足元を固めよう・・・不安定な相場だからこそ

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 またドル円が145円を突破しました。為替も株価も不安定な状態が続いていますね。

 

 こういう時こそ、自分の足元を固めるチャンスです。

 

 できることをやって、腰を据えた投資ができるよう、準備を整えておきましょう。

 

■投資銘柄を見直す

 最近、いろいろなブログを見ていると、「損切りしました」「投資を一時停止します」「リセッションが・・・」「政策金利が・・・」などなど、賑やかです。

 

 私は、彼らを見習って投資銘柄を再確認・見直ししてみることをおすすめします。

 

 もしかしたら、被るはずだった大損を防げるかもしれません。

 

 また、チャンスをモノにできるかもしれません。

 

 確認する点は、以下の通りです。

 

 ここでは、「現物の米国株を長期投資する」場合を想定しています。

 

 それぞれの実情に合った方法で取り入れてみてください。

 

信用取引をしていませんか? (そもそも長期投資には適さないため)

・売買益を取るために信用取引している場合、倍率は高すぎませんか?

・投資先企業の財務を、確認していますか?(赤字か否かだけでも見ておきたい)

・流行に左右される業種に偏っていませんか?

・食品や日用品など、「退屈な」銘柄にも目を向けていますか?(配当がいいため)

・ズルズルと「塩漬け」にしている銘柄はありませんか? 「腐敗」していませんか?

・損失を見て、心身が辛くなるほどの過大なリスクを取っていませんか?

・次に買ってみたいと思える銘柄を考えていますか? (安いときに買えるかも)

・十分に「分散」が効いていますか? 自分の人生でギャンブルしていませんか?

・「集中投資」していませんか? 「全賭け」になっていませんか?

・10年後に陳腐化していそうな銘柄を含んでいませんか?

 

■自分自身の安全を確保する・生活環境を整える

 自分自身の安全も確保しておきたいところです。自分の生活に不安があると、投資どころではなくなるため、重要です。

 

 心身の健康のためにも、出来ることをやっておきたいですね。

 

・公的扶助や保険制度、生活保護など、万一の時のための知識をつけておく。

・生命保険やケータイプラン、サブスクなどの「固定費」を再確認する。

・手取り月給2~3か月分の現預金をよけておく。(株を売らずに済みます)

・家の中を整理整頓しておく・不用品を処分する。

・自分の「根拠地」である「家」のなかを居心地よく保つ。

・寝具を新調したり、洗濯する等、「熟睡」を確保する。(寝不足は判断が鈍る)

 

coelacanth-foundation.hatenablog.jp

・衣替えをやっておく。風邪対策という観点からも、おすすめします。

・ショウガを使った料理などで体を温める。美味しい料理を、しっかり食べましょう。

 

■失業に備えよう・・・いろいろな制度があります

 長い人生、もしかしたら失業することもあるかもしれません。

 

 私は職を転々としていたためにあまり抵抗はありませんが、ずっと一つの企業で勤務されてきた人の場合、初めてのことで不安だと思います。仕事がある今のうちに備えだけはしたほうが良いと思います。「何もわからないまま」よりは「少しでも備えてある」ほうが断然安心できます。

 

・現時点までの履歴書を書いてみる(自分専用の見本を作っておく)

・現時点までの職務経歴書を書いてみる

(今までの功績・職能を整理するチャンス)

・自分の職種に適した資格がある場合、取得を考える。

(今の職場でも役立ちます)

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雇用保険に入って3年以上ある場合、ハローワークから資格取得の補助があります。

www.mhlw.go.jp

 私はこの制度で「大型二種免許」(路線バスや観光バス、タクシーが運転できるようになります)を取得し、6万円ほど戻ってきました。特に運転免許など、費用がかさむものを取得したい場合に効果的です。

・新たな技能を身に着けたい場合、「職業訓練」という制度もあります。

 

www.mhlw.go.jp

jsite.mhlw.go.jp

 

 (上のリンクは大阪労働局の場合)各地域に似たような職業訓練校があります。

 

・今の仕事に近い職能を身に着ける「横展開」、深堀りする「縦展開」を考える。

 

■「借金」を避ける・・・借金は「鎖」です

 借金やローンがある場合、繰り上げ返済を強くお勧めします。

 

 将来の自分が助かります。

 

 借金・ローンの返済は毎月、容赦なくやってきます。仕事があろうが、失業していようが、減給されていようが、関係ありません。一回でも滞れば、それは「金融事故」であり、信用を失います。

 

 特に、カードローンの利率は約15~19%近い高率です。

 

 ちなみに、米国債10年物から得られる利子は約3.6%、ドイツ国債の場合2.1%です。

 

 「複利のチカラ」は、逆方向に働くと「凶器」として襲い掛かってきます。

 

 自己破産することになれば、資産はほぼすべて売却することになり、そもそも投資を続けることは出来なくなります。そうなれば、資産形成はすべてゼロからやり直しです。投資家としては絶対に避けたい事態です。

 

 自己破産後に残せる財産は必要最低限のようです。やはり、株はすべて返済に充てるようです。やはり、自己破産で「人生をやり直す」のは、相当なことです。

www.courts.go.jp

www.adire.jp

 

 

 

 あえて言います。個人的な意見ですが・・・。

 

 借金・ローンは「鎖」です。

 

 借金・ローンは「未来の自分の財布から、お金を盗む行為」です。

 

 早めの見直しや借り換え、不要なクレジットカードの整理をおすすめします。

 

 また、今からローンで何かを買おうと考えているなら、

・「そもそもローン組んでまで買うようなものなのか」

・「ほかに低金利で借りられるところはないか」

・「返済計画に余裕はあるか」

・「より多く、頭金を用意できないか」

 など、もう一度考えることをおすすめします。

 

 特に自動車を買う場合、「中古車」という手もありますね。

coelacanth-foundation.hatenablog.jp

 

 私、シーラカンスは、かつて借金返済で失敗した人間です。

coelacanth-foundation.hatenablog.jp

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 どうか、私みたいな苦労をされませんように・・・。

 

■税金を気にしてみよう

 サラリーマンの場合、節税策がほとんどありません。基本的に、「ガラス張り」であり、「取られっぱなし」となります。

 

 それでも、いくつか許された節税方法が存在します。打てる手は少ないですが、せめて、やれることはやりましょう。

 

 将来的に資産が増えたとき、どのみち「税金」について考えざるを得なくなります。資産のまだ少ない今のうちから「税金を気にする」ということに慣れておくと、きっと役に立つと思います。

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 私は今年のふるさと納税で、「お箸」と「漆の茶碗」をもらいました。

 

 来年は「鮭の切り身」が良さそうだな・・・など、いろいろ考えるのも楽しいです。

 

■できることをやって、コツコツと投資を続けよう

 相場も為替も不安定な今こそ、じたばたせずに、いつも通りに、足元を見つめて過ごすことが大切です。

 

 「いつもの自分」を保てれば、変な売買をすることも思いとどまれます。

 

 こういうときこそ、自分の身の回りや、お金周りのことを整え、安心して長期投資に取り組んでいきたいですね。

 

 株の買い増しも、いつも通りに。

 

 投資の主導権は、あくまでも「自分」であるべきです。

 

 冷静に、冷静に。

 

・買った後に値上がりしたら「含み益が増えた」と喜べます。

・買った後に値下がりしても「次はさらに安く買える」と喜べます。

・どちらに転んでも、あなたが保有する「株数」は増えます。

・どちらに転んでも、「配当」はきちんともらえます。

 

 「株価」がどうだろうと、あなたの「財」、「資産」が増えるという事実は揺らぎません。「いつも通り」で行きましょう。