こんにちは、シーラカンスです。
先日、「円安だからといって投資はやめるつもりはない」「それでも買うしかない」「為替リスクを背負ってでも買い続ける」という記事を書きました。外貨建ての資産を持っておきたいという話でした。
coelacanth-foundation.hatenablog.jp
今回は「分散」「仕事」という視点から書いてみたいと思います。
今回の記事は長いです。4600文字ですって・・・( ´゚д゚`)エー
■通貨の分散を考えていますか
私、シーラカンスはある運送会社で働く、普通の会社員です。勤務先は日本企業であり、当然、日本円で給料をもらっています。英国・米国株に投資しており、毎月の給料の一部を米ドルに換え、大型株を専門に買い集めています。
私のポートフォリオは「定期預金20%(日本円)」&「英国・米国株80%(米ドル建て、1銘柄当たり5%×16社)」を最終目標として、毎月コツコツ買い進めています。「株を買う」→「定期預金を増やす」→「株を買う」・・・とループしていくイメージです。
英国・米国株が好きだということ、また、購買力の下がる一方の日本円で資産を持つことに恐怖を覚えているため、このポートフォリオに落ち着きました。
「通貨の分散」ですが、私の場合は英国・米国株を保有する形で、米ドル建て資産を保有しています。米ドルの信頼性、通用力の強さ、米国政府の力強さもあり、安心して保有できます。将来的にはユーロ建て債券なども面白いかもしれませんが、まだ資産総額がそこまで多くないため、シンプルにいこうと考えています。
■勤務先1社に依存するリスクを感じていますか
会社員の場合、ほとんどの人は1社に勤めることになります。副業がある方の場合も、「本業」といえるのは1社ではないでしょうか。
私はここにリスクを感じます。
「雇用」・「健康保険」・「年金」・「福利厚生」・「収入」・「勤務時間」・「勤務場所」・・・などなど、仕事に必要な要素をすべて1社に依存していることに対し、ものすごい集中投資をしているような感覚を覚えるのです。
・ケガや病気で働けなくなったら?
・急に減給されたら?
・かなり遠くの支店に転勤命令が出たら?
・人間関係に行き詰まったら? 上司と合わなかったら?
などなど、考えられる不確定要素は挙げればキリがありません。勤務先1社に依存していた場合、こうした困難があった時に「耐える」という選択肢しか選べなくなります。かなり辛い状態です。
私の場合、「収入だけでも複線化しよう」と考えて株を始めました。
株でなくとも、副業や不動産、インターネットビジネスなど、自分にできることなら何でもいいと思います。
とにかく、会社にすべてを依存している状態だけは避けたいのです。
「金銭的」だけでなく、「心理的」にも余裕ができるのもメリットですね。
■「資格取得」もリスクヘッジに役立ちます
また、他社に転職しやすいような資格を取得しておくのも良い作戦です。この場合、会社には内緒にしておいたほうがいろいろとやりやすいでしょう。わざわざ言いふらすこともありません。
私には理解しがたいですが、「資格取得」=「抜け駆け」「マウンティング」と考える層が一定数存在するようです。嫉妬って怖い・・・。無用な嫉妬や妨害を避けるため、資格勉強していることは黙っていたほうが得策です。
私の場合は「大型免許+大型2種免許+運転手としての実務経験」と「運送会社としては珍しい若手」という点が強力な武器となります。もし運転手をやめたくなっても、「危険物取扱者」、「ヘルパー2級」、「第2種電気工事士」といった、取得済みの資格が転職の幅を広げてくれます。
もちろん、資格さえあればいいわけではありませんし、業界未経験からのスタートは相当苦労すると思います。「資格だけ」では厳しいことも分かっています。
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それでも、何も資格取得してこなかった人と比べれば、少なくとも「応募資格を満たす」というスタートラインには立てるでしょう。
定期的に現時点での履歴書と職務経歴書を書いてみて、自分の技能と経験の棚卸しをしてみるといいと思います。転職しなかったとしても、今後のキャリアを考えるのに役に立ちますから、おすすめです。
■投資では「海外にお客さんがいるか」を気にしています
私が投資先として好むのは、「世界中にお客さんがいる企業」です。例えばコカ・コーラ、ウォルマート、エクソンモービルなどです。これら世界展開している企業の株を買えば、自分で世界中の株式を買わずとも、世界中に分散投資しているのと同じことだと考えます。
「世界中から売り上げが上がってくる(あらゆる通貨で)」→「投資先企業に集まる」→「投資先企業が事業投資する」→「余剰が配当され、自分に届く」という流れです。
投資先企業はどれも世界的大企業であり、各社の優秀な社員さんが必死に働いてくれます。彼らが頑張って世界中で事業を展開してくれます。このため、私は「英国・米国株だけで十分に地域分散が出来ている」と考えています。
一方で私は、
・鉄道
・電力・ガス
・水道
といった業種は好みません。確かに安定はしているかもしれませんが、「場所」のリスクを避けようがないからです。つまり、「逃げられない・動かせない・災害に遭いやすい・近くの国の脅威を受けやすい」ということです。
例えばヨーロッパのガスパイプラインは、ロシアの政治的思惑によって供給量が絞られています。パイプラインがどういった企業体で経営されているかは分かりませんが、設備そのものに問題がなくともガスが来なくては、経営的に大打撃でしょう。
また電力会社なども、政府からいろいろと口出しされたり圧力をかけられるリスク、災害時の設備復旧に莫大な費用がかかる等のリスクが気になります。
私はこのような「政府や近隣諸国などによってどうこうされるリスク」のある銘柄を避けたいです。
反対に、コーラやシャンプーは持ち運んで世界中で売ることができます。スーパーもどの国でも建設・営業は出来ます。医薬品なども、すべての国で必要でしょう。
石油にしても、油田を動かすことは出来ませんが、違う国に油田や製油所を分散することは出来ます。何らかの事情で販売先を変えたいときはタンカーの行き先を変えることで対応できます。
投資先の選び方は下の記事をどうぞ。
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■きっと私は偏屈なんだと思う
記事を読んでいて思うかもしれませんが、割と私はひねくれ者です。
しかし、投資家たるもの、「当たり前を疑う」「健全な批判精神」「最悪の想定」は大事だと思います。「なんとなく投資」「よくわからないけどヨシ!!」など、投資家としてはあり得ないからです。
以下、私、シーラカンスのひねくれた思考を書いてみたいと思います。
我ながら、ひどいなこれ・・・。
投資については・・・
・会社を噛ませたくないため、idecoはあえてやらずに個別株。
(会社に投資しているという事実を知られたくないのです)
・idecoも信用しない。後出しじゃんけんで課税や没収するんでしょ?
(idecoは一般国民しかやらないため、政治家は何も痛くないのです)
(増税したいときに、idecoをやってこなかった国民のひがみを利用できる)
(実際、一度やろうとしたよね?)
・日本企業を信用していないため、100%外国株。
(勤務先と保有通貨と投資先を1か国に集中させるとか恐怖でしかない)
(せめて投資先くらいは海外に分散したい)
・投資先すら信用しないから16社に分散。国すらも分散。
(米国を妄信せず、英国株もあえて加えています)
・投資信託もやらない。第三者を噛ませない。自分で運用する。
(個別株が一番シンプルという結論に至りました)
仕事については・・・
・そもそも会社を信用していない。
(派遣社員時代に労災でクビになったことがあります。絶対に忘れない)
(給料未払い→倒産のコンボに遭った経験もあります)
・上司も信用していない。上司は「お悩み相談窓口」ではない。
(悪い人ではないですが・・・一定の線引きは必要ですよね)
(どちらかといえば「取引先」「クライアント」に近い感覚です)
(敵ではないが、味方でもない。考えてみれば当然のことです)
・同僚にプライベートな話をしない。
(職場は職を全うする場。友達を作る場所ではないのです)
(個人的なこと話されても困るでしょう・・・)
・転職が容易な「資格を要する&人手不足」の職業を選んでいる。
(トラックの運転手をしています)
・人づきあいが苦手なため、一人になれる仕事をしている。
(そのくせ無駄口叩きがち・・・一人になれれば物理的に解決です)
・あえて「午前3時発」という、人がやりたがらない仕事を担当している。
(誰もやりたくないため、希少価値が出ます)
(また早朝は人がいないため、のびのびと仕事ができて快適です)
生活面では・・・
・車は現金一括、スマホも一括。月額課金は極力避ける。
(車などを買うのになぜ信販会社にお伺いを立てなきゃいけないのか)
(「毎月の支払い義務」をなるべく負いたくない)
(自分が死んだらどうやって解約するの?)
・支払いは現金のみ。スマホ決済は信用していない。
(チャージしたお金が無かったことにされたら?)
(運営次第でどうとでも改悪できる)
・クレジットカードも使わない。借金で物欲を満たすとかあり得ない。
(なぜ利息を払おうとするのか。利息は払うものではなく、もらうもの)
(管理するべき貴重品を増やしたくない)
・ポイントカードも信用せず、積極的に端数支払いに使います。
(運営会社の倒産時に、ポイントは補償対象にはなりません)
(楽天ポイント等、運営次第でどうとでも改悪できます)
・テレビなどのニュースはあえて見ない
(それ知ってどうするの? という事柄で気持ちを乱されたくないからです)
coelacanth-foundation.hatenablog.jp
・・・うわあ、嫌な奴だなぁ・・・。
こんなに長い、かつひねくれた記事を読んでくださり、ありがとうございました。
ではまた。