「投資に自分の都合を持ち込むな」に反対します

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 今回は「投資と個人的事情」についてお伝えします。

■日勤に戻ることが正式決定しました

 前回の記事で「タクシー会社に勤めていて、夜勤から日勤に異動すると願い出た」とお伝えしました。

 

 先日、上長から正式な確認があり、10月半ばから日勤に戻ることが決定しました。

ただ・・・「始業時間」が問題となりました。

 

 私の会社の場合、日勤帯は6時、7時、8時始業から選べますが、ちょっと悩みます。

 

・現在は7時始業が主流であり人数が多い。

・JR駅の始発は6時、新幹線の始発は6時半。7時始業だと「始発に乗りたい」というニーズを取り込めない。あと渋滞がひどい。

・8時始業は「遅く来る夜勤」とペアになるが、現在空きがない。

・6時始業だと家を出るのは5時半、起きるのは4時。

・ただし6時台は渋滞が少なく、また「早朝予約」の仕事が出来るため稼ぎやすい。

・6時始業だと15時半には帰れる。

 

 現在の私の会社では新人乗務員が増えており、正直なところ「少ない需要をみんなで取り合っている」ような状況です。

 

 また「1台のタクシーを日勤と夜勤の2人で交代で使う」という仕組みのため、「じゃあ残業で稼げばいいじゃん」という作戦も通用しません。ペアの夜勤さんが休みなら残業できますが・・・。

 

 そのため私・シーラカンスは「6時始業」で行こうかと考えています。

 

 残業が出来ない以上、朝にすべてをかけるしかありません。

 

 他の日勤者がやりたがらない分、チャンスがあります。

 

 投資も仕事も「人がやらないことをする」と旨味があるかもしれません。

 

ポートフォリオを整理しました

 来月から働き方が大きく変わるため、資産の見直しをしました。

 

★「1単元15万円以内」に絞った・・・「現実的に買えるか?」

 どんなにいい銘柄でも、私自身に資金力が無ければ買えません。そのため、「だいたい1単元15万円以内」の株にターゲットを絞りました。

 

 「7203 トヨタ自動車」を例に考えてみます。

 

 日本を代表する素晴らしい自動車会社です。配当も良く、純利益率は驚異の9%を誇ります。(※日本の製造業の平均純利益率は4%くらい)

 

 とてもいい会社ですし個人的にも欲しい銘柄ですが、問題は「株価」です。

 

 2025年9月15日現在で、およそ29万円。

 

 毎月5万円を投資に出せるとして、100株揃えるのに半年かかります。

 

 正直、1銘柄を買うのにそんなにモチベーションが保てません・・・。

 

 買えたとしても「もう100株買うのに、また半年かかるの?」と思うとうんざりします。非常に個人的な感情ですが、偽らざる本音です。

 

 

 一方で100株15万円の銘柄であれば、3か月で買い増しが完了します。

 

 ちょっと無理して7万5000円ずつ出せるなら2か月です。これなら熱意が続きます。

 

 現実的に買えなければ、資産運用もへったくれもないのです・・・。

 

★持っていた株を一部売ってしまいました

 実は私・シーラカンス日本株を3銘柄売ってしまいました。

 

・「7839 SHOEI

 高級ヘルメットの会社です。純利益率は20%とかなり高く、世界中にファンがいます。私自身、その点に魅力を感じて買いました。

 

 ただ、株価が少々高く(約18万5000円)て今後の買い増しが不安なこと、また配当利回りが若干物足りない(3.2%)ので「18万出して3%かぁ、他の会社でもよくない?(投資に対する効果が物足りない)」と感じました・・・もっと株価が安く、利回りが良く、同様に「製品のシェアが業界1位」という会社は他にもあります。

 

 「純利益率20%もあるなら、もう少し株主還元があってもいいんじゃないか?」とも感じます。製品は魅力的なので今後の株主還元に期待します。

 

・「7272 ヤマハ発動機

 オートバイで世界2位、船外機(小型のボートや漁船に取り付けるエンジン)で世界1位のメーカーです。20株だけ買ってみました。

 

 配当は良く(4.45%)で株価も手頃(11万2000円)。製品もカッコいい。

 

 株主優待もあります。

 

 ・・・ただ、純利益率が4%と同業他社より低いのです。

 

 スズキ7%、トヨタ自動車9%。四輪メーカーと比較するのはちょっと違うのかもしれませんが、「大型バイク」「船外機」「高級ボート」などの趣味性の高い製品を主力にしている割には稼げてないなぁ・・・という印象です。

 

 製品の趣味性が高い分、不況の時には一気に株価が叩き落されます。こういう時は買い増しのチャンスではありますが、「配当がちゃんと出るのか?」という点で不安があります。これらの点を分かったうえで20株だけ買ってみましたが、「今買う銘柄ではないな」と感じて売却しました。

 

・「2157 コシダカHD(まねきねこ)」

 カラオケまねきねこの運営会社です。店舗数は国内1位。

 

 株価も手頃(約14万円)で純利益率は10%。よく利用するお店であり、個人的に愛着もありますから100株買っていました。

 

 ただ、配当利回りが1.68%(2400円)と低いのが気になりました。

 

 株主優待で100株の場合は2000円分(3年以上保有で4000円)の優待券がもらえますから、それも合わせると4.19%(143000÷6400×100=4.47%)にはなりますが・・・。

 

 「もし株主優待が全廃されたとして、持ち続けたいか?」

 

 と考えたとき、答えはノーでした。

 

 そもそも「なんで株を運用してるんだっけ?」と冷静に考えると、答えは「お金を増やしたいから」のはずであり、「優待をもらいたいから」ではなかったはずです。

 

 低い利回りで資金を遊ばせているほど、私には余裕はありません。

 

 優待券はその会社でしか使えませんが、現金であればどこでも通用します。汎用性は最強です。

 

 個人的な感情としては「まねきねこの優待券は欲しいなぁ」と思いますが、それって

 

 「オモチャがほしくてハッピーセットを頼む子供」と何が違うんだ?

 

 と思い至ったので手放しました。

 

 まねきねこは好きですが、別に優待に頼る必要もないでしょう。他社からもらった配当金で行けば同じことです。

 

 グレーゾーンではありますが、優待券はヤフオク!でも取引されています。

 

 あと個人的なことですが、「日勤に変わるから他のカラオケ屋さんでも同様に安い」という理由もあります。

 

 ジョイジョイだろうが、カラオケ館だろうが、地元のカラオケ店であろうが、だいたい2000円もあれば行けます。

 

 夜勤であれば24時間営業のまねきねこ一択でしたが・・・。

 

 私の側の事情が変わったのです。

 

 まねきねこ固執する理由がなくなったのです。

 

■迷走してるのは分かってます

 こうやって書いていると、

 

・勝手に惚れ込んで買って、

・勝手に理由をつけて売却して、

・ガチャガチャとポートフォリオをいじっている

 

 のが丸わかりで恥ずかしいですね。

 

 それでも私は読者さんにいい顔をするために嘘は書きたくないですし、個人的な記録としても書き残しておきたいと思います。

 

 「自分の失敗」、「自分の負けを認める」のも大事なことです。

 

■「個人」投資家なんだから好きにしたらいい

 そもそも私は「個人投資家」です。読者さんもそうだと思います。

 

 選ぶ銘柄群は「私の独断と偏見」にまみれていますし、「自分に資金力が無い」という極めて個人的な理由で株価が高い銘柄はすべてバッサリ切り捨てています。

 

 また、私・シーラカンスは「それでいい」と思っています。

 

 

 投資の世界ではよく、

 

・「株はあなたのことなんて知らない、銘柄に惚れ込むな」

・「投資に私情を持ち込むな」

 

 と言われますが、私・シーラカンスはこれに反対します。

 

 自分の資金で、自分のために、自分の知識と経験を武器に投資運用するのだから、むしろ大いに自分の事情を持ち込むべきだと考えています。逆にそれこそが「機関投資家に無い強み」となり得ます。

 

 言い方は悪いですが「自分のカネなんだから好きにしたら」ということですね。

 

 自分のお金でリスクを取って、儲かるも損するも自分次第。

 

 危険な株を買って値上がりを狙うのも、安定企業で固めて配当金で定期収入を狙うのも、すべて自分の意思と性格次第。

 

 お金が必要になったなら株を売るのもアリだと思います。

 

 むしろ、個人的な事情や状況を考慮しない運用って「個人投資家としてどうなの?」「自分の経験や想いって無価値なの? 合理的だったら何でもいいの?」と思います。

 

 自分の経験や信念を活かせないんだったら個人投資家をやってる甲斐が無い、とすら思いますね。

 

 

 

 個人投資家たるもの、実際に見て、触って、体験して、飲んでみる。食べてみる。

 

 実際に工場や店舗に行ってみる。その結果を銘柄選定に反映させる。

 

 間違えたのなら潔く負けを認めて修正していく・・・こういうプロセスは大事にしていきたいものです。

 

 せっかく運用知識を得て、曲がりなりにも「個人投資家」という自負があるのですから、銘柄選定や投資手法には「自分だからこその考え」を全面的に入れたいですね。

 

 「個人投資家ポートフォリオ」はその人の信念・思考・人生経験、そして性格を映す鏡であり、試行錯誤の歴史であり、その人オリジナルの「知的財産」ですから。

 

■投資で問われるのはただ一つ

 株を買うのに、貴金属を買うのに、問われるのはただ一つ。

 

 「代金を払えるか?」だけです。

 

 「あなたはどうして当社の株を買おうと思ったのですか?」とか、「金地金をポートフォリオに組み入れたい理由を1000文字以内でまとめて下さい。じゃないと売らないよ」なんて言われることなんてありません。

 

 自分が好きな会社、魅力を感じるサービスを提供する会社、自分が勤めていて業界知識が生かせるセクター、大いに結構。

 

 投資はもっとわがままに、自分の事情を持ち込んでいいんじゃないかと思います。

 

 長くなるので、現在の「シーラカンス財団のポートフォリオ」は別の記事でお伝えします。

 

 今回は雑記でした。