反面教師もまた貴重 人の失敗を活かそう

 こんにちは、シーラカンスです。

 

■謙虚なベテランはカッコいいですね

 たまに、全くの別業種から転職してきた人で、腰も低く誠実で、仕事もできる人っていませんか? 同僚はもちろん、取引先からも人気があり、自然と周りに人が集まるような人・・・。

 

 最初は「その年齢から転職してきて大丈夫か」「未経験ってマジか」と思われていたものの、実際に働き始めてみると、変なプライドもなく分からないこともちゃんと聞けるためにミスも少なく、仕事もうまくいき、周りからの信用を得るようになります。

 

 そのため彼(彼女)に自然と経験値が蓄積されていき、「仕事のできるベテラン」に成長していきます。そして頼られるために人が集まり・・・好循環です。まあ冷静に考えれば、年齢を重ねた上に未経験で飛び込んでくるくらいだから、熱意はすごいです。きっとどの業界に入っても成功するだろうと思わせる人間的魅力があります。

頼れるベテラン 出典:いらすとや様

 

 また当然、挨拶すれば必ず返してくれます。もうこれだけで印象が良いですね。

 

 別業種からの転職組ですから、やはりよその会社を知っている分、視野が広く「自分がどう見られているか」にも気を遣えている感じがします。自分を客観的に見る能力に優れた人が多いです。

 

 仕事でカリカリしていたとしても、それは表に出しません。・・・出したところでメリットがない上に、自分の評判が下がると知っているからです。

 

 私、シーラカンスも全く違う業種からの転職者ですので、そんなかっこいいベテランになりたいと思います。経験を積まなくちゃ。

 

 もちろん、今できることもあります。

 

 特に「自分がどう見られているか意識する」は特に気を付けています。

 

■残念なベテラン・・・薄っぺらいプライドと勘違い

 たまにこの意識が欠落し、言いたいことを言って、横柄に振る舞い、挨拶しても返さないような残念なベテランも見受けられます。本人は職人気質だと思っているのでしょうが・・・何か勘違いしているようにしか思えません。社内だけでなく、出入り先の工場の人にまで横柄に・・・。よく出入り禁止にならないな、と思います。単純に失礼です。

 

 正直、「ああはなりたくない」と思ってしまいます。狭い会社内で威張り散らして、みっともない・・・。自分を客観視できず、長期的にどうなるかを考えられないんだと思います。自分の子供に見られたとしたら、恥ずかしくないのかな・・・?

 

 多分、定年後の再雇用は無いでしょう。誰だってそんな人と一緒に働きたくないし。

 

 まあ、正直なところ、「比較対象がアレだったら、自分は当分の間は安泰だな」と思ってしまいますね。ひねくれた考えだとは思いますが、残念な人たちがハードルを下げてくれている分、普通に仕事していれば周りからの印象も良いですから。

 

■挨拶も返せない人のご機嫌なんて取らないよ

 私、シーラカンスの場合、明らかに挨拶を無視され、返してくれない場合は「喧嘩を売られてる」「戦闘準備」とみなし、徹底的に接触を避けます。物理的に距離を取ります。

 

 少なくとも、コミュニケーションを取りたくない、と表明されたわけですから。

 

 まあ近づけば、仕方がないのでこちらから挨拶は一応はしておきますが。

 

会えば、発声練習として挨拶はしておくけど 出典:シゴトアンサー様

 

 挨拶も返さないということは、私を人間だと思ってくれていないわけです。( ´゚д゚`)エー

 喧嘩を売ってきたのは先方です。

 「大人げない」としても、その程度の対応で十分です。

 

 そもそも、自分の息子くらいの若手に挨拶も返さないような人から学ぶことなどありません。人としてどうかと思いますし、よく観察すると大した仕事を任されていません。会社側も、普段の勤務態度を意外とよく見ていますね。

 

 また、限られた仕事しか任せられず、大した仕事をしていないため、給料もたくさんは稼げていません。会社側としても当然、クレームは避けたいため、人との接触が極力少ない仕事しかやらせません。もっと身体が楽で、稼げる仕事はあるのに。

 

 当たり前のことをする、周りに気を遣う、職場で威張らない・・・。

 

 こんな社会人として当たり前のこともしないがために、周りから悪印象を持たれることが分からないのでしょう。長い勤務経験でいったい何を学んだのでしょう? 不思議です。

単純に、アホだなぁと思うだけです 出典:いらすとや様

 

■反面教師もまた貴重

 そんな残念なベテランたちですが、彼らは反面教師として役に立ちます。わざわざ、自分の人生をかけてまで周りから嫌われ、ダメな例を教えてくれるのですから。

 

 特に若手の私に対しては威張りやすいようで、その時に自分が感じた「なんだコイツ」という印象はとても参考になります。要は、逆のことをすれば嫌われることはないんだ、と。少なくとも、恥ずかしいオッサンにはならずに済むわけです。

 

 自分が同じことをする前に実践してくれて、勝手に嫌われて、クレームになって怒られているのを見ると、むしろ「ありがたやー」と思います。同じ轍を踏まずに済むからです。

参考になります! 出典:いらすとや様

 

 「若手・新人さんから自分がどう見えているか」・・・自分を客観的に見て、ベテランになっても傲慢にならないよう気を付けていこうと思います。

 

■失敗例を探そう

 投資について調べると、景気のいい成功例が多く出てきます。ただ、私は失敗例を探して読むことを強くお勧めします。失敗例は恥ずかしいため世に出てきにくいですが、探すとたまにあります。自分が同じ失敗をやる前に知ることが大切です。

 

 ・なぜそうしたのか

 ・なぜ無理をしたのか

 ・何がいけなかったのか

 ・どうしたらよかったのか

 ・どこで油断したのか

 ・今ならどうするだろうか

 ・ほかに手はなかったのか

 

 を考えると、自分の投資戦略に役立ちます。

キュピーン!!! 出典:いらすとや様

 

 個人的に、「失敗学」とか「しくじり企業」、「航空事故」「世界大戦」「労災事例」などを調べるのが好きです。「無理しすぎ」か「過信」、「忖度」が原因になっている例が多いです。

 

 人の失敗を知っておき、自分の投資・仕事に生かすのもいいと思います。