、1万円の株なら100万円が必要です。
例えばユニクロを運営するファーストリテイリング社の場合、1株56350円ですから約560万円用意しないと買えません。
しかし「単元未満株」として1株だけ買うなら5万6000円で買えます。
「株価が高いけど、どうしても株がほしい」というときに有効です。
また、「少額ずつ、余ったお金を株に換えたい」というときにも使えます。
例えば警備会社のALSOKなら1252円、トヨタ自動車なら3424円。
ちょっとのお金でも無駄なく投資に回せます。
以前「節約するのは良いけど、浮いたお金、本当に投資に回してる?」「投資しないなら節約なんてやめてしまえ」という記事を書きました。
書いた以上、自分も実践しないとですね。
coelacanth-foundation.hatenablog.jp
■日本にも魅力的な会社があります
私・シーラカンスは「財務優良かつ、何らかの分野・地域でナンバーワン」という会社を求めています。
私・シーラカンスが求める条件は以下の通りです。
・自己資本比率が同業他社より高いこと。
・過去10年間に赤字(営業・経常・当期純利益)が1度もないこと。
・純利益率5%以上
・配当利回りは3%以上が望ましい。
・何らかの分野・地域で「ナンバーワン」であること。
・会社HPを見て「一般の人に知ってもらおう」という気が感じられること。
・「その会社が潰れたら、その仕事誰がやるの?」と思えること。
・(=代わりが効きにくい=価格競争に巻き込まれにくい)
・その会社の製品を手に取れる、見たことがある等、何らかの接点があること。
・もしくは工場周辺や社屋を実際に見に行けること。
このような会社を探した結果、製造業・鉄鋼業・海運業・倉庫業が集まりました。
地味で儲からなさそうな業界ですが、それでも「この会社いいな、頑張ってるな」と思える会社がいくつか見つかり、まずは1株買ってみることにしました。
「米国株8社・日本株11社・1オンス銀貨(1銘柄として考える)」の合計20社を保有し、将来的には5%ずつ均等投資したいな・・・と考えています。
これが今のところ、私・シーラカンスにとっての答えです。コツコツがんばろう。
■「1株だけ」でも意味はあります
1株だけでも株を保有すれば「株主」です。その会社の情報に目が行きます。
自分のポートフォリオに0.1%でもその会社が載ります。
配当金も入りますし、株主通信も届くようになります。
もともと自分が気に入って買った株ですから、どんどん買い増したくなります。
そのうちに100株揃い、優待や株主総会出席の権利が得られます。
「とにかく、まずは買ってみる」のが大事です。
少額で分散投資をしたいとき、「単元未満株」制度は強い味方になります。
■実際に買ってみた
私・シーラカンスが実際に買ってみた銘柄を紹介します。ほとんどの銘柄が1株2000円以下(トヨタだけ3400円)で、少しずつコツコツ買えます。
すべての銘柄に「買う理由」があります・・・長いですが書いてみます。
・5423 東京製鐵
鉄スクラップを溶かして鉄鋼を作る「電炉メーカー」最大手です。
「H鋼」(いわゆる鉄骨)で国内トップの会社です。

この会社は「電炉法」で製品を作っており、鉄鉱石から鉄を作る「高炉法」に比べてCo2排出量が1/4と環境にやさしいのが特徴です。鉄はスクラップから何度でも鋼材に再生できるためSDGs的にも優れます。
また「高炉」と違い少量(50~150トンくらい)ずつ生産できる機動力も魅力です。
最近では「自動車スクラップから自動車鋼板を生産する」(自動車鋼板は品質基準が厳しいため出来なかった)ことに成功するなど、技術力の高いメーカーです。
「自動車(スクラップ)がまた自動車として生まれ変わって走れる」・・・夢がありますね。
また社外秘であるはずの「スクラップ仕入れ価格」を全世界に公表しており、スクラップ価格の業界基準の一つになっています。
小林幸子さんとタイアップしているようです・・・いい動画でした。
・2331 ALSOK(旧・綜合警備保障)
警備業としては2位、常駐警備(守衛さん)は国内トップシェアの会社です。

現金輸送のシェアも高く、「セブン銀行ATM」などの管理も行っています。

元々はセコムを買いたいと思いましたが、条件が合いませんでした。株価が高く(50万円以上)、利回りが低い(1.7%)のです。あと創業者が書いた著書を読みましたが、ちょっと宗教っぽい・・・。
言い方は悪いですが「シェア1位にあぐらをかいている会社」という印象でした。事業内容が魅力的なだけに残念です。
一方でALSOKは株価が手頃(12万円)で、配当も警備会社としては高く(2.6%)、「株主の方を見てくれている」と好印象。
セコムと比べて時価総額は1/3、純利益率も約半分(4.9%)ですが、十分に大きな会社ですし、個人的にはこちらを応援したいです。
警備会社は基本的にずっと契約するものですし、「担当が気に入らないから他社に乗り換え」をしようにもかなりの費用が掛かります・・・機器類を全部交換しなければいけないため、「乗り換えコスト」がかなり高いのです。
また顧客は金融機関や学校、病院、富裕層の個人宅など「守るべきものがある」「お金をかける気がある個人・法人」であり、彼らが求めるのは価格競争より「安心感」。
契約料が毎月入る「サブスク」的な収益構造で安定性を感じます。
また私は「これからは景気が悪くなり、治安が悪化し犯罪が増加する」と予想し、警備会社はますます求められると考えています。
・9301 三菱倉庫
国内最大の倉庫会社です。最近は医薬品保管に力を入れています。

www.mitsubishi-logistics.co.jp
以前にもチェックはしていましたが「県内にここの倉庫が無い」ことから除外していました。ただ最近「子会社なら市内にある」ことが分かり、実際に見に行けました。
また先日、高速道路で名古屋港周辺を通る機会があり、巨大な倉庫を自分の目で確かめることができました。
他社の倉庫もありましたが、建物の数・巨大さは群を抜いていました。
「物流の2024年問題」(トラック運転手の残業規制が厳しくなる)対策で自動化も進んでおり、物価高による価格転嫁(特に倉庫の電気代が高い)もうまくいっています。大きな倉庫会社ほどこうした取り組みに積極的です。
「倉庫会社」と聞くと国内だけのイメージがありますが、海外売上高比率は20%ほどあります。
ちなみに「名古屋の倉庫会社」でいえば、名証の「名港海運」もおすすめです。いつかは買いたいと秘かに狙っています。

(非常に欲しい銘柄ですが「単元未満株」で買えず、一度に20万円を用意しないといけないために断念しました)
・9310 日本トランスシティ(旧・四日市倉庫)
三重県の四日市港を運営する倉庫会社で、中部地方では最大の規模を誇ります。

四日市港は国内で15番目に貨物取扱高が多い(5574万トン・2023年)港であり、規模は十分です。
日本が島国である限り、輸出入には船舶か飛行機が必要です。
日本の輸出入の99%が船で行われており、船への積み下ろしをする会社の需要は絶対に無くなりません。誰かが積んで、誰かが下ろさないといけないのです。
また港湾事業は特殊な仕事であり、今から他社が四日市港の仕事を奪おうとしてもかなり難しいでしょう。そのため、港での仕事に強いこの会社には安定性を感じます。
・4732 ユー・エス・エス
中古車オークションで圧倒的な国内シェアを持つ会社です。

個人向けではなく中古車販売店のためのオークション会場を提供する会社で、手数料で利益を得ています。

中古車販売店「ラビット」の運営会社でもあります。
私・シーラカンスは将来的に「新車を買える人が少なくなってくる」と考えています。物価が上がり、給料が下がり、景気が悪くなり・・・。
一方で、新車価格はどんどん上がっています。安全装備が義務化されるたび、原材料費が上がるたび、新車価格に転嫁されるからです。新車メーカーは海外に輸出して稼げるとしても、国内の一般の人は新車を買えず、中古車に乗るだろうと。
そうしたときに、この会社が求められると考えます。
・7203 トヨタ自動車
世界最大の新車メーカーで、フォルクスワーゲン社と覇を競っています。
言わずと知れた安定株であり、時価総額は日本一です。

以前はトヨタの部品を大型トラックで運んで給料をもらっていました。日々お世話になっている会社ですから、安心して株を買えます。
純利益率も9%あります。これは製造業平均(4%)の2倍以上であり、稼ぐ力の強さを感じます。
またいわゆる「残クレアルファード」(幸せの形は人それぞれですが・・・)などの「金融会社」としての側面もあり、がっちり稼いでいる印象です。
景気が良い時はトヨタ自動車が、景気が悪い時はUSSがそれぞれ稼いでくれるよう、「自動車関係」の中で分散して株を買う作戦です。
・9119 飯野海運
ケミカルタンカー(化学薬品を運ぶ船)で国内トップの船団を持つ会社です。
87隻を所有し、そのうち33隻がケミカルタンカー。
このかっこいいタンカーを見てください。
海運で稼いだ利益を不動産(ビル)にまわすことで、不況時にも安定したビジネスを展開しています。
海運会社としては珍しく、過去10年間に赤字は1度もありません。コロナ禍も黒字で乗り切りました・・・積み荷が特殊な分、コロナ禍でも仕事があったのでしょう。
海運大手3社と比べれば小さい会社(時価総額は1/10くらい)ですが、「ケミカルタンカー」「ガス船」という特殊な貨物に特化する戦略で独自の地位を占めています。
あと個人的に良いなと思ったのが会社HP。「一般の人に知ってもらおう」という意欲が感じられ、好感が持てます。
■「地味だけど必要不可欠な会社」に投資したい
日本は島国である以上、必要な資源は船で持ってこなければいけません。
化学薬品を運べるタンカーは少ないため、飯野海運の仕事は今後も途切れないでしょう・・・誰かが運ばなければ、国内に化学薬品を供給できないからです。
また警備会社、倉庫会社、鉄鋼メーカーなども同様に不可欠な会社であります。一般の人の目につきにくく、見落とされているだけです。
華はないものの、まじめにコツコツと事業を続けてくれると期待できます。
こういった「地味だけど良い会社」を発掘すると「投資家やっててよかった!」と嬉しくなります。
これからまだまだ銘柄を加えたり入れ替えたりはあると思いますが、とりあえずは現状の20銘柄でやってみようと思います。
来年も、自分らしい投資ができるといいですね。