投資先の見直しを進めています

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 私・シーラカンスは米国個別株を専門に投資をしてきましたが、最近は優待株を買ったりなど新たな戦略を研究しています。トランプ大統領の発言で株価や景気が大きく動くことに恐怖を覚えたからです。

トランプ大統領。良くも悪くも力強い人です・・・出典:CNN様



■「自分の資産は外国政府次第」という恐怖

 冷静に考えると「米国株」って外国の株。

 

 外国の株ってことは、「その国のトップによって、いかようにも状況を変えられてしまう」ということです。私の資産はアメリカの大統領次第。これってちょっとどうなの? と疑問に思いました。

 

 

 そもそも私、アメリカに行ったこともないのに。

 

 なんで全面的に妄信して、資産を全部米国株にしてるんだろう?

 

 途上国だってアメリカだって、その国の政府次第なのは一緒だよね?

 

 なんでアメリカだったら安心なの?

 

 

 

 考えてみると不思議です・・・みんなが「いい」というから??

 

 それって投資家として「自分で考えてる」? 流されてない?

 

 

 

 国で例えるならば、

 

・「主食を自国生産せず、他国1か国にすべて依存している」

・「自国軍で必要な武器弾薬を全て輸入に頼り切り」

 

 みたいなものです。

 

 安全保障上あり得ないですね。「他国に命運を握られている状態」というのは非常にまずいのです。

 

 例えば、ウクライナ紛争ではスイス製武器の弾薬や部品を「中立維持のため」とかでスイス政府が販売を拒否している・・・みたいな話もあります。こういうことがあるから、各国とも武器の国産化をしたがるんですね。(日本でも国産のを使っています)

www.yomiuri.co.jp

  

 あるいは1991年のキューバソ連崩壊により、ソ連からの安価な化学肥料や食料の輸入が全て止まり、食料飢餓の一歩手前までいったことがあります。この時はアメリカからの経済制裁があったため他国からの輸入も不可能。医薬品も底をつきました。

 

 (この時は国中に出来る限り畑や花壇を作って野菜を植え、家庭菜園で乗り切ったようです。空き缶やプランター、使えるものにはすべて土と種を。化学肥料が無いから生ごみなどの有機肥料で必死に栽培したとか)

ja.wikipedia.org

services.osakagas.co.jp

 

 また、「ウクライナ戦争の前にロシアの会社の株をもし持っていたら今頃どうなってたの?」と思って調べてみましたが、やはり事実上「紙切れ」になったようですね。

 

 投資を始めたばかりの頃に「ノリリスクニッケル」(ニッケル鉱山会社)や「アエロフロート航空」(ロシアのフラッグキャリア)、「ズベルバンク」(旧国営貯蓄銀行=ゆうちょ)の株に興味がありましたが、買わなくてよかったです。

「保管しよう! お金はズベルカッサ(バンク)へ!」・・・出典:おそロシ庵様

 

 これについて調べていたら、さかな仲間のきんぎょさんの記事がヒットしました。ありがとうございます。

www.kinngyo92.com

 

 ・・・何が言いたいか?

 

 「資産の全てが米国株(外国株)」というのは「私の資産は全てアメリカに首根っこをつかまれている」というような気持ち悪さを感じるということです。もちろん日本株だって完全に安心ではないですが、それでも分散はしておきたいです。

 

 うまく伝わるといいのですが・・・。

 

 そのため、投資先の見直しを進めています。とはいっても私の資産は少ないため、

「新しく銘柄を加えていく」感じになります。効率と簡便さでいけば「SP500を買い続ける」あたりが良いのでしょうが、私・シーラカンス

 

・「会社なんて全てろくでもないものだし、国だって一切信用できない」

・「どうせ後からゴールポストをずらす。株券の没収や課税さえもあるかもしれない」

・「民間保険はどうせ払い渋る。だったら貴金属を自分で同額持っておく方がマシ」

・「ETF投資信託を狙い撃ちにした増税があるかもしれない」

 

 という性格の悪いことを考えますから、自分で色々分散しています。

 

 やはり「国」も「会社(銘柄)」も、「資産形態」も、偏ると危険だなと感じます。

 

 

 

■銀貨を買っています

 最近、私・シーラカンスは銀貨を少しずつ買い入れています。資産の主力とは出来ませんが、「資産全てがデータ上」(=家の金庫に株券があるわけではない)という「データへの集中投資」の状態を避けるためにそうしています。

 

 「買うとき8000円くらい」「売る時6000円くらい」という単価の小ささも気に入っています。

 

 私は銀貨で儲けようとは思っていません。「価値を保存する金属片」としての役割を期待しています。もし万が一ハイパーインフレになったなら食品と交換できるかもしれません。素材自体に価値があるため、大損することもないでしょう。

 

 ちょっとくらい自宅に貴金属があるというのも面白いと思います。

coelacanth-foundation.hatenablog.jp

coelacanth-foundation.hatenablog.jp

 

■投資する国を増やします・・・日本株

 現在の私は「アメリカ」「イギリス」の2か国の企業に投資しています。

 

 これに加え「日本」の株を加えます。

 

 本当はフランスやドイツ、ベトナム、台湾あたりの会社にも興味がありますが、「海外売上比率が高い日本企業」に投資することで代替できると考えます。むしろ「各国通貨建てで代金を受け取って、日本円で配当してくれる」わけなので楽かもしれません。

 

 「配当が渋い」というデメリットもありますが、それは「株主還元に積極的」な会社だけを集めれば解決できます。日本企業にも株主を重視してくれる経営陣はいますから、そういった会社を応援したいですね。

 

 一方で「東海旅客鉄道JR東海)」などは配当が0.97%ほどしかありません。

 

 あれほど東海道新幹線で稼いでいる(年間運輸事業利益の93%が新幹線運賃から)のに配当する気はないようですね。私は配当がほしいわけなので、どんなに安定していても、どんなにシェアがあってもこういう会社の株は買えません。事業そのものは魅力的なので残念です。

 

 以前、「シェアナンバーワンの会社はどうだろう?」という記事を書いたことがありますが、最近、それを改良した選定基準で「ほしい日本株リスト」を作りました。今後はこれに沿って1社ずつ買い集めていく感じになりそうです。

coelacanth-foundation.hatenablog.jp

 

 

■ほしい日本株の選び方

 私・シーラカンスはいくつかの基準を考えて、新たな銘柄を探しました。

シーラカンス財団にふさわしい株はどれかな・・・出典:いらすとや様



・「純利益率がおよそ5%以上」

 配当を出すためには会社に体力があり、儲かっていないといけません。日本企業の製造業の平均純利益率は3%くらい(中小企業庁調べ)のため、5%あればいいでしょう。

小売業の場合だと純利益率が1%台の企業が多く、「厳しい戦いだろうな」と感じるため除外しました。優待は魅力的ですが・・・。

 

・「配当利回り3%以上」

  現在、ドイツ国債10年物の年利が約2.6%。KO(コカ・コーラ)が年利2.8%くらいです。安定した国家や巨大企業がこれくらいですから、小さめの日本企業を買うなら3%はほしいです。

 

 実はスズキ(7269)の株も良いなと思ったのですが、配当利回りが2.57%くらいしかなく断念しました。

 

 小型車専業メーカーは世界的にも珍しいですし、純利益率も高い(7%もあります)。自分自身、スズキ車に乗っていたから製品の良さも知っている、ただ配当が低い・・・。残念ですが今回はパスです。

 

・「自己資本比率がおよそ50%以上」

 業種にもよりますが、自己資本比率が40%以上ある会社は倒産しにくいと言われているようです。私の場合はもう少し余裕を見て50%以上で探しました。

 

 「製造メーカーで自己資本比率90%以上」など、鉄壁の財務を誇る会社もありました。こういう会社は研究開発も落ち着いて出来ますし、体力があっていいですね。

 

・「何かの分野でナンバーワン」

 これは絶対条件でした。「シェアナンバーワン」なら値引き競争も拒否できますし、インフレ下の「価格転嫁」も飲ませるだけの力を持つからです。

 

 「嫌なら他社に頼めば?」と言えますから。

 

 以前は「シェア50%以上じゃないと・・・」などと考えていましたが、最近では「シェアナンバーワン(国内30%)」などの会社も良いじゃないかと考えを改めました。

 

 例えば「トヨタ自動車」。

 

 国内新車シェアは30%ですが、純利益率は9%もあります。(スズキは7%、ヤマハ発動機は4%くらいだそうです)。

 

 トヨタほどの巨大企業、「シェアが50%ないから」と弾くのはちょっと視野が狭いな、と思い直したのです。

 

 

 例えば「日進工具」。

 

 6ミリ以下のエンドミル(小さいドリルみたいな部品)でシェア30%を誇ります。純利益率は13%。徹底した無借金経営で好財務です。

 

 一般的なエンドミルは研ぎ直して使いますが、小径のものは買い替えるしかありません。また工作機械も「この会社の刃具で最適化」という設計の仕方をしますから他社への乗り換えも難しい(できなくもないけどかなり面倒くさい)そうです。

 

 よほどの理由が無い限り、日進工具のエンドミルを採用した機械工場は同社のものを発注し続けるのです。ある意味「ケータイ料金」「サブスク」のようなストックビジネス(継続収入が見込める)とも言えますね。非常に安定しています。

www.ns-tool.com

 

■配当性向が極端に低くない・高くない

 配当性向も重要です。

 

 極端に低ければ「だったら上場辞めちまえ」と思います。株主に還元する気が無いなら上場廃止にすればいいのです。こういう不誠実な会社は選びません。

 

 逆に高すぎて100%を超えるような会社は「無理しすぎ」(=大丈夫かこの会社)と不安になりますから除外です。

 

 例えばトヨタ自動車なら25%。まだまだ増配してくれそうです。

 

 日進工具なら59%。利益の半分以上を配当してくれています。

 

 こういう会社に安心感を感じます。

 

■株価がおよそ15万円以下

 どんなに良い銘柄でも、自分が買えなければ意味がありません。

 

 また東証でも「1単元50万円以下になるように」と要請しています。最近株式分割をする会社が増えたのはこのためです。個人投資家としては嬉しい流れです。

 

 逆に言えば株価が高いまま放置している企業は「個人投資家お断り」であり、「東証の言うことなんて聞かない」という不誠実な企業だと解釈しています。考え方が合わないので買うことはないでしょう。

 

 一方で株価が15万円ならどうでしょう。

 

 ボーナスをもらったら1銘柄買えますね。

 

 月給から毎月5万円出せるなら、3か月積み立てれば株主になれます。これなら私のような零細投資家でも手が届きます・・・株式分割してくれた会社、ありがとう。

 

 

トヨタだけは例外、高くてもほしい

 私が「ほしい!」と思った会社で一番株価が高いのは「トヨタ自動車(7203)」。大体25万円前後で買えます。正直ちょっと高いな(若手正社員の月給と同じくらいです)とは思いますが、個人的な理由があるのです。

 

 私が「タクシー運転手」だからです。

 

 仕事の相棒は「トヨタ・コンフォート」。

「タクシーと言えばこれ」という定番車種・・・出典:宮園身障二種免協会様



 私の会社には「トヨタ・ジャパンタクシー」や「トヨタハイエース(ジャンボタクシー)」もありますが、すべてトヨタ車で統一されています。

ジャパンタクシーの例 出典:Wikipedia

 つまり、仕事の相棒は必ずトヨタ車なのです。

 

 毎日トヨタ車に乗り、トヨタ車で稼ぎ、給料をもらって生活しています。

 

 製品(タクシー車輛)の耐久性・操作性の良さ・部品供給の安定性は自分がよく知っています。見たこともないようなよく分からない会社の株を買うより、よっぽど合理性があると思います。

 

 一種の「ファングッズ」としての意味合いもありますね。

 

■自分に合わない株を売りました

 

 ほしい株を調べていく一方、手放した株もあります。

 

・大光(3160)(業務スーパー「アミカ」)

 2025年4月に「次回権利分の優待改悪」(=2025年5月末)を発表しました。

 

 今まで100株でもらえた優待を、直前になって「500株からじゃないと出さない」と。

kabukiso.blog.fc2.com

 「騙し討ち」をするような会社は信用できません。即売却。

 

・MMM(スリーエム

 連続増配が途切れたため売却。今後も減配などがあるでしょう。

 

・WMT(ウォルマート

 増配を期待していましたが、年間配当が0.97%と低すぎました。

 

 私に「低配当の株を買って資金を遊ばせている」余裕はありません。

 

 私の資金になったからにはもっと働いてもらいます・・・年利3%はほしい。

 (これらの売却金は日本株に転換しました。またお伝えします)

 

 

■今後は何を買っていく?

ほしい株リスト。手帳に入れています

 字が汚いですが、すべて「その分野でナンバーワン」で「財務優良」の銘柄です。

 

日本株:16社

・米国・英国株:8社

・銀貨(1銘柄として考える)

 

 合計25銘柄。1銘柄につき4%ずつを目指して均等投資しようと思います。これだけ銘柄があれば「分散効果」も十分でしょう。

 

 

 

 国も、会社も、時間も、資産形態も、すべて分散。

 

 お金のことについて、自分と家族を守れるのは自分だけ。

 

 投資家たるもの、「最悪」まで想定する。

 

 ちょっと疑り深いぐらいでちょうどいいのかもしれません。

 

 何かを妄信せず、「それって本当?」という視点を忘れたくないですね。