職場で株の話はしちゃダメ! 危ない! 

 こんにちは、シーラカンスです。

 

 職場ではお金の話・・・特に投資の話はデリケートな話題のため、公言しないことを強くお勧めします。本当に、いいことないから・・・。

 

 以下、極端な例も含め、投資していることを隠したほうが良い理由をお伝えします。

 

■投資をやってる=金がある・・・身の危険

 よくある誤解です。

 

 「金に困ってないから投資ができるんだろ」・・・実際には株などを買いたいがために必死に節約に励んでいるのですが・・・。普通の人からすると、金銭的に余裕があると思うようです。

 

 単純に、身の危険があります。

 

 要らぬ嫉妬や恨み、妬みを買います。「金持ちかよ」と反感を買います。

 

 犯罪に巻き込まれる率が上がります。特に、家庭のある方はよく考えて・・・。

 

 誤解を招くことは言わないのが吉です。自分と家族の安全のために・・・。

 

■職場はお金を稼ぎに行くところです

 まず、大前提はこれです。友達や投資仲間を作りに行っているわけではありません。

 

「職場」は、「職を全うする場」です。個人的な資産運用について話す必要はありません。聞かされるほうも困ります。

 

 また、目立ってもいいことはありません。粛々と働き、月給をもらうに限ります。

 

■仕事上のミスをしたときに辛いです

 職場で投資をやっていることが知られている場合、仕事上のミスでそこを突かれます。

怒られた上に・・・ 出典:いらすとや様



 「株にうつつを抜かしてるからだ」「仕事を舐めてる」「サボってデイトレしてるんじゃないか」・・・説教に絡めてここぞとばかりに、しょうもないことを言われる可能性が大きいです。特に、トイレの回数が多い人の場合は、デイトレを疑われがちです。生理現象なのに・・・。

 

■儲かってると嫉妬される&たかられます

 「人の不幸は蜜の味」です。「大損したわー」という話は笑い話として聞いてもらえるかもしれませんが、「めっちゃ儲かってる」は嫉妬しか生みません。

 また、あいつだけいい思いしてずるい、とか、儲かってるならおごってよ、とか・・・かなり面倒なことを言われます。

 

■株やってる=金がある=金貸して・・・の危険性

 お金があると思われて借金を申し込まれても面倒です。

 

 貸したらまた来ます。2回目に断れば「ひどい」と責められます。

 

 ひどい場合、「金があるからって偉そうにしやがって」と逆ギレされたり・・・。

理不尽・・・ 出典:いらすとや様

 

 そんな理不尽なことを言われるくらいなら、貧乏に見られたほうがマシです。

 

■投資を勧めて相手が損した場合は悲惨です

 良かれと思って同僚たちに投資を勧め、実際に始めたとします。その後に損失が出た場合、かなりの確率であなたが恨まれます。

 

 投資経験の少ない人に「投資は自己責任」といっても通用しません。

 

 人間関係に亀裂を生みます。恨まれます。

逆恨みしてくる 出典:いらすとや様



 最悪、「損失を補償しろ」とか言われます。

 

 そりゃそうです、勧めてやらせたのはあなたなんだから。

 

 こうならないよう、一人でこっそり投資するのが鉄則です。そもそも投資を始めたいと考えるような人なら、人から勧められずとも自分でいろいろ調べますし聞いてきます。

興味があれば聞いてきます 出典:いらすとや様


 心配ありません。

 

■「投資をやってる」ということ自体に反感を覚える人もいます

 「俺が株を分からないからってバカにしている」「マウンティングしてくる」「ETF とか投資信託とか何それ分からない」・・・自分が投資に詳しくないことを見下している、ととられることもあります。

 

 また、過去に株などで大損した経験のある人からしたら、株の話なんて聞きたくもないでしょう。「思い出したくないのに・・・」と嫌がられます。

 

 また、上司からすると「仕事に集中しろよ・・・」と言いたくなります。

 

■「投資を勧めてくる詐欺師」と勘違いされたりします

 職場で投資を勧めたりすると、ネズミ講や投資詐欺と同列に扱われることがあります。何か怪しい投資話を勧めてくる・・・大金を取られる・・・と警戒され、仕事上の会話にも支障が出ます。

誤解です・・・ 出典:いらすとや様

 

 投資をしない人からすれば、投資をしているあなたは「異端」であり、「畏怖の対象」「こっち側の人間ではない」と見えます。

 

 更に言うと、「桐谷さんを見習って、国内株で優待を狙っているだけなんだ・・・」ならまだ理解してもらえる可能性がありますが、

優待株で有名な桐谷さん 出典:キムローの部屋様

 

米国株でドルを買って株を買って・・・などとなると、完全に「投資狂い」「なんかヤバいことやってる人」と勘違いされます。だって理解できないし。する気もないし。

 

■投資をやっている人がいたとしても、投資手法でぶつかります

 運よく職場に投資をやる人がいたとしても、その投資商品・手法は様々です。商品や手法の選択はその人の考えそのものであり、それぞれに信じる対象が違うという点では、宗教と似ているかもしれません。

 

 うまく理解しあえればいいですが、意見がぶつかった場合はその後が気まずくなります。

 

 私の近くにも金投資(特にジュエリー)を専門にする運転手仲間がいますが、その人は「今度の日曜にでも買っちゃう?」等、布教活動が強いためにだんだん避けるようになってしまいました。そんなに買えないよ・・・。

かわすのにも心理的にダメージが 出典:いらすとや様

 

 いい人ではあるけど、どうしても投資手法とかが分かり合えない・・・。せっかくの数少ない投資仲間なのに、残念な限りです。

 

 

シーラカンスの場合

 仕事中は一人でいられる時間が長いため、余計なことを言うのを物理的に避けられています。他人とお金の話題になったとしても、あまり知識がないふりをしています。

 

 余計なトラブルを避け、長く働き続けたいという思いが強いからです。

 

 また、会社が投資に噛んでくるのが嫌なため、Idecoもやりません。

 

 徹底して、米国株投資家であることは隠しています。

 

■割とヤバい性癖と同レベル

 投資をしていると会社中に広まった場合は、誤解を解くのは本当に困難です。最悪退職することになるかもしれません。

 

 「ヤバめの性癖」と同じレベルで隠し通すことを、強くお勧めします。

悪いことしてる訳ではないけれど 出典:いらすとや様

 

 投資を周りに勧めたいのは分かりますが、それをあなたがやる必要はありません。

 

 きわめて個人的なことです。

 

■どうしても話したいならブログを書こう

 米国株やETFについて話したいということは、一般の人よりも興味があり、知識があるということです。せっかくの知識を人に教えてあげたいのは分かります。しゃべって分かり合いたいのも理解できます。

 

 それなら、そのせっかくの知識と経験、ブログに書いてみませんか?

 あなたの「ふつう」は、他人の「斬新」かもしれません。

 あなたの「常識」は、他人にとって「それが知りたかったんだ!」かもしれません。

 あなたの知識が、誰かの人生を好転させるかもしれません。

 

 職場では投資については隠し、ブログの場で発散することをおすすめします。

ブログを書く人 出典:いらすとや様